ロゴマークのつくり方
何かをデザインしたい欲求が高まったので、自分のロゴマークを作ることにしました。ついでに参考になればと思い、ロゴマークをデザインする時のプロセスを言語化してみることにしました。
ただしロゴデザインにセオリーなんてないと思っているので、自分のやりやすいようにデザインするのが良いと思います。
良いロゴマークとは
僕の考える良いロゴマークとは、視覚的な情報は少ないけど、感覚的には多くの情報が伝わるロゴマークです。ひと眼で記憶に残り、一瞬見ただけで認識できる、そんなロゴマークが最高です。
ロゴデザインのポイント
自分がロゴマークを作るときのポイントは2つあると思っています。 幾何学図形をベースに使うことと、感覚で調整することです。
1. 幾何学図形をベースに使う
幾何学図形をベースに使うことで、ロゴをシンプルにすることができます。シンプルにするということは、重要な情報が際立つということです。
2. 感覚で調整する
これ大切です。「気持ち悪い」と感じる箇所は、感覚的に気持ちいいというカーブや位置などに調整します。
手順1: モチーフを決める
ロゴデザインでよくあるのは、企業ロゴやサービスロゴだと思います。漠然とした題材からをモチーフ決めるためにブレインストーミングをします。ブレインストーミングの方法は様々ですが、自分は手当たり次第に思いついた言葉をメモ帳に書き、連想ゲームのように膨らませていきます。
今回は自分自身のロゴマークなので、自分の好きなモノやアイデンティティだと思うことなどを書き出してみました。その中から、ゆっくりでも前進して長生きしたいので、亀をモチーフにすることにしました。
手順2: スケッチ
モチーフを決めたらスケッチをします。スケッチの目的は造形の可能性を広げることです。動物などのモチーフが具体的な場合は特徴を意識しつつ、線やベタ塗りを使って好みの形ができるまで色々なパターンを書き出します。可能な限り沢山書きましょう。
3. 図形を引く
スケッチで造形の当たりをつけたら次は清書です。今回は Figma を使って描いていきます。
まず基礎となる形を幾何学図形を使って描きます。今回は亀を二つの円が交差する形で描くことにしました。
円の交差具合と足の角度は感覚で決めています。
4. 微調整
幾何学図形だけでロゴを構築しようとすると、視覚的におかしな部分が出てきます。気持ち悪いと感じる部分や、物足りない部分を感覚的に調整します。
今回は足と体のバランスのバランスを調整し、甲羅部分の曲線と直線のつなぎ目がカクっとした印象があったので若干滑らかにしたのと、足の先を若干カーブさせています。
5. 完成!
そうして完成したロゴがこちらです。
こんなパターンも可愛いかなと思いました。
ロゴは幾何学と感性の融合が大切
自分の中でのデザインは全てそうなんですが、数字の比率を完璧に整えたレイアウトや、幾何学的な造形を組み合わせただけだと、なぜか物足りなく感じます。かといって、感覚のみで構成されたレイアウトや造形は不要な情報が多くなりがちです。
幾何学図形で視覚的なルールを与え、感覚を使って整えることにより、シンプルだけど印象に残るロゴが出来上がると思ってます。ぜひ試してみてください。