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これは経費で落ちません!

こんばんは。
日曜日お疲れ様でした。
今日も暑かった。夕方急に雨降ってびっくり。

今日は、これは経費で落ちません!を読了したので紹介します!

あらすじ

森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。
最近、そんな気配のなかった同期に恋人ができてしまい、少し迷いが生じている。ある日、営業部のエース・山田太陽が持ち込んだ領収書には「4800円、たこ焼き代」。経理からは社内の人間模様が見えてくる?

Amazonより

著者について

『これは経費で落ちません!』の著者である青木祐子さんは、日本の小説家として知られている。彼女の作品は、主にライトノベルや女性向けのエンターテインメント小説が多く、幅広い読者層に親しまれている。

・青木祐子さんの略歴と特徴

1. 略歴
   青木祐子さんは岐阜県出身で、デビュー作は『エレガンスイブ』に掲載された短編小説。その後、多くのライトノベルや小説を執筆し、特に女性向けの作品で人気を博している。

2. 作風
   青木祐子さんの作品は、キャラクターの心理描写やリアルな日常生活の描写が特徴。特に、女性主人公が仕事や恋愛に奮闘する姿を描いた作品が多く、共感を呼びやすいストーリー展開が魅力。
    ユーモアを交えた軽快な文体も特徴で、シリアスなテーマを扱いながらも、読者に笑いや癒しを提供する。

3. 代表作
   『これは経費で落ちません!』シリーズは、経理の仕事を題材にしたユニークな設定と、主人公の冷静かつプロフェッショナルな姿勢が人気を集めている。
    他にも、『キャンディ・キャンディ』や『魔女の宅急便』シリーズなど、幅広いジャンルで活躍している。

4. 評価
   青木祐子さんの作品は、リアルな職場環境や日常生活を描きつつも、ユーモアや感動を織り交ぜたストーリーが評価されている。特に、現代社会で働く女性たちにとって共感できる内容が多く、多くの読者に支持されている。

・まとめ
青木祐子さんは、リアルな日常描写とユーモアを兼ね備えた作風で、多くの読者に愛される作家。『これは経費で落ちません!』シリーズを通じて、働く女性の姿や経理の仕事にスポットを当てた作品を提供し、読者に楽しさと共感を届けている。

名言

この巻では、主人公の森若沙名子がさまざまな経費に関する問題に直面し、彼女の冷静な対応とプロフェッショナルな姿勢が際立っている。

1. 「経費とは会社のお金。だからこそ、しっかりとした理由と説明が必要なの。」
    経費管理の基本姿勢を示す言葉。会社のお金を扱う上での責任感を強調している。

2. 「感情に流されないこと。それが仕事をする上での鉄則よ。」
   冷静さとプロフェッショナルな態度を保つことの重要性を教えてくれる言葉。感情に流されず、理性的に対応することが求められる場面が多いことを示している。

3. 「問題を先送りにしない。それが私のポリシーよ。」
   問題をその場で解決する姿勢を示す言葉です。先送りにせず、その場で対応することで、問題を大きくせずに済むことを教えてくれる。

4. 「小さなことでも見逃さない。それが経理の仕事の基本よ。」
    経理の仕事の細やかさと注意深さを強調する言葉。細かい部分にも気を配ることの重要性を伝えている。

これらの名言は、森若沙名子のキャラクターや彼女の仕事に対する真摯な態度を象徴している。経理の仕事だけでなく、日常の業務や生活においても参考になる言葉が多いと思う。

印象に残った所

『これは経費で落ちません!』第1巻には、いくつか特に印象に残る場面がある。これらの場面は、主人公の森若沙名子のキャラクターやストーリーの魅力を強く印象づけるもの。

・印象に残る場面

1. 森若の冷静な対応
   経費の不正使用が疑われる案件に対して、森若が冷静に対処するシーン。例えば、同僚が経費で不正に私的な出費をした疑いがかかる場面では、森若が感情に流されずに事実を確認し、適切な対応をする姿が描かれている。この場面は、彼女のプロフェッショナルな姿勢を強く印象付ける。

2. 経費の細かなチェック
   経費精算の際に、森若が細かな点までしっかりと確認する場面。小さなミスや不正を見逃さず、きちんと指摘する姿勢が描かれている。例えば、領収書の日付や内容が合っていない場合に、その場で確認を求めるシーンなど、経理の仕事の厳しさと重要性を感じさせる。

3. 同僚とのやり取り
   森若と同僚たちとのやり取りの場面も印象的。特に、森若がクールな態度を保ちながらも、同僚たちの悩みやトラブルに対してアドバイスをするシーンは、彼女の人間味を感じさせる。また、同僚からの信頼や感謝の言葉を受ける場面もあり、職場での人間関係の描写が深まる。

