尾花慎也

ネクプロ代表 IT5社の役員を10年以上務め、何百人ものエンジニア、エンジニアになりた…

尾花慎也

ネクプロ代表 IT5社の役員を10年以上務め、何百人ものエンジニア、エンジニアになりたい人たちと面談してきました。 エンジニアのキャリアをどう作っていくべきか、これからどうやってエンジニアになればいいのか多くの人に伝えられればと思います。

最近の記事

未経験者エンジニアをもう一度だけ、あと1人だけ採用する理由

※注 2023/05/23 この採用枠は内定者が確定いたしました。現在は募集しておりません。 この度、「丁稚(でっち)採用」という新しいエンジニア募集枠を公開しました。 https://www.wantedly.com/projects/1317384 丁稚(でっち)という言葉を知っている方はわかると思いますが、ブラックな響きを持つこの採用枠は以下の点で通常採用と異なります。どうしてもエンジニアになりたい、そのための努力は絶対にやり遂げるという方を1名限定で採用します。

    • プログラマに数学は必要か

      プログラミングが属するコンピュータ・サイエンスという学問は理系学部で勉強する分野だ。そして理系と言えば数学。以前は「数学ができないから自分はプログラミングは無理」と諦める人も多かったと思う。実際のところどうなのだろうか。僕が今まで出会った多くのエンジニアの傾向を踏まえてあくまで自分の体験からくる持論として書こうと思う。 今回のまとめ・IT業界はエリート組と一般組に分かれる ・数学的思考力は数学とは別物 ・一般組にとって数学そのものは不要だが数学的思考力は超重要 エリート組

      • プログラマが身につけるべき抽象化能力

        プログラムには良い書き方と悪い書き方がある。読みやすいプログラムだとかエラー処理がきっちり書かれているとか、もちろんそれらも非常に重要なことではある。しかしその前にプログラミングロジックとして最適かどうかが最も重要だ。そこで一番最初に必要なのが抽象化能力と僕は考えている。また、これを身につけるとプログラム以外でも様々な場面で役に立つだろう。地頭が一段階良くなるみたいなものだ。ぜひ日々意識して身につけてほしい。 対象読者本来は人を選ばない一般論ではあるが、説明のためにプログラ

        • 未経験からエンジニア転職のための戦略(応募〜面談編)

          エンジニアとしての学習、製作物の準備、自分にあった業態の分析が終わればいよいよ企業検索、応募、面談と進む。 基本的にはこれまで勉強してきたあなたの現状と能力・魅力をしっかり伝えて、そして採用してもらうという正攻法で取り組もう。その過程で自分が成長し長くIT業界で活躍できる人材になれるのだ。だからここでトリッキーな方法に飛びつくのはあまりお勧めしない。 しかしそういう方法もあるにはあるので、抜け道的な裏技に関することはいずれ別記事で紹介する。 まとめ・マッチングサイト、転職エ

        未経験者エンジニアをもう一度だけ、あと1人だけ採用する理由

          未経験からエンジニア転職のための戦略(準備編)

          最近多くなっているであろう、別業種で全くの未経験からエンジニア転職を狙う場合において、どういった戦略があるのだろうか。 勉強期間、到達レベル、応募企業など考えることは多くある。仮に採用されてもその後本当にやっていけるのか?様々な不安もあるだろう。何らかの指針になれば幸いだ。 今回のまとめ・製作物は見た目にきれいに、わかりやすくする ・IT企業の分類を知り、自分の性格に合ったところを選ぼう 対象読者プログラミングを身につけWEBエンジニアを目指す人を想定して書いている。IT

          未経験からエンジニア転職のための戦略(準備編)

          文系からのエンジニア転身について

          今でこそ「誰でもエンジニアになれる」という触れ込みが広まっているが、少し前は文系出身という理由でエンジニアになろうという考えすら持たない人が多かったように思う。今回は文系からエンジニアになることについて書いてみたい。 誰でもエンジニアになれる?まず始めに結論を言っておこう。「誰でもエンジニアになれるか」という問いに対して、僕はNOと言うだろう。しかし「どんな人でもエンジニアになれる可能性はあるか」と聞かれたらYESと答える。一体この2つの質問の何が違うのか。 僕は特に未経

          文系からのエンジニア転身について

          30代からエンジニア転職で成功する人の特徴

          30歳を超えた人が未経験からWEBエンジニアを目指すケースが増えているように思う。もちろんそれが自分の天職だと確信を持った上での行動であれば何も言うことはない。しかし昨今のエンジニアブームに乗って安易な考えやノリで現在の職業や安定を捨てて不幸になりそうな人が多いように感じている。自分が本当にその道に進んでいいのかどうか、一つの判定基準になればと思いこの記事を書く。 この記事の対象読者以下のうち3項目以上にあてはまる人 ・30歳以上 ・結婚したり、子供などおり一定収入を得る

          30代からエンジニア転職で成功する人の特徴

          WEBエンジニア初学者がポートフォリオでいかに差をつけるか

          WEBエンジニア初学者が開発の勉強をして、自分の制作実績をまとめたサイトをポートフォリオと呼ぶようだ。いつからそう呼ぶようになったのか、どこかのスクールが言い出したのだろうか。まあしかし、これが皆似たりよったりで違いがわからない。今回は採用担当の目を引くポートフォリオとはどんなものかについて書いてみたい。 対象読者WEB開発初学者。スクールや独学で半年ほど勉強してちょっとしたWEBアプリケーションを作れる人。 基本方針一言で言えば、誰もやらないことをやることだ。急にそう言

          WEBエンジニア初学者がポートフォリオでいかに差をつけるか

          WEBエンジニア採用について企業側が思うこと

          自己紹介も兼ねて1本目の記事を書く。 これは誰に向けた文章かこれからプログラマになろうとする人、またはなったばかりで自分がうまくこの業界でやっていけるか不安を感じている人へ。 はじめにITエンジニアの需要は増すばかり、しかし経験豊富な人はそう簡単に見つからないし自分の会社に来てくれない。来てくれてもより好条件を求めて転職することも多い。 今、世は空前のプログラマブームだと感じる。 大学で専門的な勉強をしたことがない自分でもエンジニアになれる、そういう希望を持った多くの

          WEBエンジニア採用について企業側が思うこと