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夏の北海道縦断・自転車ツーリング 前編

夏の北海道と自転車旅行。
ビールと言えば枝豆、白衣と言えばメガネ。世の中に鉄板の組み合わせは数あれど、聞いただけで「間違いない」と確信できるこのコラボレーション。

前置きはともかく、2017年のお盆休みに約4日間かけて釧路から帯広、富良野を経由して留萌、稚内と自転車で走ってみて最高に最高だったのでそのおすそ分けをしたいという記事です。そろそろ夏休みの計画を立てようかなと考えているそこの貴方、夏の北海道、マジで良いですよ。

前編は釧路から富良野まで。ではどうぞ。

北海道自転車ツーリング2017(前半) - ルートラボ - LatLongLab


お盆休み。都内の天気が極悪な暑さから一段落して季節外れに30度を下回る日が続いていたころ、道東・釧路に降り立ちました。

もうびっくりするぐらい寒いわけです。
事前に天気予報から「ウェアは長袖!」と決めていたので、その判断が間違っていなかったと噛み締めます。逆に言うと自転車で長距離を走るには快適な気候なので、補給まわりでひどい目に遭うことはなさそうです。

この日は釧路湿原を走ったあと、ホテルの温泉でのんびり。

世界三大夕陽と言われる釧路港の夕焼け。この青空と再会できるのは3日後になります。


翌朝、土砂降りの中走行スタート。曇天の太平洋を横目に国道38号線・釧路道路を西進し、浦幌からは同38号線・十勝道路を北西へ。ここから帯広までの間はとにかく平坦で、除雪用のスペースも相まって走りやすい道だったのを覚えています。

雨ばかりだったので本当に写真がない。

帯広と言えば豚丼。国道を走っている最中に「豚丼」の幟を見つけて、何も考えずに入店したのが「とんかつのつかさ」さん。ご親切にタオルを貸していただいたりしたんですが、その親切の印象が吹っ飛ぶぐらい豚丼が美味かったです。お肉が良いんだろうか。

ひたすら空からのシャワーを浴びながら、この日の宿であるトイピルカ北帯広ユースホステルに到着。

デッキで上着と自転車を干していただきました。こういうお店・宿に限らず北海道旅行中は本当に色んな方のお世話になったんですが、なんなんですかね、この島は親切で出来ているのか。


翌日は曇り。恐らく交通量が多いであろう帯広市内の国道を避けるため、やや北寄りにある道道75号線を走っていきます。

ひたすら畑が広がる帯広を抜けると、この北海道縦断でほぼ唯一と言っていい長い登坂・狩勝峠に差し掛かります。広大な十勝平野を一望する、日本新八景にも選ばれる名勝です。

サイレントヒル。
ちなみに気温もかなり下がっていて、ヒルクライム中は吐く息の白さでゲラゲラ笑っていました。

峠を越えた後は、事前に友人にオススメされていた富良野の外れにある洋菓子店・フラノデリスへ。建屋のそばにはバイクラックも置かれていて自転車フレンドリー。(社長がロードバイクをやる方だとか)

北海道産フルーツで作られたケーキの中から選んだのは、季節限定のスイカチーズケーキ。これがまた意表を突く美味しさ。観光のハイシーズンは長蛇の列らしいですが、納得でしかない。

富良野の市街から一直線の農道を走り、上富良野の宿・コスモスファームさんへ到着。なんとこちらのご主人も夫婦でロードバイクをやっているとのことで、自転車を自家製バイクラックに保管して頂いたうえに、空気入入れまでお借りしてしまいました。

宿からの眺め。丘陵に畑という、ザ・富良野な光景。


翌日は少しだけ早く宿を出て、かんのファームのラベンダー畑を堪能しました。

「留萌・オロロンライン・稚内」の後編に続く。


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