白いものは白、黒いものは黒がいい
オセロの話ではない。
パンダの話でもない。
シミと白髪の話だ。(絶望)
どうして肌は白いままでいられず、髪は黒いままでいられないのか。
きょう、久しぶりに友人と会うために外出した。
お気に入りのデニムを履き、ご機嫌で運転していた道中。
信号待ちの際に、ミラーに映る頭を見て、気が付いてしまった。
「白髪ある…」
以前、「発見した白髪の数だけ100円が貰える設定で鏡を見ることにした」という、なんの解決にもならない精神論的作戦を打ち立てたが、少なくとも300円は貰えそうだった。
正直、不機嫌だった。
信号で止まるたび白髪が気になって鏡ばかり見る。
黒い髪の中に、ひときわ目立つ白い髪。
黒くなることを簡単に止めないでほしいものだ。
いつからできたか、頬のシミ
白髪に心をかき乱されつつも、とても楽しい時間を過ごして帰宅。
帰りに寄ったラーメン屋さんの香りが頭から離れない。
白髪だの匂いだの、ほんとうに世話の焼ける頭髪だ。
お風呂に入り、化粧を落とし、シャンプーをして、きょうの良き日の余韻にひたる折…気が付いてしまった。
「左頬のシミ、激増してる…」
1個2個の話ではない。
激増だ。
絶対に以前はなかった場所に無数にある。
正直、猛烈に不機嫌だった。
本来黒くあるべきはずの毛髪が白く染まり、本来白くあるべきはずの頬に黒いシミができた。
逆なら別に、なんの問題もないのに。
どうして人生は、こうも不条理なことが多いのか。
たまたま、おなじ日に気が付いてしまったがために、気持ちのやり場がなくなり、こうしてnoteを書いている。
勿体なくてずっと使えなかった、シミに効果てきめんと噂のPOLAホワイトショットのサンプルまで、なんの躊躇いもなく開封してしまった。
悪あがきでしかないのも分かっているが、今夜は、宝物のホワイトショットに手を出してしまうほどに、心がかき乱された。
白いものは白いままに、黒いものは黒いままに。
わたしって、わがままでしょうか。
いいえ、それは加齢です。
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