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ホンモノを見抜く力『暮らしのなかのニセ科学』

こんにちは、オマンです。
今回は最近読んだ本の中で今のご時世、役に立つ本を紹介したいと思います。

コロナの影響で蔓延している様々なニセ科学に対して、この本を読むことによって理解を深められると考えております。

1. 紹介する本

『暮らしのなかのニセ科学』[著]左巻 健男

2. 感想

科学にもとづいているかのような雰囲気を持っているもの、実体験や仮説だけの説明をしているものを本書ではニセ科学と紹介されています。
ニセ科学で説明されている科学的根拠など試験管レベルや動物実験レベルの結果しかなく、ヒトに効果が確認されるかわかっていない多いのがあります。
これらのニセ科学はテレビや新聞・雑誌などの情報メディアを通じて、科学を知らない無知な消費者を知らず知らずのうちに根拠のない自信を持たせてしまいます。

ニセ科学は商業をもとに商品が開発されており、私たちの都合がいいように解釈させられています。
科学を商業にして商品を買わせるすること自体は悪ではないですが、人体に悪影響を及ぼす結果になることは避けなければいけない事象であります。

この本だけを鵜呑みにして科学を判断するのも危険ではないかと感じてしまいました。一次情報(自分が獲得している情報)、二次情報(他人から獲得した情報)、三次情報(情報元が不明である情報)のどれか一つだけで判断するのではなく、全ての情報を考慮して取捨選択をしていくことがニセモノに対抗する力ではないでしょうか。

分かりやすい例えで内容を理解しやすく、たくさんの人が服用しているであろうサプリメントも多く解説しているヘルスリテラシーを高めることができる書籍なのでぜひ読んでみてください!

3. 余談

新型コロナウイルスの常識、感染対策、感染リスクなどについて私が獲得した全ての情報を考慮に入れて判断をしてもっとも有益だと思った情報は宮沢孝幸・京大准教授の“100分の1作戦”というものであります。
宮沢孝幸・京大准教授は11月20日のニュース番組に出演し、意見の食い違いにより議論を感情に身を任せてしまう場面が見受けられました。その結果、二次情報では冷静をなくして説得力がないと情報だけが先行し、多くの人からそのイメージによる烙印を押されてしまいました。しかし、二次情報や三次情報だけを鵜呑みにせずに自分自身で宮沢孝幸・京大准教授のウイルス学などについて調べたことにより、一次情報での有益な情報を獲得する結果となりました。

ぜひこの“100分の1作戦”を調べて読んでみてください。この情報が役立つという他人の評価を確認するだけでなく自分自身でもどの情報が有益であるの吟味することが重要であると思います。

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