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コロナウイルス統計メモ(2020.07)

自分の Facebook 投稿からコロナウイルスに関する統計やデータに関するものを転載。投稿後なるべく早めに追加・アップデートします。(7/31更新)
◇ 2020.05 公開中
◇ 2020.06 公開中
◇ 2020.07 公開中

■2020.07.31 東京の数字が不安定な理由

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東京 463人でグラフ更新。いろんな情報を総合すると、先週末の4連休は新宿区の検査場が休みだったため月曜に検査が集中、本来は月曜の検査結果は木曜に反映されていたが、処理が間に合わず、木曜に入るべき人数が金曜扱いになったらしい。だから木曜は予想より少なく、金曜は予想より多い。現場のたいへんさはわかるけどウィルスには平日も休日もないのだから、休日でも検査する体制は必要かと思う。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223496205214632

■2020.07.31 増加が続く全国感染者数 (2)

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全国の陽性判明者 1579人(NHK)でグラフ更新。昨日の陽性判明者数の予測は下振れしたが、今回は逆に上振れ。本来は木曜に計上されるべき数字(東京都新宿区)が金曜に計上されたのも一因だろう。二次関数だけど指数関数でもあまり変わらないのはやばい。どこまで増えるのか。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223496440740520

■2020.07.30 増加が続く全国感染者数 (1)

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今日の全国の陽性判明者 1301人(NHK)でグラフ更新。月、火、水の増加率を当てはめて 1500人前後と予想しましたが大きく下振れしました。木曜が高い東京が少なかったのも理由。ただ連日の最多更新や二次曲線による拡大傾向は変わりませんので、増加率の変化は金、土の数字で判断しましょう。なお複雑になってたレインボーカラーを、東京と同じ色使いに揃えました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200730/k10012541591000.htm

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223487514917380

■2020.07.30 小売は前年同月水準を回復

6月の商業動態統計。小売全体でも前年同月水準をほぼ回復している。家電量販店は25%増。3、4月のマイナスを取り戻すくらい爆売れのようだ。10万円給付金の効果もあるのかもしれないですね。というか 12兆円も家計に流れたのだから効果が出ないとおかしい。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223485444505621

■2020.07.30 東京はピークアウトの兆しも

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東京 367人でグラフ更新。先週木曜が 366人で、500人前後になるかと思っていたが横ばいではないか。曜日トレンドでみると「過去最多」を強調する報道とはちょっと印象が変わる。全国の動きと違って、この1週間みると東京に関してはもしかしたらピークアウトの兆しなのかしら。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223484952373318

■2020.07.29 全国で感染者数が加速 (2)

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今日の陽性判明者 1259人(NHK)でグラフ更新。昨日の予想から今日も上振れしたが、月、火、水とも増加率はほぼ一致していて、どの曜日もまるで物理法則のように二次関数に沿って前週比 1.5倍ペースで増加している。木曜は反映が1日遅れる東京のシェア増加かつ同程度の増加率とすれば、全国 1500人前後、東京 500人前後と予想しておく。またこれほどの曜日特性があるなら、何日連続何百人越えとか、何日ぶりに何百人台、などのメディアの言い回しに意味がないのは明らかだ。

NHKニュース7で、曜日によるブレがあるので毎日の数字に一喜一憂せず、正確な傾向のわかる7日移動平均でみよう、という専門家の意見を紹介していた。一喜一憂しないのは賛成だが、移動平均は大まかなトレンド把握には役立つけど明日、明後日のことはわからない。この曜日別トレンドなら明日の「心構え」はできる。木曜が週間変動の上限、月曜が下限であり、もしどこかで下振れを始め、頭が垂れれば、ピークアウトの兆しだ。

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■2020.07.28 全国で感染者数が加速 (1)

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今日は全国で980人(NHK)、昨日の予想より上振れした。増加率が加速しているのか、あるいは4連休中の報告タイミングのズレなどの影響があるかもしれないが、このグラフで曜日ごとに増加率を見る方が実態を理解しやすい。月曜(紫)と火曜(青)の二次曲線の決定係数 R2はどちらも 0.99、水曜(緑)にあてはめれば明日は 1100-1200くらいか。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200728/k10012536541000.html

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223469345583158

■2020.07.28 人出を増やすのか減らすのか

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日経朝刊3面、ドコモ空間統計のほぼ同じ形のグラフが、1) ビジネス街で人出が戻ってること(←もっと減らさねば)と、2) 観光地で人出が戻らないこと(←もっと増やさねば)のデータとして引用されている。政策の混乱を象徴するような紙面だ。札幌大通りは増やしたいのか減らしたいのか。

