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都心から船で2時間!自転車アイランド伊豆大島は楽しいぞ

曰く、「自転車の楽園」「常春の島」「べっこう寿司が美味しい」「星空がきれい」「海を眺めながら入れる露天温泉がある」。

ここ最近、伊豆大島がらみの自転車旅行記事を見かけることが多くなりました。実際、都内からの輪行先としてかなりおすすめしたい場所なので、自分も昔の旅行記を書き殴って少しでも「大島行きてー」という人を増やそうと思います。乗らなきゃこのビッグウェーブに。

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伊豆大島ぐるっと一周 - Ride with GPS
※2021.09に加筆修正&ルートマップを差し替え


1. いざ「東京の島」伊豆大島へ

浜松町駅の裏手側、ゆりかもめ竹芝駅すぐ近くの竹芝桟橋から輪行袋をかついで高速船・ジェットフォイルに乗り込んだのが、2016年1月の三連休初日。その年に伊豆大島で国際ロードレースの大会をやるという記事を見かけて観光記事を読むうち、すっかりその気になってしまって気付いたら船便のチケットを予約していたのだった。我ながらちょろい。

この高速船、波の影響が小さいので揺れにくく東京湾内はおおむね携帯の圏内なので暇つぶしには事欠かなかった。(エンジンがボーイング製なので航行時の音が完全に飛行機、というおもしろポイントを付け加えておく) クジラ衝突注意についてのアナウンスがうるさくなって来たら、まもなく大島到着。

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島のシンボルとも言える椿。常春の島イメージに一役買っているけれど、実際まあ1月は寒い。考えてみれば南伊豆と同じぐらいの緯度なのだから当たり前と言えば当たり前。

夕方到着だったので、この日は港を散策しておしまい。

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2. 伊豆大島周回道路をぐるっと走る

翌日。反時計回りで大島一周スタート。小さな市街地を抜けてしばらく走ると、名物のひとつである大断層が見えてくる。

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海岸を走る道路沿いに、ビルのような高さで断層がむき出しになっている。ミルフィーユ。

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波浮というこじんまりした港町を過ぎて島の東側に入ったあたりから登りに差し掛かる。5kmで350mほどUP。真っ平らな島と違ってここが楽しい。かもしれない。

登りきったあたりで見えてくる"月と砂漠ライン"へ折れると、裏砂漠という大島一の絶景スポットへ行くことができる。「シクロクロスで走るとクソ楽しい」と聞いていたものの、ロードに乗っていたので走行は回避。(火山灰で出来た本物の砂漠なので実際ロードバイクは厳しいと思う。)

※写真を撮り忘れてるのでストビュー

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そのまま坂を下り大島空港をまたいで、島の北西側にあるサンセットパームラインへ。ほぼ交差点なしの海岸沿いの一本道を対岸の伊豆半島・富士山を眺めながら走れるという脳汁出まくりの快走路なので、高速船から降りたその足で夕陽を見がてら走っていたら最高だったかもしれない。

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アジアチャンピオンシップの大会コースを示すブルーライン。


3. 大島の海の幸と満天の星空を堪能

宿に帰って温泉に入ってから、寿し光さんで早めの夕食。島名物の"べっこう"。ピリ辛の島とうがらし醤油に浸かった白身魚が、べっこうのような色だからこの名前になったんだとか。

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誤解を恐れずに言うと、べっこう云々を抜きにして普通に美味しい。身が口の中でするっとほぐれる。近海でとれた魚を出しているらしいので鮮度が良いのかもしれない。

観光のハイシーズンは激混みというお店をほぼ貸し切り状態で満喫したあと、宿で少々時間を潰して夜まで待機。伊豆大島最後のお目当ては、海岸から眺める星空。

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少し雲がかかっていたものの、それがまた良い。と言い張ってみる。

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東伊豆の街明かりが見える。小笠原諸島は流刑地だったというけれど、これだけ本州が近くに見えると、それはそれで里ごころがついちゃうだろうなと思う。

翌朝一番の船便で東京へ。ちなみに帰りの船の中で何か食べるなら、ターミナルで売っている島島弁当・鼈寿司が激推しです。美味すぎる。


というわけで手元にある写真と記憶で書き殴ってみた伊豆大島旅行記、いかがだったでしょうか。まだ観光的な見どころスポットはたくさんあるので、1日は自転車、もう1日は他のアクティビティとかでも楽しいかもしれません。

首都圏近郊の海岸道路や峠道は飽きたなー、という方は足を運んでみて損はないです。さあ、いますぐ東海汽船でチケットの予約をするんだ!

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