癒す水・蝕む水ー世界の水と病気ーl管理栄養士の読書

□タイトル/著者/出版社
癒す水・蝕む水ー世界の水と病気ー/藤田紘一郎/NHK出版

□3つのエピソード
1.「万物の根源は水」

45億年前に原始生物が出現した。その誕生の場は、海。
水なしでは、生物は出現していなかった。
その結果、ヒトの65%は水。細胞内に50%、組織内に20%、血液内に7.5%。骨の1/3も水。

たった10%水が失われただけで人間は危機的状態。
20%失うと死に至る。

2.カラダをアルカリの状態にすれば長生き

血液が酸性の状態=アシドーシスになれば、自然と骨や歯の中のカルシウムが解け出る。
アシドーシスの状態になる時は、過労や老化の状態。
しかし、これ以外に食によってもアシドーシスの状態を起こすことがある。
それは、砂糖や動物性たんぱく質を日常的に摂多く摂った時。

3.水を飲むことが健康的な長寿の秘訣

老廃物を流しだしてしまうために、いつも十分に「水」を補給し、栄養物質の完全燃焼を計ることが必要。血液の濃縮を抑制するには、水分の補給が大切であり、水を飲むことにより、血液の粘りを弱め、流れやすい状態にすることができる。

□マイエピソード

水に関しては、無頓着だった。しかし、水道水に関して塩素の匂いがするという印象はずっと持っていた。

だから、水を好んでは飲まず、お茶を飲むことが多かった。

しかし、水分補給は水が最も効率的なこと、水を飲む大切さを学んだこと、また、なぜ水が塩素くさいのかの現実に向き合った時、
自分の水が安心して飲める環境を作りたいと思った。

日本は「生」の水が飲める世界でも数少ない国。

でも、今は様々な汚染により、水道水から出てくる水が、細菌としては清潔なのかもしれないが、薬品などの汚染が悪化している。

まずできることは、安全な浄水器をつける事。また、これ以上、川を汚さないように、農薬や有機薬品を使用しているものを選択しないことを心がけ、また自分自身でも発信したい。

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