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■2020.07.27 月曜の陽性判明者数は少ない

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曜日別トレンドは4連休の影響があるから様子見だがメモのみ。今日は全国で 583人(NHK)とのこと。過去1週間では最低の数字だが、月曜トレンドでみると予測ライン通りだ。もし火曜以降も同程度の増加率なら、明日は800-900、明後日以降は1000を超える。ちなみに今日の東京比率は 131/583=22% に低下、78%が東京以外。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223460171993824

■2020.07.27 在宅7割をどう測定するか

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>西村担当相、在宅勤務7割「再徹底を」 経済界に要請へ
https://www.asahi.com/articles/ASN7V7RCNN7VULFA00G.html

達成度を測定しない数値目標は意味がない。みんな会社で目標決めたら進捗をチェックしますよね。在宅勤務率は直接測れないので、7割減は直接目標でなくてよい。せめて減少トレンドかどうかを、誰もが毎日見られるドコモのモバイル空間統計(現在大手町が約4割減)か、Google 位置情報の「職場」データ(現在東京全体で約2割減)で評価すべきだと思う。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223459926227680

■2020.07.26 東京の比率が3割を切る

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今日の全国陽性判明者 826人(NHK)でグラフ更新。曜日別トレンドは4連休の解釈が難しいので様子見、注目は木曜(7/30)だろう。ところで全国の陽性判明者に占める東京の比率が急速に下がっており、今日は初めて3割を切り29%に。近似曲線(説明力の高い三次曲線による)でも明らかなように、東京の増加率より東京以外の増加率の方が大きいからだ。以前にも書いたけど、もはや「東京問題」ではないわけで、GoTo どうするのよ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223449942058082

■2020.07.24 なぜ東京は木曜に増えるか

木曜の特異性についてようやくメディアも説明するようになった。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223429844235649

■2020.07.24 カレンダー形式で数字を見る

参りました、曜日別ならグラフよりこっちが見やすいわ(笑

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223429558028494

■2020.07.24 二次曲線に沿って増加中

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NHKとNewsDigest がともに 981人で確定したので全国のグラフも更新しておきます。東京と同様、曜日で水準は異なりますが、いずれもほぼ二次曲線に沿って推移していて、指数曲線でないのはいまのところ(緩い)二次曲線の方が説明力が高いからにすぎません。金土はほぼ木と重なっていて、上振れすれば増加率が加速、下振れすれば減速のサインになるかと。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223423853525885

■2020.07.24 日本と韓国は何が違うのか

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オクスフォード大の OWID を使った日本と韓国の新規感染者数推移(7日移動平均)、青が日本で赤が韓国だ。OWID は「封じ込め成功ストーリー」として韓国のケースを分析している(コメント欄リンク参照)。実際、時期のずれや検査体制の違いはあっても、日本も韓国も第1波での感染者数は同程度だが、日本では第2波が来て韓国ではその兆しはない。何が明暗を分けたのだろう。政策なのか、民度なのか、偶然なのか。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223422132242854

■2020.07.23 予想より下振れをどう読むか

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東京の感染者数(366人)でグラフ更新。昨日の「予想円」より下振れした。昨日 238人→ 366人だけみれば驚きだが、この増分は毎週見られる水→木の「曜日効果」によるもので、むしろ下振れは増加スピード鈍化の兆しかもしれないのだ。慌てず明日、明後日の数字をみよう。ただ4連休なので、病院や保健所の稼働次第で数字への隠れ影響はあるかもしれない。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223421244700666

■2020.07.22 制約のあるデータで判断する

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今日の東京都の数字(238人)が発表されたので曜日別グラフを更新。月・火・水ともにきれいな二次関数で増えている。では木・金・土はどうなるのか、この予想円に入るのか。外れると良いのだが。ともあれ都の公表数字は週の前半と後半で著しく傾向が違うことは注目された方がよい。「3日連続200人超え」とかの言い回しはあまり意味がないのだ。

補足として再度書いておくと、感染者数(正確には陽性判定者数)が検査数次第であり「実態」でないのは当たり前だ。だから「都はもっと規制すべき」とか「みんな大騒ぎしすぎ」とかの疫学的、政策的な意見・主張をする意図はない。制約のあるデータから最善の判断をするのは専門家の仕事だ。関心があるのは、現実に報道も政策も国民感情もこのデータで実際に動いているという社会学的な現象であり、そのデータはどんな特徴があるかという統計学的な特徴だ。2月に中国の死者数を毎日更新していた頃から、そのスタンスは変わらないですよ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223412262476116

