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ポール・サイモン「アイアム・ア・ロック」についての私見(その①)

 アメリカの著名アーティスト、ポール・サイモン(Paul Simon)氏の名曲「アイアム・ア・ロック(I Am a Rock) 」を練習で翻訳していて気がついたことがある。原詩にある「a rock」とは「とある岩礁」のことではないか。岩礁とは暗礁と同じ意味で、ほとんど水面下に隠れた岩のことである。だから「とある島」(原詩で直後にある「an island」)でもあると考えられる。

 ちなみに英語の island は、基本的に周囲から孤立した場所を指す。拙訳の印象では寒い冬に引きこもり、独り淋しく強がっている人物を描いているような詩である。筆者自身の若い頃を思い出すが、孤独の質に西も東もないのかもしれない。まさにサイモン氏の筆の妙技である。間違っても原題を、「俺はロックンロールだぜ」などと訳してはならない。

(追記)
この楽曲は著作権フリーではないため、筆者の訳は残念ながら掲載不可である。note に翻訳を載せている方もいらっしゃるが、著作権の件をどう処理されているのだろうか。ご存知の方、拙訳を参照されたい方はコメントにてご一報いただけませんでしょうか。どうぞ宜しくお願いいたします。


https://note.com/nurugamer_g/n/n1a8567dd1629

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