見出し画像

30歳になりました 20代の振り返りと今後の生き方について書きます

30歳になりました。

今の時代は本当にすごいです。LINEでラーメンやアマゾンギフト、コーヒーなどをたくさんぶん投げてもらえる。

ほくほくしながら1日を過ごしていました。ありがとうございます。

30代初夜ということで何か書いておきたい気持ちになりましたので、今考えていることを残しておこうと思います。

これから10年の抱負を決めました。時間を味方につけて生きていきます。これは今日に始まったことではなくてここ最近ずっと考えていることなのですが。

20代前半の僕は、「今日勝つ」ということだけを考えて生きてきました。

スポーツ選手をやっていたこともあって「今日この試合で結果を残せるかどうかが選手としての自分の価値を決める」という価値観で暮らしていました。

1年に1回あるビックゲームで結果を残せるかどうかが自分の価値を決める。自分の存在価値は「勝つこと」だと思っており、勝てない自分には価値がないと本気で思っていました。

そんな生活を抜け出したくて、23歳の時に起業をしました。が、長く浸かっていた価値観がそう簡単に抜けるわけもなく、スポーツでの「勝利」がビジネスでの「結果」に置き換わっただけの日々を数年過ごしました。

お金を手にした瞬間は天にも昇るような気持ちになる。リスクを負いリターンを得る。刹那的な生き方をしていたなと思います。

起業してからは生活全ての決定権が自分にある生活をしていたので、スポーツ選手をやっている時よりは大きく自由度の増した生活をしていました。

が、それでも自分の根底に染み込んだ「勝てば官軍」スタイルの生き方はなかなか抜けるものではありませんでした。

その考え方が変わり始めたのは、25歳の頃です。うまく売上が出せなくなり、貯金が底をつき、アルバイト生活を始めた。あのタイミングが転機でした。

僕は起業をし、結果を出し、お金を手にし、自由を手にしたはずなのに、どうして未だ苦しいままなのか。おかしい。

そう思えた時に初めて「稼ぎ方云々ではなく生き方そのものを転換させなければいけないのではないか」という問いが生まれました。

そしてその少し前のタイミングで結婚していたこともあり、「このままでは自分を選んでくれた妻まで巻き込んで不幸になってしまう。何かを変えなければ」という気持ちが芽生え始めました。

2019年の夏頃のことでした。

ちょうどその時僕たち夫婦は子どもを作ることを考えていました。このことも自分の生き方に「時間軸」を意識し始めるきっかけになりました。

子どもができたらさすがに「今日勝てばいい」という生き方はできません。

具体的に授かる命について考えはじめたとき、自分の価値観に変化が起きたように思います。「今日幸せになることだけではなくて、ずっと幸せでいるためのことを考えなくてはいけない」と。

その時期から僕は「種まき」を意図的にするようになりました。具体的には発信活動、お金の勉強、家庭のための時間を取ることです。

「今日売れる」ことだけを考えれば発信活動などする必要がありません。「使っても稼げばいいじゃん」と楽観的に構えていればいいなら欲しいものは値札を見ずに買えばいい。

今日を快適に過ごしたいなら妻のことなど考えずに好き勝手に暮らせばいい。

でも僕は「持続的に続く幸せを作るためには、たとえすぐに報われなくても重要度の高いことをするべきかもしれない」と考えるようになりました。

発信活動からビジネスを展開させることができれば、自分が活動していない間も仕事が前に進み続けるし、お金について理解が深まればこれから先やりたいことや子育てにお金を使う時に「最小限の投資で最大の成果を得られる」ようになります。

少しずつでも妻に貢献していればずっといい関係が保てるし、長く一緒にいるパートナーだからこそ敬意を払いできることで貢献し続けることで、「困った時はお互い様」と気持ちよく助け助けられる関係が構築できると思いました。

自分の考えの「時間軸」が少し伸びた瞬間でした。

活動方針を変えてから半年ほどは「鳴かず飛ばず」の状態が続いたのですが、少しずつ状況がいい方向に変わり始めました。

発信活動からちらほら問い合わせが入るようになる。金銭面も「収入が減ったら不安だ」という状況から「たくさんあるに越したことないけど、ないならないで支出をコントロールすればアルバイトでも十分豊かに暮らしていける」という状況になりました。

妻との関係も良好になりました。アルバイトとビジネスを掛け持ちしている間でも空いた時間に食事を作り、生活に必要なものの買い出しや家事をし、生活を支えてくれている妻に敬意を払い続けることで「あなたはずっとアルバイトしててもいいよ、子どもができても私が養うから大丈夫」と言ってくれるまでの関係を築けました。

苦しい時に支えてくれた妻には今でも頭があがりません。でも収入が少ない僕もやれることは全部やれたつもりです。

「今ヒモ状態なのは仕方がない。どうせお世話になるならずっとヒモでいてくれと言われるくらい最高のヒモになろう」と決心して、そのミッションを無事果たすことができました。

妻と自分でひとつの家庭を運営していく。どちらかが調子を落とせばもう一方が頑張って支える。その土壌が作れたのもこの時期でした。

そして「時間軸」を意識した取り組みもあってか、事業がうまくいき始めた時に今までにはなかった「これはずっと続いていくだろうな」という感覚が芽生え始めました。

2020年の夏には念願だった地方移住も達成でき、地元に戻ってくることもできました。「東京を離れて地方で今のビジネスの形を続けられるだろか」という不安はありましたが、杞憂に終わりました。

移住から3年経ちましたが、今のところ仕事も家庭も大きなピンチに出会ったことは一度もありません。そして子どもを授かりました。

妻には「今度は僕が頑張って稼ぐから今はゆっくり出産と育児に専念していいよ」ということもできました。

2021年に無事に生まれてきてくれた娘は今月で1歳5ヶ月になりました。夫婦ふたりで協力してはじめての子育てに臨むことができたのも、あのとき「時間軸」を意識し始めたからに他なりません。

