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社員500名 全員オンライン!8時間の大規模イベントを気合とハックでやりきった話。

こんにちは、ムーブメント研究所のにゃりです。

この度の新型ウイルスの影響で、前々から準備していた企画が振り出しに戻って発狂しそうな方いませんか?

入社式、懇親会、全社合宿、株主総会等々…。

おそらく影響0という会社さんはほとんどいないのではないでしょうか。

まさしくうちもそうです。
大きいイベントであればあるほど、かなり前から準備し始めたりするわけですよね。日取り決めて、相応する規模の会場押さえたりするんですよ。予算取ったり、提携先の業者さんと打ち合わせを重ねたりして。今年はオリンピックイヤーだから、おそらくより念入りに進めていったはず。
ぶっちゃけこの辺のこと、私は絡んでないのでよく分からないのですが(笑)、私のように当初企画に絡んでないメンバーにもいきなり命題が振ってくるんです。


フルオンライン デ 全社ガッシュク ヲ モリアゲヨ

え?何なに?本番まであと1ヶ月切ってるのに、全体の進行管理だれが見てるの?
各パートのオーナー、なんかめっちゃパツってない??
えー?これ総監督1人じゃ無理じゃね?
あれ?あれ??誰がやるの?

・・・というわけで、あれよあれよという間に、すっかり自分も中核の企画メンバーに巻き込まれていました(笑)

そこで見えた景色は、想像以上に絶景でして・・・
自画自賛かもしれませんが、オフラインの代替手段にオンラインがあるのではなく、0ベースで描くことで、オンラインだからこそ成立する体験を妥協なく作りきることができました。今回は自社の体験レポを通じて、今後同じ状況に直面している皆様の少しでも参考になればと思い、あえ共します!

全社オフサイト「freee Spirit2021(通称フリスピ)とは

改めて「フリスピ」とは、年に1度の全社オフサイトのことを指しています。freeeでは6月末が決算なので、7月から新年度がスタートします。
そんなfreeeにとっての年明けのタイミングで、新年度のfreeeの経営方針を理解し、組織について改めて考える機会としてフリスピを開催しています。

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今年のテーマは「働く環境に左右されない組織力の強化と、これから社会の進化を担っていくんだと一人ひとりが奮い立つこと」

freeeはムーブメント型チーム。

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リモートワークが長期化しても、コミュニティとしての求心力や組織としての熱量を下げずに、強い組織で在り続けたいと考えています。

そういった感覚を再度取り戻せるような一日にすべく、当日はこんな感じの流れで開催しました。

以下、フォトレポートでお届けします。


まずは午前中のコンテンツについて!
・・・おっと、その前にまずは今年の総合司会viviの登場です。
当日の運営は、自宅にいるメンバーにオフィスの空気を体感してもらえるよう、司会のviviはオフィスのイベントスペース「asobiba」からオンライン配信を行いました。

普段はこんな感じの開放的な雰囲気のasobibaですが、

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当日は沢山のパソコンと機材を固定し、まるで撮影スタジオかのようにアレンジをしました。

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司会viviの登場の様子。

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一見、一人司会のように見えますが、実はもうひとり…いや、もう一匹います。

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社内SNS上で、情報発信を行なっているfreeersにとってはおなじみのキャラクター「わカルさん」がオンライン上でCGで登場します。

社内のエンジニアに相談したところ、わずか1日半で完成させてくれました。

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臨場感のあるプレゼンはオンラインでも実現できた


午前中パート第一弾は、CEOの佐々木のプレゼンテーションから始まりました。「昨年度の振り返りと今後の展望について」

その様子は下記の写真のとおり。
「asobiba」でわカルさんと手をあげているのが、佐々木です。

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冒頭でお伝えした通り、asobibaにいるのはviviだけ。つまり、佐々木は自宅からCGで登場しています。

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代表のプレゼンは「Remo」というツールのプレゼンモードを使って配信。画面上では、まるで佐々木がプレゼンスライドを投影した大スクリーンの前にいるかのように見えますが、実際は自宅のお子さんの寝室から配信しています。

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当日の配信環境はこんな感じです。社内のエンジニアメンバーを中心に試行錯誤した結果です。

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Remoを使ったチームディスカッション


佐々木の発表の後は、チームディスカッション。
「アフターコロナ/ウィズコロナでfreeeのビジネス・業務はどう変わるか?」というテーマで、Remoの各テーブルでチームに分かれてディスカッションをしました。
オンライン上でも隣のテーブルが見えることで、例年の大会場での各テーブルの議論を彷彿とさせる一体感を感じました。

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5秒動画で離れていてもメンバーの日常が伝わるように


午前中の最後は、事前にメンバーから集めておいた5秒動画のダイジェスト版も流しました。仕事上ではなかなか見れないみんなのおうち時間の様子が伝わってくるものになりました。

ちなみにフルverは、社内SNS上で4回に分けて投稿しました。私を含む編集スタッフ4名はこの日のためにAdobe premireを覚えました(笑)

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お昼休みは「まじかティー」を飲んで一服を。


午前中から濃い内容のフリスピ。お昼休みは各ご家庭で休憩を取りつつ、こんなほっこりコンテンツも♪

3種類のお茶の中から高級な順に当てるゲーム。
事前に経営陣が体験した様子も配信し、ライブコメントも大盛り上がり。

その様子は以下の記事で紹介しています。


フリスピBOXでみんなのワクワクを最大限に


ちなみに、まじカティーで使う3種類のお茶は、「フリスピBOX」という形でみんなの自宅に配送しました。

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「10時に開ける箱」「12時に開ける箱」「14時に開ける箱」「freeeタイムマシーン(?!)」の4種類の箱が入っています。

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10時の箱の中身は、午前中のディスカッションでフリップとして使うためのスケッチブックと黒マジック。
さらにfreeeロゴ入のマスク、社内報「つばめの巣」と価値基準マスキングテープが入っています。
黒マジック以外は完全オリジナル!!

