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スポーツ現場で「理学療法士」は何をしているの?

皆さんこんにちは!
理学療法士の増田です!

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前回から引き続きスポーツトレーナーシリーズをお届けします。
スポーツに関わる仕事がしたい・・・
と思う学生さんも多くいると思います。

スポーツに関わる仕事の選択肢の中におそらく理学療法士も入っているかと思います。(入っていてほしい・・・)
しかし、理学療法士は病院で働いているイメージが強く
スポーツ現場でどのような活動をしているのか?
イマイチイメージできないと思います。

そこで
今回は、スポーツ現場で「理学療法士」がどんな仕事をしているのか?
をみなさんにお伝えしていきます!

■スポーツ現場での理学療法士の活動

理学療法士が野球現場でどんな活動をしているのか?

それは・・・・
関わる環境によって異なります。

●トレーナーが複数人いるチームの場合
主にプロチームや社会人チームです。多くの場合が
理学療法士を含む複数人でトレーナーチームとして活動していきます。
この場合の理学療法士の役割は
・怪我への対応がメインになります
→怪我の予防
→捻挫や骨折、肉離れや関節の痛みからの復帰
→怪我をした選手の病院への帯同などがほとんどです。

役割としては、病院でやっていることを場所を変えプロスポーツチーム内で行っているイメージです。

●トレーナーが1人の場合
高校生などのアマチュアスポーツ現場ではトレーナーが一人のケースが多いです。この場合はなんでも屋になります。
→トレーニングの指導
→怪我の対応
→予防や怪我からの復帰
→病院帯同
など多岐に渡り仕事があります。

みなさんはどんなトレーナーを目指しますか?
ここからは実際に私が行っている仕事の内容を紹介していきます。

■トレーニング指導

私の関わっているスポーツ現場はアマチュアレベルなので
様々なことを一人で行っています。

特に要望が多いのが「トレーニング指導」です。
チームのレベルアップに向けてのトレーニングを依頼されることが多いです。
この場合、理学療法士は病院では患者さん一人に対してリハビリを行いますが、スポーツ現場では理学療法士一人に対して20〜30人などチーム全体に指導することが求められます。

実際のトレーニングの様子はこちらです


この様にチーム全体へトレーニングを行い競技のレベルアップのサポートをしていきます。

●トレーニングメニューを考える

先程紹介したトレーニングですがただ闇雲に起こっているわけではなく
チームのレベルを評価(検査)して弱点を見つけてから
トレーニングのプログラムを考えます。

このトレーニングを組む作業がとても大変でいつも悩む部分です。

弱点を見つけるには、上の図にあるように
フィジカルテストといって、選手の筋力や足の速さ、柔軟性などを評価し
その結果からトレーニングを考えていく作業を行っています。

■試合中の外傷に対応する

理学療法士は試合にも一緒についていきます。
試合中は怪我が起こる確率がとても高いです。
怪我をした時にどんな対応をすべきなのか?
そのまま試合に出れるのか?交代したほうがいいのか?
など理学療法士の検査結果を元に判断する場合もあります。

試合中に起こる怪我は下記に示すものになります。(野球現場の場合)
これらの怪我にも迅速に対応しています。

■障害からの復帰メディカルリハビリテーション

理学療法士はリハビリを得意としているため
スポーツ現場では最も多く活躍するのは怪我をした選手の試合復帰までのリハビリテーションです。

捻挫をしてしまった・・・
腰を痛めた・・・
骨折をした・・・
肩が痛くてボールが投げれない・・・
など競技によって障害は様々ありますが
障害は休めば治りすぐに試合に復帰出来るわけではありません。

怪我をした関節や筋肉、靭帯を元の状態に戻し、なおかつ今後怪我をしない身体にすることが必要となります。
そこで重要なのが理学療法士によるメディカルリハビリテーションです。

なぜ怪我をしたのか?今後怪我をしないためにはどんなことをトレーニングするべきなのか?を考え、選手一人ひとりに対してリハビリを行っていきます。



今回紹介したように、スポーツ現場での理学療法士は
リハビリだけでなく、トレーニングの指導や試合中の怪我にも対応しています。

スポーツ現場では理学療法士を求めています。
少しでもスポーツに興味がある人が理学療法士という資格を選択して
一緒にスポーツ界で活躍できれば幸いです。

今後もスポーツに関する記事を書いていきますので
みなさんよろしくお願い致します。



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