4. 経理部の役割と重要性
   会社の経費を適正に管理することの重要性を説く場面。森若が経理部の役割を説明し、経費を正しく管理することが会社の健全経営に不可欠であることを強調する。このシーンは、経理の仕事に対する理解と敬意を深めるきっかけとなる。

5. 個人的な葛藤と成長
   森若が自身の仕事に対するプライドと、時折感じる孤独やプレッシャーとの葛藤を描いた場面。彼女が仕事を通じて成長し、自分の立場や役割に自信を持つようになる過程が描かれており、読者にとって感情移入しやすいシーン。

・まとめ
『これは経費で落ちません!』第1巻は、経理の仕事のリアルな描写や森若沙名子のプロフェッショナルな姿勢、同僚との人間関係など、さまざまな要素がバランスよく描かれている。これらの印象に残る場面は、物語の魅力を引き立て、読者に深い印象を与える。

感想

第1巻の感想を以下にまとめます。この巻では、主人公の森若沙名子が経費にまつわるさまざまな問題に冷静かつ的確に対応していく姿が描かれている。

1. キャラクターの魅力
  森若沙名子は冷静でプロフェッショナルな女性として描かれており、その姿勢が非常に魅力的。彼女の一貫した態度や、経理の仕事に対する真摯な姿勢は、読者に強い印象を与える。また、同僚や上司とのやりとりもリアルで共感しやすいものとなっており、キャラクターたちの関係性が作品に深みを与えている。

2. リアルなオフィスライフ
  経理の仕事に焦点を当てているため、会社の日常業務が細かく描写されている。経費の処理やトラブル対応など、実際に会社で働く人々にとっては「あるある」と共感できる場面が多く、リアリティがある。また、経理の業務内容を理解するのに役立つ情報も含まれており、学びながら楽しめる点が良い。

3. コメディとドラマのバランス
  シリアスな経費問題を扱いながらも、ユーモアあふれる描写が多く含まれており、笑いながら読める部分が多い。森若の冷静さと、周囲のキャラクターたちのドタバタが対照的で、そのギャップが面白さを生み出している。また、経費に関する問題が解決するたびに感じる爽快感も魅力の一つ。

4. 人間関係の描写
  同僚や上司との関係が丁寧に描かれており、職場での人間関係の難しさや楽しさが伝わってくる。特に、森若が抱える葛藤や、他人に対する配慮が描かれるシーンは感情移入しやすく、物語に引き込まれる。

・まとめ
『これは経費で落ちません!』第1巻は、オフィスライフや経理の仕事に焦点を当てつつ、コメディ要素を織り交ぜた読みやすい作品。森若沙名子のプロフェッショナルな姿勢や、リアルな職場描写が多くの読者に共感を呼ぶ。仕事に疲れた時や、軽い気分転換として楽しめる一冊。

こんな人におすすめ

以下のような人に特におすすめ。

1. オフィスワーカーや会社員
   作品の舞台がオフィスであり、経理業務や職場での日常が詳細に描かれているため、オフィスで働く人々にとっては「あるある」と共感できる場面が多く、楽しめる。

2. 経理や会計に興味がある人
   経費にまつわる具体的なトラブルや、その解決方法が描かれており、経理や会計の仕事に興味がある人や、これからその分野で働きたいと考えている人には実際の業務を理解する一助になる。

3. コメディやライトノベルが好きな人
   シリアスなテーマを扱いつつも、ユーモアあふれる描写が多く、気軽に楽しめるライトノベル。読んでいて笑える場面が多いので、コメディ要素の強い作品が好きな人にぴったり。

4. 女性主人公の成長や活躍を描いた作品が好きな人
   森若沙名子という冷静でプロフェッショナルな女性が主人公であり、彼女の成長や活躍を描いたストーリーは、女性主人公の物語を好む読者にとって魅力的。

5. 仕事とプライベートを両立したいと考えている人
   森若沙名子の「仕事は仕事、プライベートはプライベート」という姿勢や、バランスの取り方は、仕事とプライベートの両立を目指す人にとって参考になるかもしれない。

6. 日常の疲れを癒したい人
   軽快なストーリーと共感できるキャラクターたちが織りなす物語は、日常の疲れを癒し、リフレッシュするのに適している。気軽に楽しめる読み物として最適。

・まとめ
『これは経費で落ちません!』第1巻は、オフィスワーカーや経理に興味がある人、コメディやライトノベルが好きな人など、幅広い読者層におすすめ。特に、職場でのリアルな描写や、ユーモアを交えたストーリー展開が魅力で、楽しみながら学びや共感を得られる作品。

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