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僕の仕事は「生き方とマッチした働き方を作ること」です

最近、仕事が楽しいんです。今日は今頭の中にあることをそのまま書いていきます。思考の整理もかねて。いや、ずっと楽しいんですよ、今までも楽しかったし、自分の仕事が嫌だと思ったことは一度もない。ただ、最近はもっと楽しいというか、「こんなステージがあったなんて」と思うような感覚になっているんです。自分の仕事が「生き方とマッチした働き方をつくることである」と言語化できてから、さらに。好きなことを仕事にする、という課題は起業を始めた7年前にクリアしました。人と話すことが好きで、「話すことが仕事になったらどれだけいいだろう」と思って、選んだ仕事がライフコーチ。ブログを通じて自分で仕事を作ることを経験して、そこから「自分で商売をするとはこういうことなのか」と学びを得て、形のない「対話」を仕事にすることと向き合い続けてきました。疑問だったんです。大人が苦しそうに働いていること以上に、「大人なんだから仕事が辛いのは当たり前」という共通認識をみんなが持っているように感じたことが。本でしか読んだことがない「楽しそうに働いている人」が本当にいるのかどうかを確かめたかった。起業は人生を使った実験でした。結果として、起業できた。好きなことを仕事にすることができた。これが第一ステージです。ただ、好きなことを仕事にしたからといって、人生がクリアできたかと言われると全然そんなことはなかった。次に僕に降ってきた課題は「続かないこと」だったんですね。noteで何度も話しているので知っている人もいるかもしれませんが、僕はコーチング起業をして3年目に「稼げるけど稼ぐ気が起きない」という期間が10ヶ月以上続いて、貯金がなくなり、アルバイトをしながら生活している時期を経験しました。不思議な時期でした。なんか満足してしまったというか、「これだけ頑張ったんだから、もう働きたくない」という気持ちになってしまったんですね。収入がぱったり途切れてしまった。稼ぐ手段はあるはずなんですよ。なのに稼ぐ気が起きなくて、でも人間生きていればお金は出ていきます。当時はお金の勉強もしていないし、自分の事業を経営している感覚もないし、「まあ頑張って稼いで少しは蓄えがあるから、なんとかなるだろう」という気持ちで、だらだらと生きていました。なんとかなるわけがないんですね。赤字をだらだらと垂れ流しながら、「お金なくなっちゃったからもう一度頑張るしかない」というところまできて、アルバイトを始めました。ここまでくると「お金がないから頑張ろう」というモチベーションになってきて、半年ほど必死こいてアルバイトを卒業するくらいには稼げるようになり、バイトを始めたちょうど1年後には一番調子が良かった時の売上に戻すことができました。ここだけ切り取ったら「どん底から再起したドヤ顔エピソード」なんですが、僕が今日伝えたいことはそういうことじゃなくて。「なぜ好きなことを仕事にしているのに燃え尽きてしまうのか?」という問いです。人生は続くのにビジネスが続かない。生きている限りお金は使いますから、いくら支出を抑えても0にはならないんですね。もし僕のモチベーションが「お金を稼ぐこと」なら燃え尽きるわけがないんですよ。なのに燃え尽きたっていうことは「お金のあるなしで頑張り続けることはできない」ということになる。これは持続可能な働き方ではないんですね。「ビジネス辞めたいからお金使うのもやめよ〜」というわけにはいかない。すると遅かれ早かれ「お金をモチベーションにしなくても働き続けられ、働き続けるから結果としてお金が入ってくる」という状況に持っていく必要があるんですね。きっと自分はお金がなくなってもあの時のような頑張り方をするのだろうけど、ぶっちゃけもうやりたくない。今は子どももいるし、「父ちゃんもう一回アルバイトからやり直すよ」という事態は絶対に避けたい。仕事のどこに重点を置くのか、というのはここ数年の僕の課題だったんですね。ずっと考えていました。そして最近ここが繋がった。働き方と生き方がマッチしていれば仕事をずっと続けられると。「働く」を独立して考えると、「働かない」という選択をしたくなったときに仕事が止まっちゃう。でも「生きる」はよっぽどのことがない限り自分の意志でやめることはできないですよね。