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【アーカイブ】第1回読書会「ロボットとベッドの重量」



アーカイブ

読書会配信について

無言も楽しい企画、自分の活動の延長線上で出来る企画をコンセプトにした、
事前に決めた小説(今回は直木三十五「ロボットとベッドと重量」)を配信中に一緒に読み、感想を言い合う企画です。
一章を一区切りとし、都度、読書をする時間と感想を言う時間とを設置して、感コメント欄との交流を行いました。
途中読書時間に私が感想を漏らしたりする場面もありましたが、基本的には明確にセクションを分けているので、アーカイブから後追い視聴をしても分かりづらさはあまりないかと思われます。

課題作品について

直木三十五「ロボットとベッドの重力」

青空文庫/Kindle

この配信をするにあたって知ったけど、Kindleでも固有のカテゴリとして青空文庫を扱ってるんだって。
だからもし、出版社さんから出ている作品以外でKindleに有料出品されている青空文庫系の作品を見つけたら、それは誰かが非公式に金稼ぎのつもりで載せているものなので気をつけてね。

私は直木三十五の作品そのものが初めての中で読ませて頂きました。
意訳をしますが、配信中にコメントされた「中学校の朝読書で読ませて嗜好を変える程の出会いをさせてやりたい」がよく分かる、約9000字の中にたくさんのジャンルが内包された、大衆文学で名を馳せた作者ならではのサービス精神を感じる作品でした。
恋愛、SF、サスペンス、ヴァイオレンス……沢山詰まってて、オチを想起させつつも何となくこうなるを想像させてなお、上回ってくる過激な描写に読後のため息が止まりませんでした。
ため息の熱さで面白さを感じて欲しい。

配信の総評

今回が初めてのYouTube配信、初めての読書会配信ということで、反省もありつつも、穏やかなのにリスナーの熱量高めでコメントも活発でしたし、試みとしては成功していた様に思います。
細々と不定期で行う形にはなるでしょうが、第二回、第三回と末永く続けて行きたい企画です。

今後の開催について

今回の課題作品を選ぶ際の基準として用いた、

  • 青空文庫に存在する

  • 言文一致

  • 新字新仮名

  • 短編(理想は〜1万字程度)

以上の条件を満たした作品の中から次回以降も選定するつもりです。
短編の()で括った部分は、今回の課題が9000〜1万字の間の作品だった事に由来して増えた基準です。

今回の長さの作品で約1時間半の配信になると言うことは、それ以上に長い作品は厳しいかなと。

前提条件(読んだことがあるor読んでいる最中で作品の流れを理解している)を一致させられている。
(前半重複しますが)誰もが作品を知っている状態で感想を書き込める。

これが読書会配信の強みだと思うので、同じタイトルを複数回に分けて配信することによって、視聴のハードルが上がることは避けたい事態です。
なので基本的には、単発で見易い長さの配信が望ましいと考えます。

配信の中でもこういう作品はどう?
という提案がいくつか挙がっていますので、そこに出来るだけ沿う(or近似)の作品は選んでいきたいなと思っています。
出来るだけ興味の幅を広げられるように、前回との関連性を持たせるのが理想です。
(例えば作者の経歴や交友関係、掲載誌等)

今後の開催時期については明言出来かねますが、企画の性質上、リスナーの皆様のお力も多分にお借りしますので、ゲリラ的に配信を行うことは少なくともありません。
事前に予告をいたしますので、ご都合と相談して参加していただけたら嬉しいです。

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