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ナイル社員の日常

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ナイル社員の投稿をまとめてみました。
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記事執筆前に構成案が必要な理由とは?AIを使ってもいい?

Webコンテンツ、特にSEOを意識して作るコンテンツの場合、執筆する前に構成案を作るのは必須だと言ってもいいでしょう。でも、必須だとわかっていながらも、構成案を作らずに書き始めてしまう人も多いと思います。 自分も正直言って、「構成案作るのは面倒だな」って思わなくもないです。書きたいことは頭の中にあるんだからさっさと書きたいと思うんですが、どう考えても構成案作ってから書いた記事のほうが、クオリティは高いんですよね。 記事を作ろうと思っている人は、急がば回れじゃないですが、面

どうやったら「原稿チェックをスピードアップできる?」と聞かれたので…

自分は編集チームのマネージャーをやっていることもあって、チームメンバーの原稿をチェックしたり、1on1をやったりしています。自分で編集することはほぼなくなってしまいましたが、1日に何万文字になるかわからないくらい原稿をチェックして、チームメンバーのマネジメントをしています。 原稿チェックする際には原稿のクオリティを一定に保つことが最優先なのですが、これだけの原稿をチェックするとなるとスピードも大切になってきます。このクオリティを落とさずスピードアップさせるのがなかなか大変で

クオリティの高いコンテンツって?7つの条件をおさえておこう

コンテンツマーケティング支援をしていると、「クオリティの高いコンテンツ」を求められます。まあ、それはそうですよね。企業が発信するメディアで変な文章を載せてしまったら、企業の信頼性にも関わってきますから。 じゃあ、「クオリティの高いコンテンツ」って何って聞かれると、なかなかうまく説明できないんじゃないでしょうか。そもそも「クオリティが高い」というのは主観的な評価なので、ここを曖昧にしておくと齟齬が起きやすくなります。 事業側「クオリティの高いコンテンツ作ってね」 支援側「は

文章が上手な人は、美しいものを美しいと表現しない

文章力をアップさせるために何をしたらいいかというテーマで、下記の記事を書きました。 結論として、アウトプットとしては「とにかく書いてフィードバックを受けろ」ということを挙げたのですが、「いやいや、それはわかるけどもう少しテクニックを教えてくれよ」という声が聞こえてきました(実際にコメントもらったり、知人から言われたりしたわけでもないので、幻聴の可能性もあります)。 実際にテクニックとしてはいろいろありまして、そういう声があるなら(幻聴の可能性もあります)、少しずつ紹介して

文章のリズムってどういうこと?同じ語尾を続けないようにする方法を紹介

noteで記事を書き始めて2ヵ月です。書いた記事は10本です。「スキ」が100を超えた記事もあってうれしいです。 っていう文章は違和感ありますよね。あえて違和感ある文章にしたのですが、いろいろツッコミどころがあって、あえて書いたとはいえ非常に恥ずかしい気持ちでいっぱいです。 ツッコミどころはいろいろあるものの、今回は同じ語尾を連続させているところに注目してみたいと思います。 同じ語尾を連続させるとリズムが悪い文章中で同じ語尾を連続させると、多くの場合、リズムが悪くなりま

編集者は眼の前にある文章のすべてを疑う

コロナ禍になってから、弊社ではリモートで仕事することが当たり前になっていますが、僕はほぼ毎日出社して仕事しています。仕事をするうえではコミュニケーションが重要だと思っているので、出社をすれば雑談の機会も多くなるだろうということで、雨の日でもしっかり出社しているのです。 なので、コミュニケーションの一環として、同僚と「今度ランチいきましょう」とか「あの店行きたいですね」といった話をしているんですが、どういうわけか、実際に誘ってみると結構な確率で断られます。「ちょっと今日は忙し

編集者・ライターが意識しておきたい紙とWebの違い

編集者という職業で一括りにされてしまうことがたまにありますが、紙媒体の編集者とWeb媒体の編集者では作業内容に違いがあります。紙媒体でも小説の編集者と雑誌の編集者は作業内容が違いますし、写真集、カタログ、DMなどでも違います。 当然、Webコンテンツの編集者もそうですね。例えば、スポーツの中に野球、サッカー、水泳、陸上などがあるように、編集の仕事の中に、小説編集、雑誌編集、Webのコラム編集、ホワイトペーパー編集などがあるイメージです。 僕自身は紙媒体の編集を長く続けてき

