見出し画像

記事執筆前に構成案が必要な理由とは?AIを使ってもいい?

Webコンテンツ、特にSEOを意識して作るコンテンツの場合、執筆する前に構成案を作るのは必須だと言ってもいいでしょう。でも、必須だとわかっていながらも、構成案を作らずに書き始めてしまう人も多いと思います。

自分も正直言って、「構成案作るのは面倒だな」って思わなくもないです。書きたいことは頭の中にあるんだからさっさと書きたいと思うんですが、どう考えても構成案作ってから書いた記事のほうが、クオリティは高いんですよね。

記事を作ろうと思っている人は、急がば回れじゃないですが、面倒くさがらずに構成案を作りましょう。でも、「まず構成案を作れ!」と言われても、やはり記事執筆前に構成案が必要な理由を知っておきたいものですよね。ということで、大きく2つの理由がありますので説明していきたいと思います。

記事の全体像を理解するため

言われなくてもそんなことわかってるよ、という声も聞こえてきそうですが、ほんとこれは重要です。文章がうまい人は構成案を作らなくてもそれなりの記事を作ることができるんですが、ほとんどの人は記事を書いていく過程で脱線します。

「いや脱線しないけど」という人もいるでしょう。でも、頭の中では脱線しているんです。それを頭の中だけで対応して、アウトプットは脱線していないという状況。結果は問題ないんですが、脱線している時間がもったいない。構成案を作っていれば、書いている途中でも脱線することはありません。

Webコンテンツ、特にSEOを意識して作るコンテンツは、検索意図を理解して検索者の課題を解決する内容にすることが基本です。構成案なしで書いていると、自分の主張を書きたくなったり、「そういえばこういうことも書いておきたい」と思ったりしてしまいます。そうなると、記事がロジカルではなくなってしまうんですよね。

構成案を作っておけば、全体像を理解できます。構成案を作る過程で、「検索者の疑問に答えられているか」「展開は論理的か」といったことを考えられます。

記事を書く際には、その構成案に沿って書いていけばいいのです。書いていけばあれこれ書きたいと思う煩悩も出てくるでしょう。書いていくうちに構成案が間違っていたことに気づいたら話は別ですよ。そうでもない限りは、構成案に沿って、読者のことだけ考えて書くようにしてください。

記事の方向性や目的を関係者で共有するため

記事に限りませんが、関係者で情報共有することはとても大切です。個人的なブログだったら問題ありませんが、企業で運営するオウンドメディアなどは関係者も多いので、情報共有しなければいいメディアにはできません。

オウンドメディアでありがちなのは、記事が完成直前という段階で上司に見せて内容をひっくり返される、ということ。これは事前に情報共有ができていなかったことが原因です。

このメディアがどんな目的で、誰にどうやって届けるのかといったメディアの基本的なことを関係者で共有することは大前提として、1本の記事を作る際にも、構成案の段階で情報共有して関係者でコンセンサスを得ておくことが必要になります。完成直前でひっくり返されると、それまでにかけた手間やコストが無駄になってしまいますからね。

そうならないように、構成案を作って、目的、ターゲット、タイトル、見出し構成などを関係者で共有し、問題があれば構成案の段階で調整しないといけないのです。

構成案でコンセンサスがとれていれば、どの段階であっても大きな構成の修正はないはずです。そういう意味で、構成案を作るのは本当に大切。メディアを運営する方は絶対やってくださいね。

構成案を作るのにAIは使っていい?

とはいえ、「構成案作るのは面倒だな」って思いますよね。繰り返しますが、自分も思います。構成案の大切さがわかってるから作りますが、作らなくていいなら作りたくないです。

「じゃあ、AIに作ってもらったらいいのでは!」と思った方、ぜひAIに作ってもらってください。

ただし、AIが作った構成案をそのまま使うのはNGです。AIに作ってもらったら、必ず人間が構成案をチェックしましょう。

AIが得意なのは、「文句を言わずとりあえず言われたことをやる」ということ。自分も含めて多くの人間が苦手なのは、「文句を言わずとりあえず言われたことをやる」ということ。

人間って、一から何かを作り出すよりも、何かに対して文句言ったり修正したりするほうが得意なんです。偏見かもしれないですけど自分はそうです。すぐ動けないんだったら、最初の動きはAIにまかせてしまいましょう。

でも、AIが作った構成案は大抵そのまま使うことはできません。検索意図をちゃんと踏まえているか、読者が求めていることに答えているか、人間がしっかりチェックしましょう。自分が一から構成案を作るよりは、時間を短縮できるかもしれませんよ。構成案作りに慣れてきたら、AIを使わず自分で作ったほうがすぐできるようになるでしょう。慣れてないうちはAIに頼ってもいいんじゃないかと思います。

◇◆◇◆◇

ちなみに、この記事は構成案を作ってません。個人のnoteですし、複雑な構成でもないので、気の向くままに書いています。でも、自社のオウンドメディアの記事を作るといった場合は、必ず構成案を作ってください。とはいえ、構成案を作るというのは本当に大変だと思います。そんなときはプロに記事制作をまかせてみてはいかがでしょう。

ナイル株式会社では、SEOコンサルティングやコンテンツマーケティング支援を行っています。これまで2,000社以上をご支援してきた経験をもとに、コンテンツ制作だけでなく、サイト改善なども含めたトータルなデジタルマーケティングのサポートが可能です。まずは下記のサービス紹介からお気軽にお問い合わせください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?