ポエム『不器用な人生』
休憩所でボーッとしていたら
副主任がオレの前にすわって、煙草に火をつけた。
この人は無口で苦手なんだ。
そんな副主任が話しかけてきた。
「いままで一生懸命働いてきて
子どもがやっと大きくなってきたと思ったら
子どもは全員、家をでていった。
わしはなんのために働いてたんか、よくわからん。
だから、君は好きなことをやりなさい」
なんでそんな話を急に始めたのだろう?
真面目で不器用であろう副主任。
休憩所が煙草臭くなってきたので
オレはその場をあとにした。
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