■2020.07.21 全国感染者数を曜日別にみる

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これもあくまで参考だが、昨日投稿した東京の感染者数の「曜日別グラフ」が意外に使えそうなので、全国の感染者数で少しデザインを変えて作成してみた。全国でも曜日による偏りがあり、前日と比べるより「前週の同じ曜日の数字と比べる」方が傾向が読める(時系列分析でいえば7日循環変動を分離して傾向変動を表したものともいえる)。今日の 632人は先週火曜と比べるとかなりの急拡大に見えますね。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223405614429919

■2020.07.20 東京都の発表を曜日別にみる

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あくまで参考ですが、みんな気付いてるように東京都の感染者数は月曜~水曜が少なく、木曜~土曜が多くなる傾向(7日周期の循環傾向)がある。曜日別にグラフを描くと一目瞭然なので、それぞれに近似線(R2の高い二次曲線)を付けてみた。今の拡大傾向が続く場合、明日、明後日は 200人前後だが、木曜~土曜には400人くらいになるかもしれない。ちなみに今日(月)の168人はほぼ月曜近似線の予測通りであった。

ただ23、24日が祝日なので、何らかの影響はあるとは思う。また昨日が日曜近似線から大きく下振れしたのはよいサインなのかもしれない。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223395805304697

■2020.07.20 傾向変動と循環変動に分解

物理学者早野龍五教授のツイートより。これ時系列分析による傾向変動と循環変動への分解と同じですよね。物理学とマーケティングが同じロジックで分析できるとは! ここでいう7日周期の振動成分(循環変動)は、保健所の週末稼働や確認者確認プロセスによる曜日要因ですが、周期振動という言葉が新鮮。

>6/1 から7/16 までの東京都の新規感染者数は倍加日数9.8 日の指数関数に周期7日の振動成分を重ねると大体フィットできる

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223392935312949

■2020.07.19 東京の比率がさらに低下

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全国(511人)と東京(188人)の感染者数グラフ更新。東京の比率は 37%まで低下した。近似線でみても今後、東京以外の比率がさらに高くなる可能性あり。もしこのトレンドが続けば1週間後に全国900人、東京350人程度と予測されるので来週末に確認してみる。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223386372668887

■2020.07.18 コロナ統計考察のスタンス

ずっと見てくれてる人にはわかると思うけど、私がコロナ統計への考察を投稿しているのは、疫学的な分析や主張のためではなく、社会学的な視点なんです。疫学は素人ですから、どの専門家のどの説が正しいかなんてわからないですよ。関心があるのは、公表される統計がどう読まれるか、それが社会やみんなの意識にどんな影響を与えるかということなんです。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223376137973026

■2020.07.18 東京都の集計と公表の流れ

基本的には「前日判明分」ということですね。昨日なら 300枚近くのファクス(発生届)を朝出勤した職員が集約したわけか。帰宅前には紙をたくさん補充しておかないといかんな。クラウド入力でいいじゃんと思うが、発生届が手書きでないといかん理由があるのだろう。

>都の担当職員が出勤して間もない午前9時。この日に発表される感染者数の報告が締め切られる。都庁の30階にある感染症対策部には2台のファクスが常備され、そこに都内31保健所から「新型コロナウイルス感染症発生届」が送られてくる。感染者1人につき、A4判1枚。この枚数が、その日に発表される都内の感染者数となる

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223373054935952

■2020.07.18 新規感染が欧州5カ国に並ぶ

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ひさしぶりに FT チャート、日本の新規感染者数が欧州5か国(英仏独伊西)とほぼ同じレベル(200~600人前後)になっている。対数グラフによる。スペインの再上昇が気になるな。
https://www.ft.com/content/a26fbf7e-48f8-11ea-aeb3-955839e06441

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223372835490466

■2020.07.17 感染者発生は東京圏でみる

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NewsDigest の感染者発生マップをみると、都道府県別統計というのが、あまり実態を表していないことがわかる。分布をみるかぎり、GoTo に感染数の多いことを理由に条件を付けるなら、例えば 「東京駅起点 30km圏の自治体」の方がまだ筋が通る。実際、市場調査や社会調査では「首都圏 30km圏の男女個人」といった対象者設定をすることは少なくないですよ。
30km圏から外れる八王子からは以上です。
https://newsdigest.jp/pages/coronavirus/

