「ローマの休日」映画感想&オードリーヘプバーン作品マイベストランキング
製作 1953年米
監督 ウィリアムワイラー
出演 オードリーヘプバーン
グレゴリーペック
これはもう改めて語ることはないでしょう
なんてことのないストーリー。とくべつ心に残るセリフがあるわけでもない。
なのに、なぜこんなにも惹きつけられるのか・・。
オードリーヘプバーンとグレゴリーペック。
主演二人の存在感。
顔がイイとか、演技がうまいとか、そういう事ではない何か。
持って生まれた人間性・・・。
もっと言ってしまえば、目・・瞳がすべてを物語っている気がします。
最後、アン王女が振り返って微笑むシーン。
わかっていても、なぜかいつも涙が溢れてしまうのです。
さて。オードリー作品ベスト。マイランキング中間発表します!
たぶん数年後にはきっとまた大きく変わるでしょう。
という意味で中間発表です。
1位「尼僧物語」
2位「ティファニーで朝食を」
3位「ローマの休日」
4位「昼下がりの情事」
5位「マイフェアレディ」
6位「麗しのサブリナ」
7位「おしゃれ泥棒」
8位「パリの恋人」
9位「ロビンとマリアン」
10位「シャレード」
11位「暗くなるまで待って」
12位「パリで一緒に」
13位「マイヤーリング」
14位「いつも二人で」
途中挫折「緑の館」
途中挫折「華麗なる相続人」
途中挫折「戦争と平和」
途中挫折「噂の二人」
見逃し「許されざる者」
測定不能「オールウェイズ」
僕にとってオードリーを一言で評するのに一番しっくりくるのは「スター」という言葉です。
ジバンシーのファッションアイコンとしてのアイドルといわれるのも違う気がするし、演技派女優というのもしっくりこないし。
あふれ出る内面の豊かさが魅力の・・・
私生活を含む彼女の生き方そのものが役のキャラクターの魅力にもなるという、自然派女優という事になるでしょうか。
「ローマの休日」でのお忍びの時の姿。
質素でありながらどことなく気品があり、無邪気な活力に溢れていながら謙虚さ、ある種の哀愁と諦観も備えていて・・
あれが素のオードリーそのものである気がします。
それをさらに究極の形で魅せてくれたのが「尼僧物語」ではないでしょうか。
晩年ユニセフ親善大使として活動していた私生活とも重なり感慨深いですね。
しかし、同等に大げさコミカル芝居も得意なようで。
僕の好みとしては、そういうものはどうしても下位になってしまうけれど・・
それらの作品からも、結局、素のオードリーの魅力は溢れていて
14位までの作品はほとんど差がなく嬉々と引き込まれ
面白く観ることができました。
※2019年8月 自身はてなブログからの引っ越し記事です