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社会人3年、入社7ヶ月

初投稿の記事からおよそ1年、新卒入社の会社を1年半で退社した私は
現在入社7ヶ月目の正社員。

昨年の冬までフリーターだった私を表すなら「焦り」という一言に尽きる。

まさか転職活動がうまくいくとは、当時は到底思えなかった。
ひたすら興味のある分野の求人を漁って、持ち前の第一印象の良さで
数十人もいたという求職者の中から割とすぐ選ばれたらしい(面接してくれた上司談だが真意は微妙)

結果的になんとかなってしまった。

しかし、率直に今の気持ちを言うと
「本当に私を雇って正解だった?」だ。

とてもメンヘラ漂う言葉だが、自分のスキルと求められていることの
ギャップに頑張り方がわからないのだ。

とは言っても、”求められている”ことなんて上司に直接聞いたわけでもなく
私が勝手に想像し、描いた「希望」「願望」「期待」なのかもしれないわけで。
(だったらなおさらイタイやつだ。)

今の会社に至るまでは、大学時代にアルバイトしたカフェに半年ほど働かせてもらった。
カフェは地元にあったので、実家から通うことも余裕だったし
そこで働かせて”もらえる”という気持ちと
人手不足だろうから手伝って”あげましょう”という気持ちで
なんとも厚かましくそこにいた。

帰ってくる場所があるのはとてもありがたいことだと思う。
そう書いているのに、そのありがたみを私は理解できていない。

大学時代と戻ってきた時では、変わっていることもたくさんあって
私は過去の経験から期待しすぎていたみたいだ。

そこにいると「何を目指してるの?」「普段は何されてるの?」と
まさしく朝井リョウさんの小説『何者』のように
常に自分の肩書きを聞かれる日々に疲れてしまい
「とっとと正社員になるしかない」と転職活動にエンジンをかけた。

お金がなくてものんびりしていきたいと実家に戻ってきたが
のんびりしていられるほど、私にはスキルも余裕もなかった。

フリーターでも自分の精神が安定的で、プライドも高くなかったら
もう少し自分のことをもっと知れたんだろうか。

もう終わったことだけどどこか引っかかる。

そのアルバイト先に就職が決まったと報告した日
たまにくる社長に『どんな分野にいくの?』と聞かれ、答えると
『本当ならお前が利用しなあかんところやないか』と言われた。
これは私にとって今でも心にちくっとする言葉だから。

なぜなら私が就職したのは障害者の方々が利用する「就労移行支援」施設だったから。

そうして大切にされてなかったんだと、その一言で感じた私は
”帰ってくる場所”と自ら縁を切った。

向こうからたまに手伝ってと連絡が来るも
もうこき使われたり、生活のことを探られるのは嫌だな〜と思ったり。

自分自身もそういう変な癖とか行動には、今だって悩んでいるし
はっきりとはさせないけれど、自覚はある。

そういうことがわかる気がするから、私はここに来たのに。

それもただの憧れだったのかなあ。

今は勉強をたくさんしたいから、資格取ったり
自分の得意なことで稼いだりできるようにすこーしずつ行動中。

442年ぶりの皆既月食を見て、ラッキーだなと自分を鼓舞する。

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