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ピアサポーターにはならなかった件について

 精神科病院にはピアサポーターという職業があるが、私はあえてピアサポーターにはならなかった。というのも、私は職業じゃなく、個人的な草の根活動でやっていきたいからという気持ちがあったからだ。職業としてのピアサポーターは確かに立派だけれど、私は普段は精神科病院で食器洗いスタッフをしながらその傍らで患者さんと向き合いたい気持ちがあった。基本、私のような者には専門書はいらないだろうし、専門書は参考文献程度にしかならないんだと思う。私は患者さんへの挨拶や声かけ、雑談くらいしかできないけど、それだけでも理解や得られたり気付ける何かはあると思うし、それだけでも良いと思っている。患者さんの中には私のような者を好意的に良く思ってくれる人はいるかも知れないし、逆にとことんまで反感を持ってくる人もいると思う、ただ、大多数の人はいつも挨拶や声かけをしてくる中年のおっちゃんくらいにしか考えてないであろう。精神科界隈は多様性だと思う。だから多様性を理解していき寛容になるためにもこれからも草の根活動をしていくつもりでいてるし、それが自分にとってはライフワークであると考えている。

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