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WEBエンジニア採用について企業側が思うこと

自己紹介も兼ねて1本目の記事を書く。

これは誰に向けた文章か

これからプログラマになろうとする人、またはなったばかりで自分がうまくこの業界でやっていけるか不安を感じている人へ。

はじめに

ITエンジニアの需要は増すばかり、しかし経験豊富な人はそう簡単に見つからないし自分の会社に来てくれない。来てくれてもより好条件を求めて転職することも多い。

今、世は空前のプログラマブームだと感じる。

大学で専門的な勉強をしたことがない自分でもエンジニアになれる、そういう希望を持った多くの人がスクールやWEBサイトで学習してエンジニアの門を叩く、企業の募集に応募する。20年ほど前、僕もその一人だった。

以下はその頃のことを今でいうブログ風に綴っていたものだ。当時はブログという言葉がまだできていなかった。

未経験27歳プログラマーへの道(イバラ)

もう消そうと思っていたが何人かの人たちの思い出のサイトでもあるようなのでこのまま置いておくことにした。若気の至りが多分に含まれるので読んでくれなくていいが、つまりは僕もそちら側の立場だった。

今では採用の責任者もやっており、僕が面談した人を採用するか落とすかを決める立場になって久しい。つまり僕は求職者側、採用側の両方についてかなり深く経験してきた人間であり、面談で相手を見抜く能力を高く買ってもらっているからこそ、今もこの立場にいるというわけだ。

つまり僕は何ができるのか

話が長くなったので平たく言うと、僕はどうすれば面談をクリアできるかを知っている。そういうことだ。

もちろん会社によって採用方針は色々あり僕のノウハウが通用しない会社もあるだろうし、僕の手など借りなくても採用される人はたくさんいる。僕は僕がちょうど助けられるゾーンの人に向けてこのnoteを始めた。

採用市場の現状

10年前に比べて、今のエンジニア採用は

1. 経験者の需要は増えている
2. 優秀な経験者は少ない(すぐに他社に取られるか紹介で転職が決まる)
3. 圧倒的に大量の初学者がいる

1と2の傾向は強くなった感はあるが、結局は日本のIT業界はずっとこれだ。大きく変わっていない。重要なのは3。これはここ数年の傾向として状況が様変わりした。恐らくスクールや学習サイトのマーケティングが成功し、誰でもエンジニアになれるというイメージが先行した結果だと思う。

初学者に対する企業側の視点

これはもう、正直に言わせてもらうと申し訳ないがうんざりしている部分がある。スクールで3ヶ月~6ヶ月勉強しました。ポートフォリオ作りました。1~2年後はこんな成長をしたいです。最終的には上流もできるエンジニアになりたいです。または起業したいです。

それはまあいい。いいのだが、もちろんそれらの初学者の大半は今できることなんてしれている。Railsのフレームワークを使って何らかの投稿サイトを作れる程度だ。それももちろんいいことだ。そこまでできるようになった努力を評価したい。彼らに何の落ち度もない。

問題はそういう初学者が何十人、何百人と応募してくること。

そのどんぐりの背比べのような見極めを大量に迫られると、企業側も対応しきれないというか、そもそも面談をしようという気力が起こらなくもなってくる。

まあそれはあくまで一般論で、僕はそこから見込みのある人を見つけ出そうと奮闘している。その方法もnoteで書いていきたい。

僕が伝えていくこと

少し初学者の人に印象の悪い書き方をしたかもしれないが、僕はその人達を応援するつもりでこのnoteを立ち上げた。

どうすればこの激しい競争を勝ち抜いてエンジニアとしての一歩を踏め出せるのか。企業が求めている能力は何なのか。どんな準備をすればいいのか。それを面談でどのように伝えていけばいいのか。

これらをレベルに応じて赤裸々に晒していくことにする。申し訳ないが一部は有料にさせてもらう。収益があるほうが励みになるという面もあるが、主な理由はそこではない。これは僕自身を攻略する方法でもあるので、僕の手の内が皆にバレてしまうと採用活動に支障をきたすからだ。販売するとしても人数制限などを設けると思う。

では次回から具体的なテーマに入っていきたい。目標は週1更新くらいかな?

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