だから「生きる」に限りなく近い「働く」ができれば、「働く」に対しても「やめよう」とは思わないはず。好きなことや楽しいことって「やるな」と言われてもやりますよね。お金も時間も使う。それで得られるリターンがたとえ「楽しい」だけだったとしても、人は好きなことをするんです。だから「働く」が「好き」になれば理論上ずっと仕事しますよね。だって好きなんだもん。ここで伝えておきたいのは、「好きなことを仕事にすればずっと働けるよ」と言いたいわけではないことです。僕はライフコーチで、人と話すことが好きで、それでお金を稼ぎ、そして燃え尽きました。なぜかというと「人と話すこと」は好きだけど「それでお金を稼ぐこと」は好きでやってるわけではなかったからです。いや、楽しいし、嫌いではないんですよ。ただ「好きなことでお金を稼ぐためにやらなくてはいけないこと」もたくさんあった。人と深く繋がるのは大好きだけど、自分のことを半分疑っている人の警戒を解いていくことはあまり得意ではなかった。生活費を計算して、必要な金額を算出して、逆算してセールスの回数やアポイントの件数を狙っていくのも、「好きなことを仕事にするんだからこれくらいやらないとだよね」という気持ちでやっていた。だからトータルでは「好き」なんです。ただ、「得られるリターンが大きいから頑張ってやっていること」もたくさんあった。考え方が「投資」なんですよね。今使えるお金を差し出して、未来のリターンを得られる先に投資する。「リターン考えたら差し引きプラス」という考え方が強かったように思います。だからある程度お金が稼げて少し余裕が出てくると、お金を得られることでの満足度が下がり、相対的にストレス値を大きく感じ、「このストレスを感じてまで稼ぐ必要あるのかな」と自問する日々が始まってしまう。支出は変わらないのでだんだんとお金が減っていき、「お金が必要だ」という感情が優位になると収支が逆転して「ストレスを感じても稼いだ方がいいよな」という心理状態になる。これを繰り返していたわけです。僕は「ライフコーチ」は好きだけど、「ビジネス」は好きになりきれてなかった。かけたコストよりも大きなリターンがあるという「利益」で見ていたんです。ビジネスなんでこれは当たり前の感覚というか、むしろ数字をきちんと把握して行動を決められることは強みだとは思いますが、この感覚だと「結果が出ないならリターンを得られないからやらない」という選択肢が出てきてしまうんですよね。だから行動にムラがあった。独身のときはそれでも何の問題もなかったですけど、今は家族4人を食わせていかなくてはいけないので、状況が完全に違います。「たくさん稼いだ時のあまりで稼がない時を凌ぐ」という選択肢は合理性を欠きます。家族が困るからです。理想は「たくさん稼ごうが稼ぐまいが働くことそのものに意義を見出せる状況」だと思います。ビジネスをしているので調子がいい時悪い時があるのは当たり前だとして、「結果の良し悪しに関わらず事業を継続できる」という状況を保ちさえしていれば、結果として安定した収入を得ることができます。余裕が出るたびにいちいち燃え尽きてたら、子育てという20年の長期戦を戦っていけないということです。「自分の成功」だけを考えたら短期決戦でいいんです。でも「大切な人の幸せ」を考えると、「たくさん稼いで燃え尽き」はもはや失敗しているとも言える。だから僕の課題は「好きなことを仕事にする」から「好きなことを仕事にする過程全てを好きになる」ことに変わりました。好きになれば続くからです。ライフコーチングは出会ったその日からずっと大好きです。でも「ライフコーチングを仕事にする諸々の作業全てが好きである」という状態は最近になってようやく作ることができました。今の日本の経済政策として「貯蓄から投資へ」というスローガンがありますが、今の僕は「投資から嗜好(趣味)へ」です。投資はリターンを期待してコストを払うことです。嗜好(趣味)は行為そのものが喜びで、言い換えるなら「行動した時点でリターンを受け取る」ということです。つまり、経済活動が「嗜好品」になれば、愛煙家がタバコを吸うように、疲れた体に注ぎ込むキンキンに冷えた生ビールのように、キャンプ場で星空の下燃やす焚き火のようになる。「すること自体が報酬」という状態を作れます。そして経済活動なので、行為を行う限りは誰かを喜ばせることができ、収入が入ってきます。「やるなと言われてもやってしまうことをただやっていたら、経済までついてきた」という状況が揃ってしまえば、あとやるだけです。