30日間続けようと思ったnoteを20日で辞めた理由。

「初心者はまずは1ヶ月書いてみるといいよ」
noteを始めたとき、そう言われたことがありませんか。

1ヶ月かぁ、うーん、できなくもなさそうだなぁ。
とりあえず筋トレとして始めてみよっかな!

わたしはそんな気持ちで始め、30日を前に20日で毎日更新を終えました。
11月16日が最後でした。
▼毎日更新の最終日に書いたnote

良い機会なので、辞めた理由と気づきを書き記しておこうと思います。

うっかり始まった毎日更新

GCnote勉強会でご縁があったとみこさん主催のSNSバルコニーに参加し、
一緒に参加したみほこさんと勢いでnoteの毎日更新を始めました。
特に誰かから課されたわけではありません。

始めた動機は、みほこさんも言っていた通り"うっかり"と呼ぶのが一番ふさわしかったと思います。笑


脳裏には、尊敬する先輩のさとうさんが1ヶ月間の毎日更新で基礎力がついた、といつか話していた記憶がこびりついていました。

とにかく1ヶ月、やってみよう。
同時にTwitterも始めていたので、noteとTwitterですこしでも循環を生み出したいとも思っていました。

毎日更新な日々

最初は、不思議なくらいに書きたいネタが浮かんでくる日々。
タイトルとざっくりした構成がメモに溜まっていきました。

書くスタイルは試行錯誤。

朝7時台の拡散率がよいと小耳に挟んだので、そこを狙って早起きして書いてみたり、夜に用意して朝一瞬起きて投稿してみたり。(課金すれば予約投稿できますが、ケチりました)

家に私用PCがないので会社のPCを持ち帰り書いてみたところ、次の日持参を忘れたのでスマホで書くようになりました。(多少の使いづらさはありますが、慣れたらほぼ問題なく書けます。)

当時ほんの少しTwitterで背伸びしていたのもあり(笑)、noteは等身大の自分を発信する憩いの場でした。
なんとなく、こんな違和感を抱えたまま生きている人がいるのではないかな、こんな言葉を求めている人がいるのではないかな、と当たりをつけて数本書くなどもしました。

少しずつ溜まった活字疲労で、先が見えなくなった

そんなこんなで5日、10日・・・と続けていきましたが、だんだん"活字に溺れている"感覚が強くなってきました。

GC編集部で記事を書き、さまざまな記事を読みながらTwitterを更新し、会社の日報も欠かさず書き、noteのネタを考え、家に帰ってまた書く。

文章を途切れ途切れ書けるタイプではないので、日中は仕事に集中。
帰宅後人々がアクティブなうちにTwitterを更新し、お風呂を溜めている間にnoteを書き、書き終わった頃にはぬるくなってしまったお湯に浸かり、0時を超えてから半分寝ながら日報を書く、そんな日々が続きました。

単純に、「noteを書く時間がない」と焦り始めました。
同時に、「まだ書かなくてはいけないのか」と思うようになりました。

ただ「苦しい」ばかりが募る。
ネタが浮かばない日は、日中心が休まらない。
ストックがあっても、気分により手を付けたくないときもある。

朝型執筆にチャレンジした期間もあったのですが、結局Twitterやら日報やらを書いていると就寝時間が遅くなり、睡眠時間が削られるので出来なくなりました。

このあたりのタイムマネジメントも含め「とりあえずnote毎日更新してみなよ」と人々は言うのだと思います。

とはいえわたしは、もう強烈に「なんでやってるんだっけ」と日々忙殺されながら朦朧と考えるようになっていきました。

「筋トレって苦しいだけなんだっけ」「筋トレしてどうなるんだっけ」「Twitter全然できてないなぁ」「ああもう眠い」

とりあえず30日やれば何か見えるはずだ。
毎日PDCAを回して、世間と自分の目線を意識できるようになって企画にも生きてくるんだ。

そう思って何度か山を乗り越えたのですが、乗り越えるのにも気力をもっていかれます。

「とにかく楽しんで書くのが大事だよ」
何人もの先人たちが言い残したその言葉が、脳内をぐるぐる巡りました。

わたし、今note書くの楽しいんだっけ?

もし学びを言語化出来たら「一旦やめてみよう」

そんな感じだったので、さとうさんに状況をこぼしてみました。

すると、「経験してほしかった視点は大体わかってくれた感じするから、苦しいなら一旦やめてみるのもありだよ~」と言葉をもらいました。

あ、やめるってアリなんだ。

ここで初めて「やめる」選択肢が浮上しました。
それまでは、なんだかんだ30日続けるつもりで、どう自分を騙そうかと考えていたのです。

自分から「やります」と言った何かをやめるのは、わたしにとってあまりない経験でした。

それを言われてから数日間は、気力で続けました。
0時前ぎりぎりに投稿する日々。

そして冴えない頭の中で、「自分なりにこの約20日で得た気づきを言語化できたなら、やめてみよう」と決意しました。
20日目のnote投稿のあと、メモ帳にがりがりと書き出しました。

note毎日更新で得た気づき
<書くスキル>
・スピードは1時間1000字程度
・「こと」「という」の多用
・背景や具体例を省略しがち
・書くと決めたら気力で書ける子
<ネタの探し方>
・日常の中にネタは潜んでいる
・日常の違和感を探す癖付けの重要さ
・"ふつう"な自分はネタの宝庫
<反応から学んだこと>
・朝7時投稿は伸びが良い。
・タイトルで「なになに?」と思わせると勝利
・ただし中身が伴わないとスキ数は少ない
・フォロワーさんは鏡。自分がどのニーズを満たしているか分かる。
・違和感の抽出とそれに対する意見は反応がいい
・シェアされるnoteは、誰かに気づきをもたらす内容

意外と言語化出来た。出来てしまった。
改めて、苦しい日々の中でもいろんな学びを得ていたのだと気付かされました。
もしかしたら精度の低い気づきかも知れませんが、マインド的に残り10日でどこまで高められるかもわからないなと思いました。

そしてその夜、なんだかすごくスッキリした気持ちで「note毎日更新やめよう」と決断したのです。

辞めたあとの生活

辞めたあとは、やっと睡眠時間が増えるかと思いきやTwitter熱があがり、そうでもない日々が続きました(笑)

それでも毎日note時代の習慣はそのままで、いろんな人のnoteを読んで勝手に元気になっています。
書き手としては、週に1回くらいのペースで更新していこうと思っているので、ゆるりとお付き合いください。

わたしはやっぱり、書くことが好きです。
まだ日の目を見ていないネタたちがたくさん下書きに埋もれているし、日々書いてみたいことが頭に浮かびます。

きっと、誰かから見たらわたしは敗北者だし意志薄弱者だし、裏切り者とも言えるかもしれません。
でもほかの誰かから見たら、希望でもあるかもしれない。
そう思って、このnoteを書きました。

「とにかく楽しんで書くのが大事だよ」

あの20日間の最後の日々より、今このnoteを書きたいように書いているほうが、わたしは何倍も楽しいのです。


▼最近ようやく等身大のTwitter




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