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もっと楽々コピペで立案!非効果的健康管理:クッシング症候群の看護計画(クッシング病・副腎腺腫など)


非効果的健康管理:クッシング症候群の看護計画(クッシング病・副腎腺腫など)

<定義>
非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行う事が困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態を言う。

<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は疾患や健康管理に関する教育が必要な患者に使用する。

<クッシング症候群の分類>
下垂体型(ACTH依存型):クッシング病
異所性(ACTH依存型):肺小細胞がん、胸腺腫、膵臓がん など
副腎型(ACTH非依存型):医原性(ステロイド薬)、副腎腺腫、副腎が
ん、原発性副腎過形成 など
※ACTH=副腎皮質刺激ホルモン

看護計画

疾患:
既往歴:
治療内容:

目標
自己管理に必要な知識や技術を習得できる
問題点に気づき対処できる
必要な支援を受けられる

O-P
1.検査データ
-負荷試験:デキサメタゾン抑制試験、CRH試験、DDAVP試験など
-血液検査(副腎機能):血中コルチゾール、血漿ACTH
-尿検査:尿中コルチゾール
-血液検査(一般):白血球(好中球、好酸球、リンパ球)、カリウム、血糖値、コレステロール値
-画像検査:CT、MRI、エコー
2.ADL・IADL
3.認知力、理解力
4.バイタルサイン
5.クッシング症候群の症状の有無、程度
-特徴的な症状
・中心性肥満
・満月様顔貌
・野牛肩
・皮膚の伸展性赤紫色皮膚線条
・皮膚萎縮、皮下溢血
・顔面紅潮
・踵部の浮腫
・近位筋萎縮
・(小児の場合)肥満を伴った成長遅延
-特徴的ではないがよく見られる症状
・精神症状(抑うつ、集中力の低下、記憶力低下など)
・気分障害(イライラ、易怒傾向など)
・易疲労感
・背中の痛み
・食欲の増加
・体重増加
・肥満、下垂腹
・性欲の低下
・睡眠障害
・月経異常
・尋常性ざ創(男性化作用)
・多毛(男性化作用)
・脱毛(男性化作用)
6.合併症の有無
・高血圧
・骨粗鬆症
・脂質異常症
・多嚢胞卵巣症候群
・糖尿病(ステロイド糖尿病)
・低カリウム血症
・腎結石、尿路結石
・易感染状態
7.食事摂取量、食事内容
8.嗜好、偏食の有無
9.水分摂取量
10.水分出納バランス
11.体重、体重の変化
12.排尿状況
13.排便状況
14.安静度
15.活動量
16.睡眠状況
17.治療内容
-手術療法:経蝶形骨洞的下垂体線種摘出術(TSS)
-放射線治療
-薬物治療
・副腎皮質ホルモン合成阻害薬
・副腎皮質ホルモン合成阻害薬の副作用の有無(消化器症状、中枢神経症状、肝障害)
・下垂体性ACTH分泌抑制薬
・下垂体性ACTH分泌抑制薬の副作用の有無(高血糖、下痢)
18.服薬状況
19.服薬管理状況
20.疾患について誰にどの様に説明されているか
21.疾患、治療に対する受け止め方
22.疾患についての理解
23.治療についての理解
24.不安に思っていること
25.ストレスの有無、対処方法
26.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
27.生活状況
-1日の過ごし方
-食生活(回数など)
-喫煙、飲酒の有無
-運動量、運動習慣
-自宅・地域の環境
-職業
-経済状況
28.家族のサポートの有無、状況
29.家族の知識、理解
30.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供

T-P
1.安心して過ごせる様に環境調整する
2.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
3.患者の思い、不安に思っている事を傾聴する
4.共感的、受容的態度で話を傾聴する
5.意図的に声をかける等、話をする機会を設ける
6.抑うつ感が強い場合、専門科の受診を検討する(医師へ相談する)
7.医療者間で情報共有し、統一した態度で関わる
8.同じような体験を持つ患者と話ができる様に働きかける(ピアサポート)
9.易疲労感がある場合は安静を促す
10.易疲労感に応じて必要な動作を介助する
・できる事は自身で行う様に声掛けする
・できない事は介助する
11.筋委縮の状態に応じて以下のケアを選択する
-安静
-運動・機能訓練
・関節可動域訓練
・マッサージ
・筋力増強運動
・リハビリスタッフと連携し、患者に合わせた適切な運動が行える様に調整する
・ADL訓練
12.定期的に体重測定を行う
-週 回、 曜日、 曜日
13.伸展または萎縮した皮膚や浮腫に対してケアを行う
コピペでかんたん立案!皮膚統合性障害リスク状態(成人)の看護計画を参照する

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