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スーパーフード”チアシード”って?

ここ数年、美容やダイエット関連でよく”チアシード”って言葉を耳にしませんか?市販のドリンクやシリアルにも含まれていることがありますよね。でも実際チアシードって何なの?どんな効果があるのって方も多いはず。今回はスーパーフード”チアシード”について簡単に解説します。

コメント 2020-05-05 093028

メキシコなどの中南米で栽培されているシソ科サルビア属ミントの一種のチアという植物の種で、16世紀頃からすでに栽培されていた歴史のある植物です。紫色のかわいい花を咲かせる1年草で、チア(Chia)の種(Seeds)からチアシードと呼ばれてます。

100gあたり栄養素をみてみると、

タンパク質 16.5g
脂質 30.7g
炭水化物 42.1g
食物繊維 34.4g
ナトリウム 16mg
カリウム 407mg
カルシウム 631mg
マグネシウム 335mg
リン 860mg
鉄 7.7mg
亜鉛 4.6mg
銅 0.92mg
マンガン 2.72mg
セレン  55μg
ビタミンA 16μg
ビタミンE 0.5mg
ビタミンB1 0.62mg
ビタミンB2 0.17mg
ナイアシン 11.6mg
葉酸 49μg
ビタミンC 2mg
α‐リノレン酸 18mg
(可食部100g 参考資料:Eatsmart)

このように様々な栄養素を含んでいます。まさにスーパーフードと言われる所以ですね。特に食物繊維、オメガ脂肪酸、鉄分、タンパク質、カルシウムそしてマグネシウムが豊富ですね。

コメント 2020-05-05 094219

チアシードがダイエットや美容に効果があると言われているのは、大さじ1杯でレタス300g分とほぼ同量の食物繊維が含まれています。チアシードには、水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維の2種類の食物繊維が含まれています。チアシードは、水分に浸すことで約10倍に膨らみますが、このときにできる物質が”グルコマンナン”という水溶性食物繊維で、こんにゃくにも含まれている成分と同じです。グルコマンナンは、満腹感を与えて、糖やコレステロールの吸収を抑える働きなどがあります。さらに、チアシードに含まれる不溶性食物繊維には、便通を促進したり、腸内の有害物質を体外へと排出させる働きがあるのでデトックス効果も期待できます。

チアシードに含まれるα-リノレン酸は、オメガ3脂肪酸のひとつです。オメガ3脂肪酸は、体内でDHAやIPAに変換される栄養素です。
エゴマ油やアマニ油、青魚からも摂取できる栄養素としてよく知られています。血液をさらさらにして、皮膚や粘膜の機能を強くして細胞を正常に機能させる作用があります。動脈硬化や心筋梗塞、生活習慣病の予防にもなります。オメガ3脂肪酸は体内では生成できないので、食物からとるしかない栄養素の一つです。

またカルシウムも多く含まれていますが、カルシウムはマグネシウムと一緒に摂取することで、効率よく体に吸収することが出来ます。チアシードはマグネシウムも豊富に含まれていますので、栄養素を逃がさず体内に取り込むことが出来ますね。

さらにポリフェノールのような抗酸化物質や日本人に不足しがちな亜鉛も豊富に含まれています。

チアシードは水分を吸収すると、種の周りにゼリーのような膜が出来ます。食感はプチプチしており、最初のうちは慣れない食感かもしれませんが、味自体には癖がありませんので、スムージーやヨーグルトに混ぜると美味しく頂けます。

海外ではチアシードは手軽にスムージーやサラダのトッピングにも使われています。日本ではどこのスーパーでも売ってるわけではありませんが、楽天やAmazonなどで手軽に手に入ります。

お家時間を有意義に使って、普段使わない食材を調べて使ったりして、体のケアをする時間にあてて、元気を充電しておきたいですね。

コメント 2020-05-05 103138

2020/05/05 Tetsuya

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