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親の心配、こどもの幸せ①~ちびだからなんなん?~

いとしの孫ちゃん。来るたびに重たくなり💦
首も肝もすわり、泣きかたも力強さを増し増し💦

そんな孫ちゃん、成長曲線の ”どまんなか” にいるんだよ~と、母ブーは嬉しそうに話す


孫ちゃんが ”どまんなか” なのは何より

我が子が坊のように大きければ難儀し、坊ネズミのように小さければ心配するのは湯婆婆だけではあるまい

おおかみが赤ちゃんだった昭和どまんなか。きっとその時代でも、親の気持ちは似たようなものだったろう

そんな親の淡い期待を、峰不二子よりも大胆に裏切ったおおかみ

成長曲線の下の線から大きく逸脱した身長
あばらガリガリで体重も成長曲線から完全に逸脱

とっても細くて、ちびっちゃかった

小学校に入った時、身長は1mを切ってた。97㎝
この世で3ヶ月しか生きていない孫ちゃんですら70㎝に近づいてるというのに

中学校に入った時、体重は29.5kg
身長は2番目にちびっちゃい奴と頭1つ分違ってた

高校に入った時、ちょっと盛り返して145㎝
バド部でネットより背が低かったのは、おおかみ一匹だけ
これでも、本人的には”おっきくなったな~”とそれなりに満足してた

世にいう”成長期”なるものがまったく無く
爬虫類のようにリニアに成長してるものの、階段状に伸びまくる同級生にはどんどん離され

後に母から聞いた話では、「病院に連れて行こうかね~」と考えた時期もあったらしい。きっとメチャ心配だったに違いない

でも、おおかみの両親はまったくそんな雰囲気を表に出さなかった

よその子を見ても、小さいとか、大きいとか評価しなかった…ように思う
すでにあんまり覚えてないケド


世の中、中途半端に逸脱すると風当たりが強い
けれども、度を過ぎて逸脱すると、そこは穏やかだったりする

あんなにちびっちゃかったのに、「チビ」といじられることはまったく無く
中途半端にちびっちゃい奴が「チビチビ」とからかわれてるのを見ても、特に何とも思わず

自分がちびっちゃい自覚が無かったのか?

…いやいや、さすがにそんなことは無かったと思うケド、ちびっちゃいことを悲しいとも恥ずかしいとも思ったことは一度もなかった

…あ、ちょびっと嘘をつきました💦

高校でバドミントン部に入り、ダブルスを始めたとき
ショートサーブを腰より下で打つのは悲しかった
背が高ければ…あんなに高い位置から打てるのに

どうして、地上XX㎝以下で打つこと!ってルールにしないのか
ま、審判は難しくなるけどね。でも今の技術ならできると思う


閑話休題。とってもちびっちゃいくせに、その自覚がなかったおおかみ

親の心配。周囲のかわいそうね~の声などまったく気にならず
むしろちびっちゃいことを自慢してた

学校のロッカーにすっぽり入れるのなんて、最高に自慢だった💦
そんなおおかみの血をひいたこぶた達、3匹とも電子ジャーに入って遊んでた

大学時代の夜行スキーバス
おおきな奴らが苦しそうに寝てる傍らで、ゆったり…でもないけど、かなり楽に寝てた

社会人になってからも…海外出張はエコノミーでも苦にならず

今のマンションだって、梁だらけで天井低いけど気にならない
身長180㎝だったら、あちこちかがんで通らないといけないかも

60年近く生きてきて、背が低くて良かったことのほうがよほど多い


親が心配してること。必ずしもこどもがそれを悲しんだり、それで不幸せになってるとは限らない

そもそも背が低いことをこどもが悲しんでるとしたら、そういう価値観をこどもに植えちゃったのは誰なのか?

おおかみの両親はすごかった。おおかみにチビを感じさせなかった
周りもあまりのちびっちゃさにからかいもしなかった

結果、ちびっちゃいことはいいことだ!と深く信じるに至る

親が心配してること、本人は気にもとめてなかったりするもんだ


…という訳で、ジジババもまごちゃんの心配をしすぎないように気をつけねば

心配になったら、超ちびっちゃかったときの自分を思い起こして♬

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