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223366149363317

■2020.07.16 もはや「東京問題」ではない

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全国(622人)と東京(286人)の感染者数グラフ更新。近似線が昨日とかなり変わってしまった。今日も東京以外(336人)が東京と同じくらい大幅に増えて、もはや誰がみても「東京問題」ではないですよ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223358465971237

■2020.07.16 地方のテレワーク率は低い

テレワークの地域差をとりあげた「Web Designing」連載コラムです。LINEユーザー対象に実施された厚労省大規模調査がデータ元、回答 2,400万人のうち企画や事務などオフィスワーク中心の勤め人に絞っても 600万人で都道府県別の実態がわかる。回答者数が多いのは価値があるなあ。都市圏と地方とのテレワーク状況の違いは明確。

>地方は10%以下の県が多い。今回のコロナ禍では、感染状況にあわせて自粛要請のレベルに差があったこと、地方では車で通勤が一般的なのも関係するのだろう。テレワークに対するリアリティは都市圏と地方ではまだ大きな違いがありそうだ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223356231595379

■2020.07.15 東京の比率がさらに低下

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全国と東京の感染者数グラフ更新。近似曲線は二次式と三次式。この1週間は東京の比率が下がり続けている。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223349416985018

■2020.07.13 ビジネス街と住宅街の違い

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モバイル空間統計定点観測。オレンジが前年平均、青が本日のデータ。大手町や虎ノ門には人が戻る兆しがない。新宿や渋谷は先週まで回復傾向だったが明らかに再び減少している。逆に宮崎台(田園都市線)など郊外住宅街は昼間人口がかなり多いのは在宅勤務なのだろう。調布は日常(笑

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223332652565918

■2020.07.12 東京以外でも増えている

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NHKが全国の感染者数 407人(20時時点)と伝えていたので、全国と東京の感染者数のグラフ更新。実は「東京以外」も東京と同じペースで増えている。むしろ東京のシェアは1ヶ月で60%→50%に低下傾向。回帰線(近似線)はデータの凸凹を均すための参考ですが、二次式でも三次式でも説明力に違いはなく、加速中という意味では同じですね。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223323045485747

■2020.07.12 東京都が感染予測文書を廃棄

廃棄理由の説明がひどすぎて草。
>都は取材に「文書を残すことで、なぜ前の試算を使わなかったのかという意見が出る可能性があり、後に混乱を招くと判断した」と説明

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223320027530300

■2020.07.12 減少傾向が続く自殺者数

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警察庁より6月の自殺者数(速報値)が公表されたので過去5年分をグラフ化してみました。コロナウィルスによる影響で増加が危惧されていたが、逆に昨年までと比べて4月以降は大きく減少する傾向が続いている。なんで。それにしても、金曜に発表されたのにニュースや記事が見当たらない。ファクトフルネスでいう「良いニュースは記事になりにくい」ということかな。もし大幅増ならコロナとの関係できっととりあげるだろうに。
https://www.npa.go.jp

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223318382009163

■2020.07.11 予測されていた東京第2波

今日のニュースではない。緊急事態宣言解除前 5/22 放送の NEWS ZERO。解除後に元の生活に戻った場合、7月上旬の 200人超えが予測されていた。数字も時期も正確で、高リスク=夜の街クラスターへの言及もある。西浦教授によるものだが、たぶんこんなカーブみんな信じてなかったよね。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223311094146971

■2020.07.10 リバウンドしてしまった弾道

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超ひさしぶりに拡大と収束を明確に可視化する「トラジェクトリー解析」のグラフを描いてみた。覚えてますか。トラジェクトリーとは弾道のことでX軸に落ちれば終息なんだけど、途中でゴムボールのようにリバウンドしてしまった。韓国もちょっと怪しい感じだ。点線は「1週間で倍増」ライン。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223301811674915

■2020.07.10 東京都は希望から警戒へ

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近似線あてはめてみると水曜までは希望曲線だったのに、昨日のデータを付け加えたとたんに警戒曲線になってしまった。今日明日の数字を待ちたい。全国の感染者数にしめる東京の比率(折れ線)が下がっている(東京以外が増えている)のは気になるところだ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223298598674592

