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新お気に入り・中島らも

先日、面白い本が読みたい、つまり好きな作家を増やしたい、という話をしたが、なんとこのたび新しく好みの作家が現れました

その名も、中島らも

名前は聞いたことがあったのだが、本は買ったことがない作家 
アングラな作風のため割とそこまでメジャーではない作家なのか、本屋に行っても一冊あるかないか。いわゆる、1960〜1980あたりのヒッピー、フーテン文化にどっぷり浸かっていたと見受けられるので、音楽界隈の知名度はかなり高い。

音楽の話も絡めると、個人的に1969年が最もぶっ飛んで、かつ、飛び抜けてカッコよかったロックンロールの時代だと考える
ローリング・ストーンズが一番最高だったのもこの頃だと思っているし、日本でいうと村八分が結成されたのも1969年。
まさにこの頃に若者として生きていた中島らもは、ごく普通に、その最高な時代の空気感の中で生きていて、ついでにその空気感をそのまま本に残しておいてくれた
平成うまれのヒッピーもフーテンも何も知らない私にとって、この頃の若者の生活、生き方というのは知りたくて知りたくてたまらない、憧れと興味の歴史

つまり、中島らもにハマらないわけがなかったのだ ありがとうらも


とりあえず、バンド・オブ・ザ・ナイトとアマニタ・パンセリナを購入

ううううううん 凄まじくいい 凄まじくいい!
割と読むのに体力がいるタイプの作家だけど、いい!面白い
前回も、作家の人柄も込みで好みが決まると話したのだが、この点らもはいうことなし。気持ちのいい人間だなと思う
可愛らしいものに対し、ちゃんと可愛らしいと思えて、かつ、らも本人も可愛らしい。可愛らしい人間が好きだ
好きになる人の根底には「可愛らしさ」が必ずあると思っている らもは可愛い
カッコつけない、いや、本人からしたら常にカッコつけてる!と思うのかもしれないが、あのナチュラルさが好み

面白い本というのは、不思議なことにするする読めてしまうし、もっともっと読みたい!という渇きと相まってすぐ読み終えてしまう。現在、中島らも本は一日一冊のペースで読んでいる。今注文しているらもの本は六冊。早く届いてほしい


この頃の若者ドラッグ文化、これに勝る興味と憧れと恐怖と羨ましさは、他にはない
今のおじいちゃんおばあちゃんが若い頃にはこんな危険で面白そうな時代があったんだと考えるだけで、今の認識との差にクラクラするが、なんだかとてもワクワクする
危ない若者時代を過ごしたジジイババア、かっこいいです
みんな本に残してくれ 若いってパワーだし最高だし正義だよ
全人類、みんなかつて若かったんだ

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