令和に風呂無しWi-Fi無しの3階建てに1人で住む大学生。約1年住んで気づいたこと②
3. 「隣のおじさん」との出会いこれから半年間、よく分からない古い民宿で暮らす、という事実を当時「自称高尚な身分」の私は泣く泣く受け入れるしかありませんでした。
地元から、大学がある場所の民宿を、内見しに行く日。
父と2人で出かけました。
ナビが目的地の周辺に近づいている事を知らせてくれる頃、民宿に電話をかけました。
「もしもし…もう少しで到着するので、後ほど宜しくお願いします。」
「ほ〜い!!もう着くって?よろしく〜!!」
聞こえたのは若干しわがれた声の、おじさ