見えなくてもSNS

前回Noteの事を書いたので、今回は他のSNSについて書きます。

くどいようですが、本来私はSNSには全く興味がありませんでした。。

それなのになぜTwitterを始めたか。

私が入っている読書会、「バリアフリー読書サークルYAクラブ」は文化庁の認可を受
けて独自で音訳図書を作っている。

YA(ワイエー)クラブのホームページへようこそ!
http://yaclub.sakura.ne.jp/

音訳図書というのは、いろいろな理由で本が目で読めない人のために人が読み上げて
くれている、つまり音訳してくれている本の事。

これが我がサークルには1000タイトル以上あるのですが、利用者が10人から2
0人いるかいないかなのだ。

朗読ボランティアさんもたくさん関わってくれているのに、これはあまりにももった
いない。

蔵書はYA(ヤングアダルト)系とライトノベルが多いのですが、需要はもっと日本全国
にあるはず。

周知度が低いのが問題なのだ。

私はクラブの役員でも何でもないけど、何らかの方法で拡散せねばと思い、SNSの活
用を思い立った。

その頃はTwitterが手軽そうだし、やっている人も多いみたいだったので、とりあえ
ずTwitterを始めた。

はじめのうちはYAクラブや、やはり自分が活動している朗読グループの事を書いたり
したのだが、とにかく書けばみんなが見てくれるわけではない。

インフルエンサーと言われる人は見てもらうためにありとあらゆる工夫をしているの
である。

見通しが甘すぎた。とにかくインフルエンさない私は、3秒で志がくじけた。

そして今は、情報収集の傍ら、、ほぼ毎日、毒にも薬にもならないすかしっ屁のよう
なツイートをほぼ毎日一つ二つ書いて、相互フォローをしている友人に「今日もかわ
いは線路からも階段からも落ちていないよ」という報告代わりにしている。


そうこうしているうちにクラブハウスというSNSが日本に上陸した。

画像中心のインスタグラムには仲間外れにされてしまった感があったけれど、こちら
は音声中心という事で、英語なのに多くの視覚障碍者が参入。

ここでTwitterで挫折した「YAクラブ普及計画」が再燃。

メンバーも巻き込んで「YAクラブのブックトークルーム」を始めた。

こちらは私のインフルエンさないTwitterよりは功を奏した。

クラブハウスから入会してくれた人も数名だがいるようである。

これでもっとメンバーが増えて、見えない人も見える人も本でつながれればいいなと
思う。



クラブハウスはそれ以外でもいろいろなつながりをくれた。

特に「膝枕リレー」というのに参加したのは私にとってエポックメーキングだった。

プロの朗読を聞けるだけではなく、リアルでは絶対接点があるわけがない、脚本家の
今井雅子先生やナレーターの方々と直接お話しできた。

私が書いた、オタク全開のくだらない二次創作をプロの役者さんが演じてくださるな
んて、何の冗談!?

他にもボイスオーバーに詳しい視覚障碍者の方にiPhoneの操作を教えてもらったり、
ただで英語を教えてもらったり、さすが音声ツール、見えなくても、出かけなくても
、本当に多くの物をいただいた。


クラブハウスをきっかけに、漫然と始めたTwitterやNoteでも多くの人とつながれた


SNSの怖い話は枚挙にいとまがない。

でもハサミ同様、うまく使えば便利で役に立つ。

きっかけはどうあれ、今は日々SNSで楽しいステイホームな日々を送っています。


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