「趣味をするためのお金を趣味をすることで賄っている」というイメージでしょうか。いや、こっちのほうがいいな。「人生をするためのお金を人生で賄っている」これです。この感覚です。この一文に出会うために今日は4000文字書きました。多くの人、いやほとんどの大人は「人生をするためのお金を人生とは違う仕事で賄っている」状態です。自分の強みや才能に関係のないところでお金を稼ぎ、人生と仕事をいったりきたりし、ときにはスイッチすることも忘れ、バランスを欠いていきます。それはあなたが悪いのではなくて、「人生と仕事をスイッチするときに払うコスト」を払い過ぎ、払えないコストはストレスや人間関係のトラブルとなって現れ、残債がリボ払いのように膨れ上がり、どうしようもないから「今日もスイッチして金を稼ぐしかない」という状況になり、また残債が膨らむのです。誰も悪くない。本当に誰も悪くないんよ。だからといって「あなたは悪くないので、一生そのままでーすwww」と言われた嫌でしょ。だから気づいた日から少しずつ変えていけばいいんです。人生をするためのお金を人生で賄うにはどうしたらいいんだろうって。あなたが「やるなって言われてもやっちゃうこと」を「ビジネスをするために必要なこと」にどう変換していくか。ここが僕の仕事なんだと思います。僕のやっているビジネスでの「必要なこと」は、『発信(広告)』『セールス』『サービス(コーチング)』です。「コーチングが好き、だから仕事にしたい、でも発信とセールスはきらい」この状態では「頑張って稼ぐか、頑張れなくて稼げないか」という勝負でしかなく、多くのコーチはここで挫折しています。でも「あなたが本当に提供したい価値は何で、そのためにはどんな関係値が必要で、誰とどんな出会い方をすればよくて、さらにそれらをあなたが自分の強みと才能をつかって揃える」ことができれば、「コーチングすき」「セールスもすき」「発信もすき」という3拍子を並べることができ、「やるなって言われてもやりたくなることをやっていればお金が入り続ける」という状況を作ることができます。経済活動がついてくればあなたの家族や大切な人も豊かになりますから、「もっとやれ」と周りから追い風も吹きます。一度この仕組みができてしまうと「人生をするために人生とは違う仕事をしなくてよい生活」を得ることができるので、「仕事と人生を行き来するコスト」を払わなくてよくなります。その浮いたコストを「人生をすること」に再投資すれば、「人生をすることそのものが得るリターン」も膨れ上がります。つまり収入も伸びるということです。収入が伸びても仕事と人生が離れていないので、余計なストレスを抱えることもありません。自分を中心に経済が回っていきますので、「職場に合わせるコスト(通勤時間や人間関係のストレス)」も必要以上に抱えなくて済み、それに伴って生活に必要なコストも下がっていくはずです。お金も時間もメンタルにも余裕ができる。この話のすごいところはここからで「余裕ができてよかったね」では終わらないんです。人は幸せになるために生きているから、余裕ができたリソースはさらに「幸せになるため」に再投資されるので、仕事が「お金に余裕できたけど好きだからもっとやろ」という状態になります。勝手に。意識なんてしなくても。素晴らしい相乗効果ですね。犬が好きで好きで仕方がない人が、広めの庭がついた一軒家を手に入れたらどうしますか?庭にドッグランを作りますよね。これと全く一緒です。「この広い庭に絶対にドッグランなんて作るなよ!1億円あるけど絶対作るなよ!!」と言われて、ドッグランを作らない人なんていないんです。犬好きならね。生き方と働き方を近づけるとはそういうことです。庭にドッグランを作ることなんです。今日伝えたいことは「頑張って稼いだお金でドッグランを作る人」になるか「犬を可愛がっていたらなんか知らんけどお金が入ってドッグランを作る人」になるか、というだけの話です。そして僕は「犬と遊べば遊ぶほどドッグランのコースが増えるような仕組みを作る人」です。お付き合いいただきありがとうございました。おはなし屋なおとと申します。以後お見知り置きを。一切改行もない長い文章をよくここまで読んでくれましたね。まさかそんな人がいるとは思っていなかったので、驚くばかりです。お疲れ様でした。


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