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#25-07 新若人におくることば②「出版道義を守り、文化の向上に資するを第一義とする」

こんにちは、採用担当レイです。
早いもので今年も残すところ1カ月となりました。年々1年が短くなっているように感じるのですが、チコちゃん(『チコちゃんに叱られる!』)によると「時が短く感じるのは、人生にトキメキが無くなっているから」だそうです。トキメキかぁ…(遠い目)。

さて、2025新卒採用サイトにて「プロジェクトストーリー」「社員紹介」「キャリア支援」のページを公開しました。また、「採用情報」内に「募集要項」「採用FAQ」「採用スケジュール」のページを合わせて公開しました。ぜひご覧ください!

本日も前回に引き続き、コーナー新・若人におくることば」をお送りします。当社の代表取締役会長である生駒が、社内報に定期的に寄せていたコラム「新・若人におくることば リラックス」を再編集して構成したものです。

それでは第2回、始まります!


「旺文社 事業の方針」

♪高き理想をかざすもの 貫くや出版道義

これは旺文社社歌の1節です。旺文社創業90周年の記念事業のプロジェクトで、「出版道義」という言葉をはじめて目にしました。この言葉にわたしは強烈な印象を憶えました。古くさいと思うのと同時に、こんなストレートな表現をするとは、凄い決意だと思いました。

そして、この言葉は今回のテーマである「旺文社 事業の方針」の3番目の項にも出てきます。

方針3 「出版道義を守り、文化の向上に資するを第一義とする」
道義心のない出版は社会的罪悪である。将来ある若者を毒し、
堕落させ、家庭に持ち帰れない本は出すべきではない。

「旺文社 事業の方針」

会社経営にも通ずる「出版道義」

創業者・赤尾好夫がここで言っているのは、出版物の内容についてだと思いますが、わたしは会社の経営でもこのことはとても大事なことだと考えています。

昨今の風潮として、「会社が儲かればよい」「利益のためなら何をしてもよい(違法でなければ)」というような考えが、これが世界基準だといわんばかりに浸透している気がします。

しかし、そんな経営が長く続かないのは歴史が証明しています。いつかボロが出て破綻をきたします。当社経営陣でよく言っているのが、「迷ったら世の中的に正しい方を選ぼう」「旺文社は常に正しい企業であり続けよう」ということです。

新聞社が衰退した理由

最近話題のネットの記事で「新聞社の衰退はネットやスマホの普及が原因ではない…」(朝日新聞GLOBE+)というのがありました。新聞の衰退は、ネットやスマホが原因ではなく、「経営者の無理解による記者の劣化」(これは生駒がわかりやすく言った言い方です)が原因としています。

この記事の中では、グンゼの創業者の波多野鶴吉氏の言葉が引用されています。「善い人が良い糸をつくり、信用される人が信用される糸をつくる」と。新聞社は「知性ある記者・編集者」によって「信用できる情報」を届けることを怠ってきたから衰退したのだと断言しています。

世の中によいものを届けるために

ここで私が言いたいことは、よい出版物やサービス、信用される出版物やサービスを世の中に提供するためには、よい会社であり信用される会社でなければならない。そしてそのためには、社員を大切にしてよい社員を育成していかないといけないということです。

よい社員やよい経営者こそがよい本を提供することができる、本当にそうだと思います。


本日もお読みいただき、ありがとうございました。


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