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【C-C-B楽曲】「Romanticが止まらない」について語ってみる
C-C-Bファンにとってはなくてはならない曲、
「Romanticが止まらない」。
この曲は1985年1月25日、
ポリドールレコードから発売されました。
C-C-B(「Romantic〜」以前はココナッツボーイズという
バンド名でしたが)の、3rdシングルでした。
作曲は筒美京平氏、作詞は松本隆氏と、
昭和歌謡を彩るゴールデンコンビの作品ですね。
この曲を初めて聞いたのは、
ドラマ「毎度おさわがせします」のオープニングでした。
たぶんTBSのその枠のドラマを毎回見ていて、
普通に流れでこのドラマも見始めたんだと思います。
ちょっとドラマの方についても語らせてもらいますが、
内容の際どさが取り沙汰されがちですが、
主演の木村一八くんが可愛くてかっこ良かったのと
(横山やすし師匠の息子とは思えん)、
なんと言っても中山美穂ちゃんの可愛さのインパクトが大きかった!
「なんじゃこの猫みたいに可愛い女の子は〜!!」と、
このドラマで私はミポリンに釘付けとなったのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1679143611200-PhviadHGai.jpg?width=800)
当時15歳!今見ても超ド級に可愛い!!
髪型、ファッションとも真似したな〜。
本気でミポリンになりたかった。
ちなみにその数年後に放送されたドラマ、
「な・ま・い・き盛り」のミポリンは私の中で最高潮に可愛かった。
(もちろんその後もずっと可愛かったけど)
![](https://assets.st-note.com/img/1679143701945-lsUb5lMNgH.jpg?width=800)
この頭にちょこんとリボンも真似したなぁ。
この制服はチェックの短いスカートで、
長いスカートからの移り変わりの頃だったね。
話が少々脱線しましたが、
そんなこんなでどハマりした「毎度おさわがせします」。
自然と主題歌も覚え、イントロを聞くと「ドラマが始まる!」と
ワクワクするようになっていきました。
そして初めてC-C-Bを見るのですが、
おそらく多くの方が目にしたタイミングと同じように、
「ベストテン」のスポットライトであったと思います。
そこまではっきりと衝撃を受けた記憶はないですが、
「えーー こんな人たちが歌ってたの!?」と
想像を超えてきた感はあったかもしれません。
それまでも「TOKIO」の時の沢田研二とかRCサクセションとか、
かなりインパクト強くて派手な歌い手はいましたが、
「うわー またすごいの出て来たなー」とは思った様な。
この曲を歌ってる人がこんな奇抜な人たちだったとは
思いもよらなかったし、あのカラフルヘアと、
メガネのドラムが歌うのはやっぱり斬新だったよね。
一方C-C-Bサイドでもこの曲をリリースするに当たっては、
様々なエピソードがてんこ盛りで、
ゴールデン帯のドラマの主題歌であるだけでなく、
作詞作曲界の巨匠による楽曲提供であった事、
そしてメインボーカルではなかったドラムの笠くんが、
筒美京平氏のご指名でメインボーカルに抜擢され、
さらに「この曲が売れなかったら解散」宣告と、
様々なプレッシャーの中でのリリースでした。
このエピソードを聞いてから改めて曲を聴くと、
笠くんの声が相当追い込まれているような
切羽詰まった声に聞こえます。
(それ以前の曲とは歌い方が全然違います。)
「Romantic 〜」以前の曲の歌い方は、
もっとフワフワしていると言うかキャンキャンしてると言うか、
その時も一生懸命歌ってはいるんでしょうけど、
「Romantic 〜」に比べるとプロっぽさが足りなく感じるんですよね。
筒美氏はココナッツボーイズ時代の「シェリー」という曲を聴いて、
笠くんの声に可能性を見出し、
「Romantic 〜」のボーカルに指名しました。
その曲も貼っておきます。
「Romantic〜」でメインで歌わなきゃいけなくなった笠くんは、
事務所の片隅とか車の中でも相当歌の練習をしたようですね。
それでもレコーディングでは上手く歌えず、
泣きながら歌ったと言うエピソードも有名ですね。
