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選択の重要性

ここ最近はコロナウィルスの関係でずっと自粛活動が余儀なくされ在宅で仕事や勉強をすることが多くなりました。

僕が怖いのは「コロナウィルス感染での死者数」よりも「コロナウィルス感染が原因での自殺者数」が増えるのが怖いです。どういうことかというと、コロナウィルス感染が原因で経済的大打撃を受けた飲食店の方の自殺や親子で心中を図った親子がいました。こういった、直接的な原因ではなく間接的に死に追い込まれてしまう社会システムに問題があると考えています。

では、このような問題の根本は何かというと「これがなくなったら生きていけない」という「正解を求める生き方」が根本にあると思います。
お金がないと生きていけない
会社で働かないと安定した生き方ができない
子どもは学校に行かなければならない
こうした「答えは1つ」という考え方が人を思い詰めてしまうのだと思います。

もっといろんな生き方がある。例えば、極端な例ですがホームレスビリオネアという生き方もあるし、アドレスホッパーという住居を所持しない生き方、学校ではなく自分の好きな勉強を自分の好きな時間にできるオンラインスクールなど今はいろんな生き方がある。情報として届いているのに「知らない人」が多すぎる。

僕はこれを山梨でゲストハウスをしていたときに強く感じました。僕が移住した頃(2012年)は、今でこそ「地方創生、原点回帰」などの言葉が言われていますが、東日本震災の影響もあり、少しずつ田舎暮らしブームが出てきた頃でした。地域おこし協力隊という3年間は住居と給料を保証する制度もできました。
でも、多くの都内で働いていた人にはこの情報が周っていませんでした。これだけインターネットが流通しているのに、田舎暮らしのリアルというのが全く届いていないのだなと実感しました。
お客さんと話をしていても「よく移住できたね」「どうやってそんな思い切ることができたの?」「移住ってハードル高くない?」などほとんど同じ質問をされてきました。
僕たちはいつも言ってました。

「こんな生き方もあるからね」

そう。皆さん「会社で満員電車に揺られながら嫌な上司の前で萎縮しながら暮らしている」か「お金をガッツリ稼いで悠々自適な暮らしをしている」かの2つしか考えられてなかったのです。まだ2つ考えられるのはいいほうだと思います。
僕のように「お金は少なくても悠々自適な幸せな暮らしができる」というのを目の当たりにしてびっくりされるお客さんが大勢でした。

そこで思ったのが「生き方に選択肢が少ない」ということ。「これじゃないと生きていけない」と考えてしまう人があまりにも大勢いて、そのために命を絶ってしまう人があまりにも多い。それが本当に悔しくて僕は少しでも多くの人に「生き方の選択肢を広げる」活動をしようと思いました。

「いろんな生き方がある」というのを自分ごとのように考えられればどんな生き方も楽しくできると僕は確信しています。

次回はその確信について書いていきたいと思います。

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