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感情と仕事

先日、社内チャットで全員に送ったメッセージをここにも記しておきたいと思います。

ビートソニックでは「感情にとらわれない働き方」が「心理的安全性」にとって大事なんじゃないかと思っています。

感情に左右されすぎてませんか?

みなさんは仕事をする上でどのくらい”感情”を出していますか?また、どのくらい感情に左右されていますか?

一年のうち250日、職場に来て多くの人と接するわけなので、仕事の出来&不出来や人間関係から落ち込んだり、イライラしたり、嬉しかったりといろいろな思いを感じるのは自然なことです。しかし、時には感情に流されて必要以上に舞い上がったり、反発したりしてしまって、後から後悔することもあるのではないでしょうか。

後になって「なんであんな言い方してしまったんだろう」とか「あのときの発言は本意ではなかったな」など思うことは多いですよね、、、

人間は感情的になると冷静な判断ができなくなるという有名な逸話にこんなものがあります。(本当にあった話かどうかは不明です)

AさんとBさんは同じ職場で働いています。
AさんとBさんは同じ報酬(25万円)をもらっています。
しかし、Aさんは自分がBさんよりも仕事ができると思っているので、今の状態に納得していません
Aさんは管理職Cさんにこう詰め寄ります。
「Bさんが同じ報酬をもらってるのはおかしいです。わたしの報酬を上げてください。」

管理職Cさんはこういいました。
「会社の状態も良いくないので報酬を上げることはできない。どうしてもBさんよりも多くの報酬をもらいたいのならこの案はどうだ」

と、Cさんが提示した案は
Aさん 25万円→24万円
Bさん 25万円→23万円 というものでした。

Aさんは少し考えて、「今よりはこっちのほうがマシ」と、この案を承諾しました。

出典:謎

という話です。
非常に怖いですねw


ポジティブな感情も時には・・・

また、イライラや嫉妬などのネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も時には冷静な判断を妨げます
僕自身の経験として以下のような体験があります。

以前、クラウドファンディングの相談をしたいとFacebookで相談があり、面白そうだったので打ち合わせの機会を設けた時のことです。

僕は、その製品が”作り手目線”になりすぎていて、変なこだわりや思い込みが多いと感じたので、もっと”ユーザー目線”で練り直しませんか?と提案しました。

するとその相談者の方は顔を赤くして、自身のアイデアがどれだけすごいかを語り、最後には他の人に相談するからいいと言って帰ってしまいました。

このように、仕事に対する肯定感や熱意がありすぎても、その方向性を少し間違えると良い判断ができなくなると思います。

感情とうまく付き合っていくには

仕事をする上では、感情をコントロールするのはとても大切です。

僕は5年前くらい前から感情を抑える努力をしています。長く意識してると少しずつコントロールできるようになっていき、今ではイライラしたり、人に嫉妬したり、ムキになったりということはほとんどなくなりました。(育児となると時々臨界点超えてしまうことはあるけど)

ビートソニックも50人くらいに組織になり、人と人の組み合わせでいうと1200通り以上の組み合わせがあります。

当然、性格の向き不向き、仕事のやりやすさ、コミュニケーションのしやすさなど、それぞれあると思います。(僕にだって当然あります)

ただ、

・その人が嫌いだから仕事でキツく当たる
・口調が鼻につくから、その人の仕事は後回しにする
・正論だけどこの人に言われると反発や批判をしたくなる

のような感情に流された行動を取ってしまうことで自分にとって良いことはあるでしょうか?冷静な時に一度考えてみると良いと思います。

感情に任せた行動は気持ちいい???

感情に流された批判や反発、悪口、悪い態度などは一時的にはスカッとし脳に快楽をもたらすそうです

こんな記事もあります。

一方で、悪口が好きな人はなぜそれをやめられないか? それは「悪口は依存症である」と考えると、非常に腑に落ちます。

誰かの悪口を言うと、やる気や快楽に関与するホルモン「ドーパミン」が放出されます。ドーパミンが出ると楽しい気分になります。だから、悪口を言うことは基本的に楽しいことなのです。

しかし、ドーパミンはよくばりな脳内物質でもあり、一度放出されると「より大きな刺激」を求めるようになります。つまり、悪口の回数を増やしたり、より過激な悪口を言わないと、新たにドーパミンが出ず、楽しい気分になれなくなってしまうのです。

結果、悪口を言うことが癖になって、なかなかそれを改善しづらい状態に陥ります。悪口を言えば言うほど深みにはまってしまう。これはアルコール依存症や、薬物依存症と同じ原理です。かくして「悪口は依存症」と言っても、遜色ないのです。

よく悪口を言う人ほど「不幸になる」科学的根拠

「感情に任せた突発的な行動=麻薬」と覚えておくと良いかもしれないですね。

このように「いい仕事をする」そして「いい人生をおくる」ためにはうまく自分の感情と向き合い、コントロールすることが大事だとわかるのではないでしょうか。

適度な感情、良い感情は湧き出るもの?

これまで書いたことは感情は仕事や人生にネガティブな影響を与えることばかりですが、ポジティブな面はないのでしょうか。

当然、「やる気」や「熱意」などポジティブな感情を持って仕事をするとプラスに働くことは多いと思います。好きなことだといいアイデアや集中力も出ますよね。

ただ、本当に自分に適した仕事環境に身を置くと、これらのポジティブな感情は湧き水のように自然と湧き出てくるものだと思っています。

適材適所を推進し良い仕事環境を用意することで、どれだけ感情を殺して冷静に仕事をしようとしてもポジティブな感情が自然と湧き出てしまう、そんな会社を作ることが僕の大きな役割だと考えています。


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