熱性けいれんでの白血球増加はけいれんによるものか, それとも熱源によるものか?
熱性けいれん, 特に単純型では血液検査が行われることは少なくなった.
これは様々な研究から重症感染症などが疑われない症例においては, 血液検査の意義は乏しいことがわかってきているためである.
2015年に出た熱性けいれん診療ガイドラインでも, 血液検査はルーティーンでは行わないことが推奨されている(*1).
ただ, 例えば入院となった場合などで熱性けいれんでも血液検査が行われることはある.
熱性けいれんを起こした症例において血液検査を行うと, 時に白血球数増加がみられること