だけどそれが功を奏してこの曲の切迫感とか切なさとかに繋がって
良い味を出していると思うのですよね。
歌唱力も鍛えられたと思います。
なお、「Rmaniticが止まらない」のレコードジャケットですが、
楽曲が決まる前にジャケットの撮影があったらしく、
その時はまだ笠くんがメインボカールに決まる前だったので、
笠くんは端っこで少し後ろに立っています。
バンドのフロントマンであった
渡辺さんと関口さんがセンターですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1679142427751-Tv2pgS7LOQ.jpg?width=800)
私は「どうしてメインボーカルの笠くんが
少し控えめに後ろにいるんだろう?」と疑問でしたが、
そういう経緯があったのですね。
この時の衣装も前に立っている
3人は衣装さんが用意したものらしいですが、
笠くんと田口さんの衣装は自前で古着屋で買ったものらしいです。
それだけこの段階では裏方的な扱いだったんですね。
しかし蓋を開けてみたら笠くんの人気はうなぎ上り。
さすが筒美京平氏は見る目(聞く耳?)あるなと思わされます。
爆発的に知名度と人気が上がったC-C-Bですが、
私がどハマりするのはもう少し後、
「Lucky chanceをもう一度」の後くらいでした。
さてさて、この「Romanticが止まらない」の歌詞について、
この曲に出てくる二人の関係について色々考察されたりしますが、
私の超個人的な考察は、以下の通り。
どちらも恋人がいるけれど、
どちらもあまり相手と上手くいってなくて、
お互い友達として相談とかしているうちに恋心が芽生えてしまい、
まだお互いの恋人と別れていない状態にも関わらず、
友達のエリアをはみ出してしまったのかなぁと。
「惑う瞳に甘く溺れて」
「同じ孤独を抱いて生きたね」
「走る涙に背中押されて」
という歌詞からして動揺とときめき、空虚感や背徳感を感じます。
そして
「壁のラジオ絞って 遊びなのと聞いたね」
で、彼の本気度を彼女は疑っている点。
(余談ですが、最近の子は「ラジオ絞るってどういう意味?」と、
疑問に思っている事に衝撃を受けました。)
好きになってしまった目の前の友達男子には恋人がいて、
どう言うつもりでこういった行動に出ているんだろう?と
流されそうになりながらも、戸惑い疑問をぶつける彼女。
それに対して言葉では答えず、
力強く抱きしめる事で本気な事を伝える彼。
そういったシチュエーションを想像すると、
「キャーー!(*/∇\*)」ってくらいドキドキしてしまうのです。笑
と、私はこの歌からこの様に感じ取りましたが、
皆様だったらどのように考察しますか?
そしてまた余談ではありますが、
どなたかのブログで「しどけなく」って言葉を
人生で一度も使った事ないとありましたが、確かに確かに。
意味もニュアンスでしかわかっておらず、
正解は未だにわかっていません。
そのブログの方は意味を調べたようですが、
私はなんとなくわからないままにしておきたい。w
サウンドについては理論的な事はわかりませんが、
直感(本能?)を刺激するメロディですよね。
これは筒美京平さんが計算された賜物なんでしょうね。
そのメロディに乗る甘く切ない
笠くんのハイトーンボイスとドラムとシンセの電子音が、
都会的で少しダークな世界観に
閃光がほとばしる様な化学反応を起こし、
聞く人の心を掴みまくりました。
解散後も笠くんを筆頭に事あるごとに
この歌をPRし続けてきたおかげで、
世代ではない人の耳にも届き、当時生まれていなかった方々が
C-C-Bのファンになったりするのは、
当時のファンからするとこんなに嬉しい事はなく、
それはやはりこの「Romanticが止まらない」と言う曲が、
素晴らしい曲だからこそなのだろうと思います。
この曲が素晴らしすぎるゆえに
一発屋的な扱いになってしまっている部分もあるのですが、
でもこの曲がなければ、
その後の素晴らしい曲たちも生まれなかっただろうから、
やっぱりこの曲は神曲であり、
後世にもずっと残っていって欲しい曲だなと思うのでした。
まだ聴いた事ない人は聴いてみてね♪
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