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12時の箱には、まじかティーとマグカップ。オリジナルエプロンとクッキー型。おうち時間が楽しくなるようなグッズたちが詰まっています。

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15時の箱は、おやつの時間。

お菓子弁当とスポーツドリンクとオリジナルプリングルスと・・・ビール!(笑)

この中の1つが後に重要なヒントに・・。

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freeeの進化について一人ひとりが考える


さて、午後パート第一弾は、freeeの組織について考える時間。
アイスブレイクがてら、「freeeに入社した理由」をチーム内で共有しあい、本題に入りました。
「私がfreeeで進化させたいところ」
「WHAT(なにを)」「HOW(どうやって)」の観点でそれぞれ考え、チーム内でシェアしました。

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一人ひとり、進化させたいポイントはそれぞれ。進化させることはそう簡単ではないが、みんなの想いや熱量が周囲に拡がり、ムーブメントとなって一緒に組織を盛り上げていくことのワクワクを感じられたのではないでしょうか。

リモ謎でオンラインチームビルディング!

株式会社IKUSAさんが提供されているオンライン謎解きゲームをfreee仕様にカスタマイズしていただき、Remo上で実施しました。
これが超〜〜〜〜〜〜盛り上がった!!!!


その中の問題の1つはこちら。
これを見ている方でfreeeツウの方がいたら、もしかしたら解けるかもしれません。

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ヒントはこちら。

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フリスピBOXの15時の箱のプリングルスにヒントが隠されていました!
(答えが気になる方は、コメントください。笑)


3年後のfreeeにタイムカプセルを残そう


リモ謎の後は、チームシャッフル♪

シャッフル用のくじ引きシステムもこの日のために、最近入社したエンジニアメンバー達がたった3日足らずで完成させました!自分の名前を入れて「スタート」を押すと、新しいチーム名が表示されます。

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UIもかっこいいいい。

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気分一新したところで、最後のディスカッションは組織の未来について。3年後のfreeeに想いを馳せて、3つの観点からメッセージを残しました。

1. これから3年で変えていくこと
2. これから3年間、変えないで持ち続けたいこと 
3. 3年後のチームメンバーに届けたい言葉


スケッチブックに書いて、チームで共有しあいました。

一日を通して、組織やビジネスの現在を見つめ、今後の進化についてひたすら向き合ってきたからこそ、より強い想いが描けたのではないかと思います。

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グランドフィナーレはVRゴーグルで過去のオフィスを巡る

いよいよ、フリスピ2021のクライマックス。
とうとうタイムマシーンの箱を開ける時がきました。

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中を開けると、ハコスコさんの組み立て式のVRゴーグルが入っています。
CEO佐々木と司会viviもこの場で一緒に作ります。

最初は余裕な笑顔の佐々木ですが・・

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途中からかなり必死な様子・・・(笑)

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当日わたしは佐々木の家の配信を担当していましたが、時折こっちに視線が飛んできました(笑)いや、私は助けないぞ・・!!w

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無事に完成!(ドーン)

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スマホのアプリを取得し、ゴーグルに装着すると、なんと佐々木とCTO横路と一緒にfreeeの歴代オフィスを3Dで巡る旅がはじまりました。

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マンションの1室で2人からはじまったfreeeの創業ストーリーから20名→50名→100名・・そして今日500名規模の至るまでの組織の進化をバーチャルオフィスツアーを通じて体感することができました。


ちなみにこのVR企画はフリスピ総監督の関口が、「VRやりたい!」という無邪気な想いから、丸腰で株式会社ハコスコ様にご相談に伺い、自社で実現できるシナリオを考え、実際の撮影許可のアポ取りから撮影、編集まですべてをオール内製で完遂させています。

あれ、freeeって映像プロダクションだっけ?

▼ハコスコさんからお借りした3Dカメラを持ってfreee2つ目のオフィス(現スマイループ様)に突撃し撮影をしている様子。

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▼フリスピ当日に、VRのエンディングで流す動画を編集している様子。当然当日のみんなの写真が組み込まれている・・(結婚式かよ)

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時空を越えた、バーチャルオフィスツアーのエンディングはフリスピ2021のエンドロールが流れて、長丁場な全社コンテンツは幕を閉じました。

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フリスピ終了後は、Remo上で「アソビバー」を開店。
打ち上げしたいメンバーは、アソビバーに集合し、オンライン飲み会が開催されました。(飲食代は経費精算OK!)

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丸一日、途切れることなく盛り上がりを見せたフリスピ2021。
オフラインの代替手段ではなく、新たな体験設計として真新しい進化を遂げたように思います。

体験設計の裏側は、改めて総監督の関口の記事やその他運営の記事公開も予定しておりますので、お楽しみに!(※後日この記事にも埋め込む予定です)

運営メンバーの集合写真

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あ、もちろんこれも合成です(笑)

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