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【日々の暮らし#3】思い出すとモヤモヤな”里帰り出産”のあれこれ。

こんにちは。現在2人目を妊娠中の私。大きくなってきたお腹と共に、1人目の出産を振り返ります。

今回は”里帰り出産”について。

これは、私自身の気持ちの整理であると共に、里帰りでの出産を検討している方がいるのなら、私の経験が少しでも参考にでもなればいいなと思い、最初のお題に選んでみました。

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都内から飛行機で1時間ちょっとの私の田舎。お天気に恵まれれば、温暖な気候とおいしい食べ物が多くて、わりかし県外の方にも人気のエリア。独身の頃はもちろん、結婚してからも、定期的に帰省していたから、1人目を授かった時、里帰りでの出産は当然の流れでした。初めての出産は心配だらけ。だけど、生まれ育った土地で、穏やかに、かつ安心して、妊婦生活と新生児のお世話ができるものと、安易に想像していた自分。

甘かった…


里帰りできる地元、実家があることに感謝

まずは、感謝。里帰りを受け入れてくれた実家の両親、それに里帰り期間中、ひとりの生活を頑張ってくれた夫にもありがとう、という気持ち。直接伝えるのは恥ずかしいけれど、感謝の気持ちは忘れたくないものです。

里帰り出産は、これまでの帰省とは別物

まず、見た目的に臨月のお腹って、とんでもなく突き出している。これまで、全く気にならなかった部分で物理的に不自由が生じることとなります。実家の狭い廊下では上手く親とすれ違えないし、トイレもひと苦労。古い家屋のちょっとした段差や、お風呂なんかも滑らないように気をつけないと、とっても危険。

そして、食事面。うちの場合、両親にとってほ初めての孫、そして久々の妊婦さん。母親が妊婦だった頃とは時代も違うから、妊婦の食生活の認識にかなりのズレが生じます。「カフェインだめってどういうこと?」「濃い目の緑茶が入ったよー。」「お酒、舐めるくらいならいいんじゃない?」初めのうちは、こういった初歩的なやり取り自体がストレスでした。加えて、これまでは、いくら長くても4〜5日程度の帰省だったから、その間は外食したり、母のハレの日ver.のご飯しか目にしなかった。けれど、里帰り出産となれば違います。ハレではなく、ケの日ver.の地味飯も味わうことになりますから、「私妊婦なのにお昼インスタントラーメンってどういうこと?」「晩ご飯のおかず野菜全くないじゃん、味濃いし!」という事態も発生。でも本人たちに面と向かって伝えることもできず…終始イライラしてました。

今思えば、そんなにカリカリしなくても良かったかな、なんて思いもあるけれど。当時は、娘の里帰りを受け入れたんだから、基本的なことは事前に知っておいて欲しかった、うちの両親これまで何してたのという思いでいっぱい。こういうストレスを感じないためにも、里帰りを決めたなら、事前に、食事面を中心とした生活について、実家とすり合わせをしておいた方がいいと思います。(うちの場合)親にとって、娘の出産は思っていた以上に他人事でした。

初孫に予想以上に浮かれてしまう

当然のことかもしれません。私だって、初めての出産で、初めの可愛い可愛い我が子。可愛いと同時に、それなりに親としての責任みたいなものも感じ始めます。ところが、晴れて念願の”じぃじばぁば”となった両親にとって、孫はただただ可愛い可愛いだけの存在。仕方ないけど、終始浮かれています。だから、キツい言い方をすれば、思ってる以上に戦力にならない。孫が静かに寝ている時は喜んで抱っこするのに、泣き始めるとすぐ私の元にリターン。どうしていいかわからないのよ、と。相当昔とはいえ、私を育てた経験があるはずなのに!育児、特に新生児のお世話については、両親も私も同じスタートラインに立っていたようで、一度泣いてしまうと一緒にオロオロとするのでした。

初めまして紙オムツ、搾乳機、抱っこ紐、ベビーバス、哺乳瓶、授乳クッションetc...

前述のとおり、私を子育てしていた頃とは時代がかなり進んでいます。子育てに関するグッズもしかり。当時はオムツも布オムツが主流ですしね。とりあえず、新生児のお世話グッズのそのほとんどの存在を両親は知りません。妊婦さんであればこそ、雑誌や母親学級なんかで、色々と情報収集するわけで。紙オムツ、抱っこ紐、ベビーバスの使い方、搾乳機の必要性、哺乳瓶の消毒の仕方、授乳クッションのありがたみ。全て新米ママが、新米じぃじばぁばにレクチャーする羽目となります。

他にも思い出すとキリがありません

産前産後は、ホルモンバランスが乱れると言われています。これはよく聞く話だし、私自身も認識していたつもり。でも、その渦中にいると、気持ちの浮き沈み自体にいっぱいいっぱいになってしまって、「これがホルモンバランスの乱れなのね」と客観的になれないのが実際のところ。だから、ちょっとした事でイライラしたり、落ち込んだり、悲しくなったり。もちろん身体のマイナートラブルだって尽きない。夜も寝れない、体も重い。思い描いていた、幸せいーっぱいのほんわか妊産婦からはかけ離れた日々だったと思います。けれど、iPhoneのカメラロールに残っているのは、今よりうーんと小さくて、ふにゃふにゃしてて、ゴリラみたいな愛おしい我が子の写真だらけ。見返すと、当時のモヤモヤをすっ飛ばして、愛おしい気持ちでいっぱいになるのも事実なのであります。

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以上、1人目の里帰り出産について、あれこれ書きましたが、実のところ今回も里帰り出産を予定しています。懲りない私。今回は上の子のお世話もあるから、前回とはまた違う里帰りになるはずだし、それは未知の領域。なんて恐ろしいのー、、!けれど、前回の経験から学んだこともたくさんあるから、前向きに過ごす数ヶ月になればと思っています。

産むのは私

健康に元気に産まれてきてくれることが第一

実家の両親は戦力外

これは、私の経験に基づく感想ですから、他にも色んなご意見があると思います。こういう、里帰り出産の経験もあったよという、一個人の体験記として受け止めてもらえばと思います。

2021.3.22