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レコ屋で触れる中国サブカルチャー-上海「Uptown Records」

上海のレコードショップ「Uptown Records」に行ってきました。お店とアクセス方法についてまとめていきます。

上海にはレコ屋がかなり少ないらしい。検索してもヒットしたのが二軒。せっかくなので二軒ともお邪魔してきました。二軒目の「vinyl villa」についてはまた後ほど。

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海外のレコ屋に入るの初めてだなぁと思いつつ、向かった先は上海の「Uptown Records」。

Uptown Records」には中国のインディーズシーンはもちろん日本や欧米のレコードも豊富に取り揃えてありました。日本で仕入れているのかなってくらい日本語のレコードも多く並んでいます。中国バンドのレコードは200〜300元で販売しており、日本より少し割高な印象。レコードの他にもzineやトートバッグなどのレコ屋グッズ、古着も販売していました。お店の中に大音量で流れる音楽もとてもセンスが良いのです。店員さんは高円寺にいそうな姫カットボブの女の子だったのでアウェイ感が少なくほんのり親近感が湧きました。

対応してくれた店員さんが少し日本語の分かる方だったので、拙い英語とゴリ押しの日本語でもなんとなくコミュニケーションがとれました。言葉がわからなくても音楽愛がひしひしと伝わってきて、このバンドは今度ライブやるよ!このバンドはずっと人気がある!とバンドのあれこれを教えてくれて買い物もおしゃべりもとっても楽しい。中古レコードは試し聞きさせてくれるし、新品のものはネットから音源検索して流してくれます。

それでももっと音楽シーンのことを詳しく聞きたいし、次回は中国語を勉強していこうと決心したのでした…

「新袴子」と「pk14」のレコードを購入しました。他にも気になるバンドがたくさん!

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ひっそりと佇む「Uptown Records」へのアクセス方法は以下の通りです。

最寄りの駅は上海地下鉄10番線と11番線の「交通大学駅」。駅から約10分歩くとお店に着きます。6番出口から出て、「华山路」沿いに北へ向かいます。

ぶれぶれの写真で失礼します…大学街だからか道路もきれいに整備されていて歩きやすい。しばらく歩くと道沿いに「华山緑地」という緑たっぷりの公園が見えてきます。公園を左手に見ながらまっすぐ歩くと、公園を抜けた後、最初の曲がり角で左折し「平武路」に入ります。

左手に中華料理店が見えてきたらもうすぐです、お店の入り口を見逃さないように注意してください。中華料理店を過ぎた隣、どう見てもお店に見えないコンクリート造の建物の地下が「uptown records」です。建物入り口、右側の壁にA4サイズくらいの小さな看板がぺたり。見落としそうなくらい主張しない看板です。

どうやら地上階は住居らしく生活感たっぷりで入るのに躊躇しますが勇気を出して。廊下に灯りはなく雑然としていてちょっと怖い印象。建物内をすこし進むと階段があるので地下に進んでください。

こんな景色が見えたら安心!階段を下りきるとお店があります。地図を見ながらお店を訪ねた時、間違った建物に迷い込んでしまったかとそわそわしてしまいました。廊下が真っ暗すぎてお店感ないんだもの!

今回の中国旅行で一番の思い出は「Uptown Records」でした。また上海に行く機会があれば絶対行きたいな。見知らぬ旅先のレコード屋めぐり、その国のアンダーグラウンドを垣間見れて癖になりそうです。

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どうやら系列店のレコ屋ビールバーが近くにあるようです。こちらは路面店らしく入りやすい様子。今度はこちらのお店にもお邪魔したいと思います。

Uptown Records n'Beer

住所|上海市 徐匯区 永福路131号

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以下、店舗情報です。(2019年4月現在)

uptown records
住所|上海市長寧区平武路115号 地下1階
最寄り駅|「交通大学駅」徒歩約10分
営業時間|月〜日 14:30〜21:00


映画・音楽・建築・デザインが好きな20代後半。