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初めての猫
いつ逝っても納得の長男猫14才。右肩に腫瘍があり、リンパ液の流れが悪く、右前脚は左の3倍の大きさ。全身は骨と皮と毛のみ。鳴き声も全く変わった。
次男猫は2ヶ月違いの14才だけど、兄とは逆に今までガリガリだったのに、最近急にポンポンふっくら。
遺伝子の違いでこうも違うんだな。
子供の頃から猫が好きで、でも動物を飼えないマンションだったから、大人になったらとにかく猫を飼うことが最優先だった。夫の猫アレルギーも克服するほど最優先だった。猫にはあの世へ帰ったとき「僕は世界一幸せな猫ちゃんです」と言えることを約束してある。
とりあえずそれは達成できそうだ。
彼はもうボケている。初めて寝床で粗相したり、今朝はキッチンマットでうんこちゃんを出産。ボケるとその人の本性が出ると聞いたけど、長男猫はとにかく毎日ご機嫌さんで、ずっとゴロゴロ言っている。初めて「ボケるのも悪くないな」と思った。これは人間に簡単に当てはめられないけど、そう思った。
今はできるだけ夫婦どちらかが家にいるようにはしてるけど、いつも通りの外出頻度にしてある。
必要なことはするけど、最後を人が組立てるというか、繋ごうと必死になるのがなんか変というか、人だけ悪あがきしてるような、自然でないような気がする。
なんと言っても三男猫までいるし、頼りにしてる。
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