【そして、バトンは渡された】親になるということ、子であるということ
著者 瀬尾まいこさん
ほんと瀬尾まいこさん、大好きです。
最後バスの中で読んでしまい涙を止めるのに必死でした。
複雑なのに温かい家族の話です。
血の繋がりは無くても、守る人がいることで感じる幸せ、感じられます。
あらすじ
優子は幼い頃に母が亡くなり、父と2人。
ある時、父の再婚相手として梨花さんと出会う。
2人はお別れすることになりブラジルに行く父ではなく、梨花さんについて行くことになる。
梨花さんは2度の再婚を経て、家を出て行ってしまう。
そして高校生の優子が暮らすのは森宮さん。歳は20歳上。
森宮さんはいつも優子のために華やかな食卓を作ってくれる。
始業式にはかつ丼。
優子が友達とギクシャクしてしまった時は毎日餃子。
優子が波瀾万丈な生活をしながらも周りから愛情をたっぷり受けて育ち、結婚していくまでが描かれています。
感想
お話の中にはたくさん食事のシーンが出てきます。
私は食べることが好きなので、やっぱり美味しいものを好きな人と食べることが好き。
今1人で食べることが多くなり、そのせいか心まで元気がなくなってきます。
優子の親になる人みんなが「親になれるなんてありがたい」という気持ちでそれぞれの愛を表現する。
心の葛藤みたいなところはほとんど描かれず、こんな人たちばかりの世界だったら幸せだなぁと感じます。
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