■2020.07.09 感染者数曜日別集計の偏り

これは良いデータ、初めて見た。コロナウイルスは曜日を選ばないので本来こういうばらつきは出ないはずだ。人や組織が関わる検査体制や運用による「非観測誤差」によるものなのだろう。世界中のほとんどのコロナ統計が「7日移動平均」になっているのも同じ理由だ。だから毎日の数字の多少の増減はあまり意味がないし、こういうデータのクセを知っておくことは、数字の解釈にも役に立つ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223293443545717

■2020.07.08 接触確認アプリ登録者3人

(22:00追記)橋本厚生労働副大臣からコメントをいただきまして、未利用自治体の陽性判明者の番号発行は厚生労働省が行っているとのことです。感染者の登録自体ができないという表現は誤りでした。
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登録した感染者3人.... そもそも感染者の登録には厚労省のコロナ感染者情報管理システム「HER-SYS」が必要なのだが、導入済の自治体は7割程度、東京都、大阪府、神奈川県などは独自システムで管理してるため、感染者の登録自体ができないみたいですよ。まじか。

>接触確認アプリ「COCOA」 43自治体で通知システム 未導入(TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4019351.html
>コロナ感染者情報管理システム 利用可能自治体7割にとどまる(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200703/k10012494551000.html

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223284488721852

■2020.07.08 景気ウォッチャーでは急回復

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6月の景気ウォッチャー調査による景況判断が信じられないくらいV字回復している、というかコロナ前水準ではないか。赤が現状判断、青が先行き判断。「元官庁エコノミスト」氏のブログよりチャートをお借りした。

>大きく改善して1月水準に戻りつつある景気ウォッチャー!!!
https://blogos.com/article/470067/

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223283287451821

■2020.07.04 全国感染者数は東京の約2倍

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この二週間ほど、全国の数字も増えていて、不思議にも東京のだいたい2倍だ。東京も東京以外も同じペースの増加率とすれば嫌な感じだな。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223243790104412

■2020.07.04 東洋経済の検査数グラフ修正

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東洋経済がようやく「東京都のPCR検査数」のグラフを修正した。左が昨日までのグラフ(修正前)、右が今日のグラフ(修正後)。修正前グラフは厚労省発表がソースで、6/17以前は民間医療機関での検査が含まれていない。頻繁に引用され「東京都の感染者増は検査数激増のため」という事実誤認の原因になっていた。そのため東京都発表データに切り替えたと推測。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223241023235242

■2020.07.03 次の波も予想されていた

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5月22日(感染者が連日ヒトケタになりみんなが安心してたころ)に都が発表したロードマップ、いまの波も対応もきちんと想定されとるやん。

>東京都は、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の解除に向け、社会経済活動再開のためのロードマップを策定した。感染状況を見ながら、ステップ1~3まで徐々に緩和し、段階的な活動再開を目指す。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223230753018493

■2020.07.03 東京の感染者数が再び増加

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東京都の新規感染者数の推移を緊急事態宣言解除前後で色分けしたうえで、いくつか情報を加えてまとめてみた。数字だけみれば、4月上旬の緊急事態宣言発令直前の状況に近いのは間違いない。解釈自由だけど、厳しい自粛要請が再び必要かどうかについては友人間でも意見はバラバラだ。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223233342603231

■2020.07.03 どの期間でグラフを作るか

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東京都の感染者数グラフで最も国民の目に触れるのは NHK のもので印象もこれが形成する。見やすさ優先で5月以降になっているが、情報の見せ方としては任意期間でデータを切り取るよりも、2月以降の全体像を見せる方が正しく伝わるのではないか(例えば奥村晴彦氏が毎日ツイートしている右図など)。自分で判断したい人にとっての「わかりやすい」と、メディア報道にとっての「わかりやすい」が違うのはわかるんですけどね。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223229111937467

■2020.07.02 NY、ロンドンとの行動比較

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見せ方を頑張っている日経ビジュアルデータをシェア。しかしニューヨークとかロンドンとか、職場も公共交通機関もスーパー・ドラッグストアもあまり人出が戻っていない。日常生活ってどうなっているのだろう。
https://www.facebook.com/nikkeivdata/videos/882680418902658/

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223219580619190

■2020.07.01 まだ戻らないビジネス街人口

大手町0701b

私も息子も今月(今日)から通常勤務になり、月初は出社する人も多いのではないかと、7月1日にビジネス街の人口がどうなるかは注目していたのだが、例えばモバイル空間統計の大手町のデータで見る限り、先週と比べてわずかに増えているものの(前年の 5割→6割くらいに上昇)、多くの企業でテレワークは継続している。これはもう戻らないのかもしれんな。

👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223208386299339

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