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『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

👧🏻💗あらすじ👧🏻💗
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。 
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。 
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。 
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。─本書あらすじより



👧🏻💗感想👧🏻💗
文庫になってからの再読です!
再読でも、やっぱりあたたかな涙があふれて、目の前が滲んでなかなか前に進みませんでした💦
本書は「困った。全然不幸ではないのだ」の衝撃の一文で幕をあけます。
母親に先立たれ、父親とは海外赴任で離れることになり、継母に引き取られた優子。
この時点で不穏な予感しかしないのに、物語が進んでバトンが渡さる毎に、暖かさや優しさに包まれていく…。
特にラストの演出、込み上げる感慨深いものが、独身の私でもありました!😭
そして、「自分の明日と、自分よりもたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が2倍以上になることだよって。明日が2つにできるなんて、凄いと思わない?未来が倍になるなら絶対にしたいだろう。それってどこでもドア以来の発明だよな。」の台詞、何度読んでも名言すぎます✨✨✨
今はなんとなくでしかわかりませんが、自分がいつか人の親になればもっと染みるんだろうな~☺️✨
もう一度いいますが、ラスト、もう号泣するしかないです!
とんでもないギフトが用意されています!
多様な家族形態が出来つつある今、おすすめの一作です!

2021年10月29日、永野芽郁、石原さとみ、田中圭、岡田健史出演で映像化予定。

また、こちら読書メーター主催のレビュアー大賞の課題本です。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ


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