もし僕があの時考え方を変えなければ、きっと今でも稼いでいることには稼いでいるでしょうが、「なんとか娘を育てるために稼がなければ」という気持ちで不安に押しつぶされそうになっていたんじゃないかなと思います。

いくら時間に融通が効くからって、不安な気持ちで娘の顔をみていたら、今みたいに笑えたとは思えません。

時間が味方してくれる生き方をしているから、娘の顔を見る時は100%娘の顔を見ることができているのだと思います。

今日は誕生日だったので家族でうなぎを食べに行きました。娘は美味しいものを食べると鬼滅の刃の煉獄さんみたいに「ウマイ!ウマイ!」と言います。

心の底から嬉しい気持ちになります。ああ豊かだなあと思います。

20代を振り返ってみて改めて感じることは、自分の「時間軸」が長くなったことにより「不安」から距離をおくことができるようになったことです。

目の前の不安なことを対処するために時間を使うのではなく、一度よく考えて「緊急ではないけれど大事なことは何か」と考える。

今の僕のビジネスのフェーズでは「目先のお金を追わずに、半年後1年後に効いてくる行動を毎日積み重ねる」ことが大事だと考えていて、具体的にはYouTubeに動画を投稿することです。

何を狙ってYouTubeにコミットしているか、ここでは深く語りませんが、僕にとってYouTubeは「チャンネル登録者が増えて売上が伸びる」以上のメリットがあります。

だから毎日続けられているし、ここに時間と労力を注ぎ込めば複利が効いてきて少し時間が経った後に大きなリターンとして自分のところに返ってくることを確信しているのです。

そのためには目先の利益を捨てる必要があります。僕の感覚では「アナリティクス」や「データの分析」も一緒に捨てる必要があると思っていて。

今の方針は「自分で作った動画を自分で見て前回よりも進歩したと思えるか」ということだけを考えて投稿しています。

そして実際に活動を再開して23本動画を投稿して、「これはいい動画が作れたな」と思う感覚と実際の再生数の伸びが重なってきたので、いい兆候が見えています。

データに自分を寄せていくのではなくて、自分の感覚に数字がついてくることが重要。これも時間を味方につけるための考え方です。

自分らしく売れなければ意味がない。無理した努力は続かないからです。

まず自分がいて、自分が納得できるものを出して、その上で売上も取りに行く。「視聴者に寄せて再生される」よりも「自分の感覚を信じて大すべりする」ほうがよっぽど大事なのです。

これは動画だけではなく、自分の生活全てにおいて言えることです。まず自分がいて、その上で必要なものを取りに行く。そんな意識で毎日生きています。

20代前半の頃は、まさかこんな気持ちで30代をはじめられるなんて思っていませんでした。なんか言葉にするとちょっと変な感じですが、僕は自分のやるべきことが見えています。


『時間を味方につけるような行動を毎日積み重ねて複利を効かせる』


今考えていることはこれだけなんです。でもこれ以上ないシンプルな方針が、なんとなくですがこれから先の人生もずっと指針になってくれるような気がしています。

やっていることの形は変われど、40歳になってもこの方針は変わってないんじゃないかな。

緊急ではない大事なことに時間とエネルギーを注ぎ続ける。地味なんですけど、これが真理なんじゃないかなって思ってます。

最近、毎日幸せだなって思うんです。でもこの幸せは「今日の自分に勝ったから」ではないことも確かで。

不思議な気持ちになるんです。お金や時間があるだけで得られている感覚ではありません。今日豊かなのは、昨日までの自分が積み重ねたものの上に立っているから。

過去にしてきた決断、積み上げてきた発信、少しずつ深くしてきた人間関係、一番時間とエネルギーを割いてきた家庭。今までにやってきたこと全てがじわりじわりと自分に返ってきてる。

昨日までの自分が今日の僕を幸せにしてくれている感覚なんです。だから今日の僕は「なにをやってもやらなくても100点」という状態で1日を始められる。

だからこそ「この幸せのバトンを今日の自分で終わらせるのはもったいないな」って地味だけど大事なことをまたせっせとやり始めるんです。そうすると未来の自分が幸せになる。

今日どうなるか、っていう勝負をしてないんですね。時間軸が長くなったなあと思います。

さて。書いているうちに12時を回ってしまったので、30代初夜がなんと終わってしまいました。今日はこの辺で終わろうかと思います。

じわりじわりと感じている僕の感覚が、少しでも理解してもらえたら幸いです。それではまたどこかでお会いしましょう。サンキュー。


最後に

いつも僕の発信を見てくれているあなた、クライアントさんをはじめとして僕と直接関わってくれているみなさん、LINEでプレゼントをぶん投げてくれた愛すべきあなたたちに感謝を伝えたいです。ありがとう。

これからもおはなし屋なおとは自分全開で生きていくので、生暖かく見守ってくれたら幸いです。今度一緒に酒でも飲みましょう。以上です。

もう一つ追記

最近新しいミラーレス一眼を買いまして、写真をたくさん撮っています。あのなんだろう、せっかくここまできたならちょっと見てもらってもいいすか??


森の写真です
写真の師匠に褒められたやつ


おはなし号
森の家
森の家天井
行きつけのカフェ
ウユニ塩湖まで行かなくてもいいかも
春のいぶき感じてちょうだい
たか〜い
おはなし屋なおとがお送りいたしました


最近のYouTube



あ、あと最近インスタはじめました。フォローしてね〜



この記事が参加している募集

#振り返りnote

85,308件

いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。