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自分が「価値がある!」と思うものが、世間に求められるかどうかはわからない

先日、ある漫画家さんの「漫画家になりたい人の相談に乗る」スペースを聞いていて、面白い話が聞けたので共有します。

ある相談者さんが「SNSに日常系の漫画を投稿しているが反響が全然なくて辛い」と話していました。それに対して漫画家さんは「反響がないというデータをどれだけ集められたかが勝負です」と答えはじめます。

「売れている漫画家というのは、自分の感覚と世間の求めるものが一致している人のことです。いくら自分が『どうだ!面白いだろう!』と言うものを公開しても、世間がそれを求めなければ売れることはありません。

今はSNSがありますから、個人が簡単に作品を出して、反応や数字を取ることができます。これってすごくチャンスだと思いませんか。昔は連載とか持たないと反応すら取れないって状態だったんですよ。

そもそも漫画を描くような人間の『面白い!』と思うことは、十中八九ずれています。

だからといって『世間に受けるような漫画を描け』って言ってるわけではありませんよ。『自分の描きたいものの中で、ウケる領域がどこなのか』を探していかなければいけないんです。

数字を見るのは怖いですよね。でも数字を見ないで『好きなようにやるぜ!』ってなっちゃうと、SNSで公開する最大のメリットが享受できないわけです。

投稿して、『こんなに面白いはずの私の漫画に反響が来ないのはなぜ?』って考えて試行錯誤する。この『なぜ?』が大事なんですよね。そうやって試行錯誤を続けていけば、あなたの面白いと思うものと世間のウケが一致してくると思います。」

この話を聞いて、個人のビジネスでも全く同じことが言えると思ったと同時に、めちゃめちゃ親近感がわきました。




僕たち個人起業家は、「これは価値がある!」と信じたサービスを提供したくて活動しています。

でもそのサービスが実際にお客さんに求められるものなのか、お金を払ってまで受けたいと思ってもらえるのかは別問題です。

だから僕たちは「売る」をしなくてはいけない。売れば反応が取れるからです。買ってもらえた、断られた、なんとなく煙に巻かれた。

等々の反応は、漫画を公開した時の反応と同じだなあと。



売ることだけではなくて、情報発信をするときもそうです。発信を通じて価値を提供できたのか、できなかったのか。今打ち出しているコンセプトはお客さんに正しく認知してもらえているのか。

これは僕の感覚ですが、価値ある情報を提供し続けることができていれば、3ヶ月〜半年ほどで何かしら読者と繋がりが生まれます。

そこで読者になってくれた人に「私の発信の何がよかったですか?」と聞ければ、あとはその声をベースに発信内容をブラッシュアップして、出していけば人が集まってくるでしょう。




ただブログを書いて、なんとなくサービスを作って、「売ってます」と言うだけでは勿体ないのです。「反応がない」という反応を見逃してしまっている。

「なぜ反応がないのか」という部分について考えた方が良くて。そもそも投稿数が少ないのか、コンテンツの質の問題なのか、それともコンセプトがずれているのか。



漫画家さんも言ってましたが、数字を見るのは怖いですよね。でも見ないともったいないし、特に右も左も分からない時に数字を見ろと言っても「何をどう見ればいいのかわからない」という状況になると思います。

そんな時は、すでに売れている人に聞くのが一番手っ取り早いです。売れている人というのは「売れるまで『売る』をしている人」なので、自分の伝えたい価値をお客さんに届けることができているからです。




少し対照的ですがこんなエピソードもあります。僕の大好きな著者さんで、ロケット打ち上げ事業の第一人者である植松努さんという方がいらっしゃるのですが、植松さんは著書の中で「夢の叶え方はすでに夢を叶えている人に聞け」とおっしゃっていました。

植松さんは小学生の頃、ロケットを作りたいと友人や先生に言ったら『お前には無理だ』と言って笑われたそうです。でも冷静になって考えてみたら、小学生の植松さんの周りには一人もロケットを打ち上げたことがある人がいなかったと。

聞く相手を間違えただけで簡単に夢は死んでしまう、という教訓は僕の中に強く残っています。



今日の話を起業に当てはめるなら。

「起業したい!」と起業をしたことがない人に言ってはいけない。その人たちは方法を知らないから。

「サービスを売りたい!」なら、サービスを届けたい人に1秒でも早く届け、反応を取ること。自分の感覚と届けたい人たちの感覚をすり合わせること。

サービスを売りたいのに、同じようにサービスを売りたい人と集まって、「いつか売りたいよね〜」と言い合っても有用なデータは取れません。



勇気が欲しいなら、すでにその道を行っている先人に力を借りよう。

売れたいなら、いち早く売って、お客さんに力(反応をもらって改善するためのデータにすること)を借りよう。



ひとりの頭で考えてもたかが知れてる。上手に人の力を使っていこう。






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