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アメリカでピルを買うのは簡単?!語学留学中の私の体験談(前編)

Hello I'm Tana. 

アメリカで英語の修行中のたなです。

今回は「英検2級で無保険の女がアメリカで低用量ピルを購入するまで」の体験談を話したいと思います。

だいぶ自虐的な書き方ですが、アメリカでピルを手に入れるのは簡単だと思っていたら、全然そんなことなかったので今後、英語が不自由でピルが必要な方は私のような苦労をしないように記録しておきたいと思います。

日本の医者に1年分の処方を頼む

元より生理痛を軽くするために日本にいる時から低用量ピルを服用していました。どこかのブログで「特別に1年分処方してもらえました〜」とか聞いたので病院で交渉してみることにしました。

医師に「アメリカに留学に行くので、1年分処方してください。」と頼んだのですが3ヶ月に一度診察しないといけないので、「最大3ヶ月分しか処方できません。」ときっぱり断られました。

仕方なく渡米ギリギリに受診し、なんとか3ヶ月分を手に入れました。

医師からは「アメリカなんか日本より安いし、薬局とかで手に入るでしょ。」と言われて、その時はフーンそういうものなのかと思ったのですが

この後、この言葉を信じて痛い目を見たのでした。

オンラインで簡単に購入できる!は ”ウソ”

出国前に調べた記事に載っていたのが「lemonaid health」というサイト。

記事によれば

・オンラインで買える

・無保険でも可能

・医師とのやりとりは簡単なチャットでオッケー!

とあったので、期待していました。

しかし、渡米後にいざ登録してみると、

あなたのお住まいの州では処方に医師の診察が必要です!!

「は?」

と思う間もなく、ガンガン医師から電話がかかってくる始末。

英検2級の力では英語での診察なんて無理だ〜〜〜!(恐怖)

(自分のことは話せるが、相手の質問が全く聞き取れない)

とりあえず、ソラくんを通訳にしてチャレンジしますが、

「本人が英語で話せないと診察はできない」

ときっぱり断られます。

「話が違うじゃないか〜〜〜〜!!!!!」

ピルを手にするまでの戦いの火蓋が切って落とされました。

1.チャットで交渉する

「lemonaid health」はチャットで医師と相談できるのでそこで通訳を使用することやチャットでのやりとりで日本で処方されていたことや、英語が不自由なこと、保険がないことを英語で書き、どうにかならないかと交渉しました。

しかし

「本人が英語で話すしか対応できないので無理」

とのこと。あちらもオンライン診療なので処方のルールが厳密ということは理解できます。しかたない。けど、悔しい

学んだこと1:

「lemonaid health」を使ってオンラインで簡単にピルを買えるのは、

・「運良く」オンライン診療が要らない州にいる人

・英語を使って自分で診察の受け答えができるレベルの人

ということがわかりました。

2.海外旅行保険に問い合わせる

次に、海外旅行保険に入っていたので、日本語医療通訳サービスだけでも利用できないかと問い合わせをしてみました。

ピルの処方はもちろん保険対象外ですが、医療通訳は?と思ったのです。

しかし、これも結果は "NO"

日本語通訳サービスは突発的な病気、事故的なことで病院にかかる時だけだそうです。担当者は申し訳なさそうに日本人医師のいる病院を教えてくれました。ありがとう。無保険なんですけどね!(絶対高いじゃん!)

このあたりで薬はともかく、

処方箋をもらうための診療費が高いことを察しました。

3.Planned Parenthoodに問い合わせる

「Planned Parenthood」という団体では医療通訳サービス対応し、行ける範囲に施設があり(大事)、そして無保険の人にもピルの処方をしていると知り、問い合わせをしました。

初めは自分で電話にチャレンジするにも相手の英語がわからず、早々にソラくんに頼んでスタッフの方に「日本語通訳」を要請。しばらくすると電話での日本語通訳サービスを入れてくれました。神様!!!!

スタッフ、通訳、私の3人で電話をするような形で会話が始まりました。

通訳の方を通じて話したこと

・希望するサービスは?(避妊用ピルの処方)

・何歳?

・この団体を利用するのは初めて?

・女性?

・生年月日

・電話番号

・住所

・メールアドレス

・いつの予約にする?

・保険の有無

・料金と持ち物のお知らせ

どれも質問がわかれば答えは自分で話せる気がしましたが、英検2級の私は相手の質問が聞き取れないので通訳の方の力を借りて、丁寧に対応して頂きました〜

ありがたや〜〜〜〜

最後に料金の話になり、

無保険は診察代だけでなんと$125

わー!!!!誰だよアメリカでピルは安いって言ったやつ〜〜〜!!!!

って思いました。でもまあ妥当な価格でよかったかな。

$500とか言われたら日本から送ろうかなとか考えたかも。

学んだこと2:

「Planned Parenthood」では

・英語で「日本語通訳サービス」を頼むところまで頑張ろう!

・電話予約の時点から日本語通訳対応してくれる。

・無保険では診察代$125

ともあれ、最初に通訳さえ断られたところと比較するとすごく対応が良かったと感じました。


話が長くなってしまったので受診から処方までの話はまた別の記事にしようと思います。次回をお楽しみに。




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