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「ニュータイプの時代」を読んで

こんにちは。看護師の福士知志(フクシサトシ)です。

今日は山口周さんの、「ニュータイプの時代」という本についての記事です。

尾原和啓さんがサロンの中でよくこの本の話をするので読んでみました。そのため基本的な内容はインプット済みでした。

なので、本の中で語られている前提や、この本の主張とは違う、僕が気になったところをピックアップして書いています。良ければ読んでみてください!

僕が本書を読んで響いた点は以下の4つ
①自分の軸
②ワークスタイル
③学習
④チームメイク


<前提>

問題が過剰で解決策が希少な時代は終結し、問題が希少で解決策が過剰な時代に突入した。

思考と行動様式のシフトが求められている。

・コモディティ化するオールドタイプ:従順で、論理的で、勤勉で、責任感が強い。論理とサイエンスが武器。

・価値を発揮するニュータイプ:自由で、直感的で、わがままで、好奇心が強い。美意識とアートが武器。

「役に立つ」オールドタイプから、「意味がある」ニュータイプへとシフトしよう。

コンビニで
役に立つハサミやホチキスは1つしかない
それぞれに意味があるタバコは何十種類もある。

①自分の軸


法というルールが時代のスピードに追いつけていない現代では、自分の中にある「真・善・美」の基準に沿って行動を律しなければならない。外のモノサシに従って無批判に行動するのではなく、自らの道徳・価値観といった内のモノサシに従って「わがまま」に行動するのがニュータイプだ。
自分の軸で生きたいように生きるのだ。

②ワークスタイル


ニュータイプのワークスタイルは、ハイモビリティである。大企業と個人がメリットだけで繋がる時代では、リスクの異なるマルチワークを持つと良い。安定の片足を持ちながら、ノーリスクの大化けするかもしれないアップサイドのリスクを持つのだ。

自分の価値を高めるには、努力する場(レイヤー)を見極めて、徹底的にやり抜く必要がある。1万時間の法則は普遍的なものではない。「体験の質」と「仕事の環境」が大切だ。

ただ、一箇所に踏みとどまって頑張るのはオールドタイプ的な発想だ。ニュータイプは、すぐに逃げて、別の角度からトライする。今、自分はどう感じ、反応しているのか、アンテナを張り、痛かったら「戦う」か「逃げるか」をするのだ。アイデンティティに固執した「我慢」はしないこと。

勇気があるから逃げられるのだ。そういう人はチャンスが来た時に、勇気を持って乗ることができる。一所懸命は弱者の美徳。行き先も決めず、とりあえず逃げて良いのだ。

③学習


変化の時代では、自分がコストをかけて入手した知識やスキルや経験をリセットして、アンラーニングしていかないと生き残れない。

新しいことに出会ったとき、わかったつもりで自分の世界の言葉で要約していては、新しい気づきは得られない。自分の全体と、相手の全体を知覚しながら傾聴するのだ。「わからない」は気づくキッカケであり、排除してはならない。

経験に頼らず大量に試し、うまくいったものを残していくのだ。自分の中で何がプラスになり、何がマイナスになるのかは試してみないとわからない。「試し上手は、辞め上手」である。あらゆる資源は有限であり、辞めることはネガティブなことではない。

④チームメイク

日本はカーストが染みついている。水戸黄門に代表されるように、権威=リーダーシップのスタイルだ。しかし、本来リーダーシップは権威によって生まれるものではない。問題意識によって生まれるものだ。肩書きや立場に関係なく、フラットに振る舞えるのがニュータイプである。

<まとめ>

変化の時代は、自分の軸に沿って努力し、リスクをとり、チャンスをうかがえ!


<僕なりの抽象化と転用>


・自分の「真、善、美」をキチンと把握し、アップデートを続ける

→現状:嘘つかないこと、感謝されること、相手に嫌な思いをさせないこと、一人勝ちしないこと

・人生にリスクは必要。その一歩を出すには全振りじゃなくて良い。安定とリスクをしなやかに行き来する。無批判に質と環境を受け入れるのではなく、見極めて、やりきること。

→安定はあるので、アップサイドのリスクを探そう。まずは環境を増やすために、新しい所にどんどん参加すること!

・アイデンティティもしなやかに使い分けられるように。アイデンティティもいつの間にか「外のモノサシ」になる。

→自分のアイデンティティを抜け出すの苦手…物語思考を!実践する!


メモ

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以上です。インプットばかりの最近でしたが、やっぱりアウトプットしてこその読書だと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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