#24 子どもたちに素敵な聖夜を
大学生は今日から冬休み。ということで、私も今日から4日間、地元の児童館でアルバイトです。
児童館は去年1年間アルバイトさせてもらっていたところで、顔見知りの子どもがほとんど。今日は小学校の終業式だったようで、何やらたくさんの荷物を抱えて児童館に帰ってきました。
児童館というのは不思議な場所だなあと思う。学校を終えた子どもたちが
「ただいまー!」
といって児童館の扉を開け、
「おかえりー!」
といって職員が出迎える。
宿題やろうねー!と宿題をやらせ、学校でどんなことがあったかおしゃべりし、友達同士で遊び、おやつを食べ…、
家でもないけど学校でもない。ちょっと変わった空間(児童館ユーザーではなかった現役小学生の頃は、その独特の雰囲気が苦手で、ほとんど足を踏み入れなかった場所でした)
職員のことは「先生」と呼ぶけど、学校みたいに評価をするための先生じゃなくて、甘えたりしても許される。でも、親ではない。
私の周りの友達は「第3の居場所」とか「サードプレイス」っていうのに関心が高い人も多いのだけど、児童館もまた、子どもにとってはそういった場としての意味合いもあるのかもしれません。
今日の帰り際、泣いている女の子がいて、どうしたのと話を聞くと、男の子に意地悪をされたせいで帰りの支度が遅くなってしまい、それを職員に咎められ「全部自分のせいでしょう」といわれたのが悲しかったとのこと。
「どうしていつも私だけ怒られなきゃいけないの?誰も私のこと信じてくれないじゃない」
それはしんどいよなぁ、おとなを信じれなくなったら、この子は当分大人という生き物に心を預けなくなるのかな、そう思ったら私も悲しくなってしまいました。(その後、きちんと職員と話しをして誤解は解けたようでした)
児童館で仕事をすると、子どものいろんな面が見えてきます。学校では見えない面も時折見せます。子どもが抱えているものは、無邪気で純粋なものばかりではありません。子どもはその小さな体に、思った以上のものを詰め込んで生きているのだなと実感します。
でも今日はクリスマスイブ。子どもたちに素敵な聖夜を。
しあわせな気持ちで眠りについて、明日の朝に枕元にすてきな贈り物があることを。
なつみ先生はサンタさんにお願いしておきます。