やりたいことがあるなら「自分ならできる」と思って行動することが大切

Xでポストしたことについて、noteでもまとめておこうと思います。何かやりたいと思ったら、「できる」と思って行動することが大切という話。 子どもの頃、特に幼稚園から小学生くらいの頃は、現実的に夢を職業として考えることができないので、「将来の夢は?」と聞かれると、とにかく好きなことを答えるものです。僕の場合、南海電鉄の運転士→プロ野球選手→将棋の棋士と変遷していきました。 この将来の夢は、その時々で好きだったものを挙げただけでもあるのですが、心のどこかで「自分にはなれっこな

文章力をアップさせるためのインプットとアウトプットの方法

普段から文章を書く仕事ではない人から、「自分は絶対にいい文章を書けない」「文章を書く仕事は無理」と言われることがあります。が、こう言われたら僕は必ず「文章力は才能ではなく努力なので、誰でもいい文章を書くことはできる」と伝えるようにしています。 もちろん、小説家として食べていくには才能が必要だと思いますが、そうではない大部分の人にとっていい文章を書くには才能は必要ありません。正しく努力することで文章力はアップします。 文章力をアップさせるには、いろいろな方法があります。しか

ChatGPTを使って息抜きをしているという話

1日の気づきを忘れないように書き留めておこうということと、まあちょっとでも会社に貢献できたらいいなということもあって、noteを始めてみたわけですが、3記事目にしてなにやらおじさんの説教っぽくなりがちだなと思ったので、書きかけの記事を削除して、違う話を書いてみます。 今回は本当にどうでもいい話。 ChatGPTを仕事で活用しているという話なのですが、今回はまったく役に立つ話ではありませんのでご了承ください。 正直言って、編集業務の中でChatGPTを効果的に使う方法は今

編集チームのマネージャーはどんな仕事をしているのか?

この4月からナイルでインターンを開始したA君から、突然SlackでDMが届きました。 「インターンを始めるにあたり、ぜひ富江さんの経験やお仕事内容をお伺いさせていただければ」 僕は大学時代に一切就職活動をせず、就職することなく普通に卒業していったので(大学院に行ったわけでもない)、インターンと聞くと、「大学生なのにインターンをしているとはなんて意識が高い人なのか!」(大学生だからなんだけど)と思ってしまいます。逆に、こちらがインターンとは何かをお伺いさせていただきたいくら

編集者として仕事をするうえで考えていること

編集者として仕事をするうえで、大前提となる2つの精神論というか考え方があると思っています。おじさんが精神論を語りだすと面倒なことになるので、あまり言わないようにはしているのですが、この2つは若い頃からずっと思っていることなので、ちょっと紹介させてください。 これでいいと思わないまさに精神論という感じですが、コンテンツを作っていて「これでいい」と思わないこと。「これでいい」と思っているときは、何かしらモヤモヤが残っているはずです。そのモヤモヤを残したら、読者もモヤモヤを感じて

意外と理解されていない編集者の仕事内容

どんな仕事をしているのか聞かれて、「編集者」と答えても、そこから話が広がらないことが多いような気がします。クリエイティブな仕事に関わっている人であれば、なんとなくわかってくれるのですが、そうでない仕事をしている人には、編集という仕事は何をやっているのかわからないようです。 でも、編集の仕事は意外と身近で、実は誰でもやっていることなのです。ちょっと簡単に説明してみたいと思います。 コンテンツを作るためにとにかくなんでもやる仕事編集を一言で表すと、「コンテンツを作るためにとに

血の通った言葉の圧倒的な説得力には正直勝てない

私の周りには音楽を作る人、音楽の情報を発信する人、ひたすら音楽が好きな人が多い。 ひたすら音楽が好きな人はもちろん知識が豊富で、好きなアーティストや作品について熱く語っているのを聞いていると、職業柄なのか、「ちゃんと文字にしたらいいのに」と思うので、そう伝えます。 すると「いや、書くのは苦手だから」と、大体の人が言う。 これは本当にもったいないなぁと。 まぁ書きたくない人に無理に書かせる必要はないのですが、超ぶっちゃけてしまうと、取り立てて愛があるわけではないorそんなに