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3月に読んだ本から🌸

あいかわらず脈絡なく読み散らかしました。

■小説
・『山女日記』    湊 かなえ
・『ほたるいしマジカルランド』  寺地 はるな
・『もどかしいほど静かなオルゴール店』  瀧羽 麻子
・『風の歌を聴け』   村上春樹
・『ビオレタ』  寺地はるな
・『今日のハチミツ、あしたの私』   寺地はるな
・『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』   宮内悠介
・『グアテマラの弟』  片桐はいり
・『田舎のポルシェ』  篠田 節子
・『逃げるな新人外科医 泣くな研修医2』   中山 祐次郎
・『走れ外科医 泣くな研修医3』  中山 祐次郎
・『水を縫う』   寺地はるな

まずは小説から。
現在マイブームは ”寺地はるな” さんです。


そもそもマイブームに火がついたのは、『ほたるいしマジカルランド』です。もうタイトルと装丁で間違いないオーラが出ています。「火曜日 村瀬草」のてんまつにプッと笑う。”へんなプライドが高い”村瀬と”物覚えがよくて細かいところによく気がつく”紗英の組み合わせが、トンチンカンでおもしろい。かと思うと定年を迎える山田勝頼の妻は、ほろっと泣かせる。一応お仕事小説という括りになっていたりするようですが、ここが自分の居場所!と誇れるようなお話だと思います。

「なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することを許されている。それこそが豊かさだ。」 by 市子

今月は寺地はるなさんの本を4冊読みましたが、どれもハズレなし。

村上春樹さんは、2月に読んだ『あやうく一生懸命生きるところだった』に紹介されていて、自宅にあったので久々の再読です。

『かくして彼女は宴で語る』は、う〜ん、よくわかんなかった…。

『泣くな研修医』シリーズ、これはとても良い本です!Drが書いた小説といえば夏川草介さんとか久坂部羊さんなどありますが、研修医が悩みながら成長していく様子がリアルに描かれていて、とても好感が持てます。特に2巻はおすすめです。

そして片桐はいりさん『グアテマラの弟』。旅と家族をめぐる名エッセイです。正直グアテマラがどこにあるかもよくわからなかったけれど、日本に比べ断然幸福度が高そうです。そこに住む弟のたくましいこと。

「色。色。色。原色の、生の。殴られたような気分だった。背景の空も、目のさめるような、なんて生やさしい青じゃない。のどをからして叫んだような、青っ!だった」

ココナツのスライスにしょうゆとワサビをつけたら、ヒラメのえんがわになるってすごくない?たぶん一生行くことのない国だとは思いますが、グアテマラが一気に身近になる一冊です。

さて、ノンフィクションはさらに脈絡がない😢

■ノンフィクション
・『Illustratorトレーニングブック』  広田 正康
・『Pages・Numbers・Keynote パーフェクトマニュアル』 折中 良樹,村上 弘子
・『サピエンス全史(上)』  ユヴァル・ノア・ハラリ
・『OH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アート』  おにぎり 劇場
・『すこしずるいパズル2』  たつなみ
・『ATELIER to nani IROのソーイングクローゼット』  伊藤 尚美
・『ぜんぶ本の話』  池澤 夏樹,池澤 春菜

この中で特におすすめは『OH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アート』
です

新聞の三重県版に紹介されていた本です。ひと目見て、彼女の想像力と創造力に感銘しました。おにぎりのコンテスト(そんなものがあるんだ!)に出品したのがなんともシュールな「麗子像」(岸田劉生)。なぜそれをチョイス?ここが凡人とは違うところです。定番のねこやメンフクロウももちろん素晴らしいのですが、私があえて選ぶなら、「女湯」。お弁当箱のお風呂に浸かる二人のご婦人方の艶かしさにう〜むと唸りました。ただものではない。これは3Dアートですな。

ちなみに『サピエンス全史(上)』は今さらですか、と言われそうですが、ようやく図書館の予約を気にすることなくゆっくり借りられるようになったので読みました。まだ上巻しか読んでないので感想は後日。縄文時代が何万年も続いていたのが不思議でならなかった(何をしていた、縄文人?)が、少し謎が解けました😀

『ぜんぶ本の話』は池澤親子(夏さん、春さん)の本に関する対談です。あまりにディープな本の世界についていけず、置いてけぼりな感じでした。そうか、世の中にはこんなに本があるんだなと、うれしいような悲しいような、おもしろそうな本をメモして、少しづつ読んで見たいと思います。


■絵本
・『お月さんのシャーベット』  ペク・ヒナ
・『ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ』 マーガレット・ワイズ・ブラウン,坪井 郁美

『お月さんのシャーベット』はメーキングビデオがYouTubeにあります。(動画を挿入したかったのですが、何度やってもうまく行かず、あきらめました😢)それを一緒に見るとなお一層「ほおぉ〜」となります。最近はドラマや映画だけでなく、韓国の小説や絵本、音楽もいいなぁと思っています。


『ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ』は大好きな林明子さんの絵だったので、前から読みたいと思っていました。とにかく子どもの仕草がかわいらしい。


ちなみにnoteのタイトル画像を自分で作りたくて四苦八苦。inkspaceをダウンロードしてなんとか作ったものの、どうやっても全体が入らない。う〜ん…。こんなことしてたら4月が終わってしまう。で泣く泣く収まり切らない画像でよしとしました。(それで『Illustratorトレーニングブック』を借りたわけですが、あまり役に立たず)

4月はなんとかなるかな?

ではまた👋


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