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心が疲弊しないグルメ漫画

『鬱ごはん』という漫画を読んだ
Twitterで流れてきて何の気なしに読んだ

いつか死ぬその日まで
飯を食べ続けなくては
いけないと思うと
少しウンザリした

鬱ごはん 施川ユウキ

いや、それな!!!!!!めっっっっちゃ分かる!!!!!!!!(語彙力)
毎日ご飯を作る度に思っている
これが死ぬまで毎日続くのか、控えめに言ってしんどい

この漫画の紹介文?に食欲が無くなるグルメ漫画みたいに書いてあって
私は元々食欲をそそる様なグルメ漫画があまり好きでは無い
そんな丁寧な暮らしできるかよって思うし
工程が面倒臭い料理を楽しそうに作っているのをみるとそれが出来ない自分が否定されように感じてしまうのであまりいい気持ちで見れた試しがない

だからこの鬱ごはんが私の心が疲弊しないグルメ漫画だった
そしてこの主人公鬱野がめちゃくちゃ人生に疲れてそう(勝手にそう思ってる)な感じがすごく好きだ
私も人生に大層な希望を抱いていないし一人暮らしをしていた頃の干からびた雑巾みたいに過ごしていた時の自分をみているようで一瞬で好きになった

私は料理をすることが本当に好きでは無いし外食する時に何を食べようって考えるのも好きでは無い
世の中に溢れかえる飲食店、チェーン店も含め選択肢が多すぎてその中から選ぶという行為がめちゃくちゃ億劫だ
その中からここだ!と決めていっても今度はメニューをみて何を食べるか考えないといけない
自分の感性だけを頼りに今日はこれが食べたんだ!と、例えばカレーが食べたいみたいに1つに絞れたら良いのだけれど、人間そんな簡単な構造ではないので何食べたいかなと自分に問いかけても一向に答えは出ない
だからこれなら食べたいかもなって思えるものを何個かピックアップしてその中からまたどれを食べたいか考える
非常に面倒くさいことこの上ない

UberEATSもそうだ
選べる店が多すぎる
定食、中華、ファストフード、サラダ専門店、カフェご飯などなど
どれだけスクロールしても最後までたどり着けない
優柔不断な性格がいけないのかもしれないけど私はとにかく選ぶのがめんどいのだ
適当にルーレットでも作っておいて欲しい

この漫画で鬱野が自炊っぽい自炊をすることが無くて
フリーズドライの味噌汁にお湯を注ぐくらいしか私はまだ確認していない
他はチェーン店の定食とか、コンビニおにぎりとか
実際、人間の生活ってそんなもんじゃない?
丁寧な暮らしなんて夢のまた夢、給食みたいに何品もおかずがあるご飯なんてそうそう作れない
冷蔵庫の余り物でチャチャッと定食みたいなご飯は作れません
それでも生きてるし、それでも生きてかなきゃないし、日頃考えることが多すぎてご飯まで気が回らないよ
大富豪になって毎食の献立とか考えなくてもコックがその季節に合わせた旬なご飯を出してくれるみたいな世界線にいきたい
来世はそんな生活を送りたいです

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