ぬーみん

2019.9より弁理士試験に向けて勉強を開始。その後、令和2年度弁理士試験に一発合格。…

ぬーみん

2019.9より弁理士試験に向けて勉強を開始。その後、令和2年度弁理士試験に一発合格。 大学院の博士課程で物性物理を専攻していたが志半ばで退学。現在は特許事務所で弁理士として活動しています。 平日勤務、休日農業という半兼業生活。ほどほどにポンコツを目指すなまけもの。

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「新人弁理士、明細書作成に挑む」

 ぬーみん(@numinez)です。普段は特許事務所で国内出願・権利化業務をしています。構造・電気・制御の分野が多いです。知財業界に入って間もない自分にも、何か伝えることができないかと思って、「知財系もっとAdvent Calendar 2021」に参加しました。  知財の業務の1つ、国内出願の明細書作成。特に特許事務所に就職される方の多くは、この業務に1度は携わるのではないかと思います。そして、未経験で特許事務所に転職して壁としてぶち当たる業務なのではないかと(自分は)考

    • 【弁理士試験】商標法68条の20=セントラルアタック?

      こんにちは、ぬーみん(@numinez)です。弁理士試験の悩みや疑問をTwitterで見かけることがあります。つい親切心のつもりで回答しておりましたが、ふと… 「せっかく解説したんだから、同じ悩みをもつ人たちが読み返しやすいところに載せた方が良くない?」 と思い、早速筆をとってみました。今受験生の方たちや、これから受験生になる方たちにとって、考える参考程度になれば幸いです。 なお、法改正等に対応はするつもりはありません。ご容赦ください。 前置きはこれくらいにして、本題

      • おまけ R2論文試験 特実 問題Ⅱ 全文書き

         ぬーみん(@numinez)です。問題Ⅱの全文書きを公開します。大まかな流れはこちらをどうぞ。  続くか否かは、記事の反応を見て決めます。3月中は公開していようと考えています。  間違っているところも含めて試験のときの全文書きを再現しています。また、細かい文言レベルまで完全に再現できているとは限りません。ご了承ください。また、かなりの分量なので信用されないかもしれませんが、本番も省略せずにちゃんとこれぐらい書きました。だから問題Ⅰに入る頃には残り40分となっていたわけです

        • R2 弁理士試験 論文試験 商標法

           前回、意匠法の試験の話までしました。前回の話はこちら。  今回は商標法の試験についてです。  ちなみに、商標法開始までの休憩では、軽食(一口サイズの菓子パン)をもしゃっていました。試験で相当なカロリーを消費することが予想される上、休憩時間も限られているので、予めコンビニで購入しておきました。実際、意匠法の試験終了時点でかなり空腹感を感じたので、この選択は正解だったと思います。お腹がすいていなければ食べなければいいだけですし。  商標法の試験の直前は、特に判例を中心に最終

        「新人弁理士、明細書作成に挑む」

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        • 弁理士試験-質問回答集
          1本
        • 令和2年度弁理士試験
          6本

        記事

          R2 弁理士試験 論文試験 意匠

           さて、前回は、特実の試験が終わり、特許の「許」の書き方が分からなくなったところで、試験終了となりました。  意匠法の試験に入る前に、昼休みでの様子についてお話しします。  周りを見ると、耳まで赤くなって悔し涙を流している人もいました。それだけプレッシャーの大きい試験だということが分かります。私も特許法の試験中に何度も心が折れそうになりました。答練や模試とはプレッシャーが桁違いで、正直想定外でした。  ただ、そんな心理状態を引きずってこれからの試験に挑むわけにはいかないです

          R2 弁理士試験 論文試験 意匠

          R2 弁理士試験 論文試験 特実 問題Ⅰ 論点

           前回は、特実の問題Ⅱについて述べました。今回は、問題Ⅰからです。前回の記事はこちら。  さて、問題Ⅱの解答を終えた時点で残り40分。問題Ⅰの解答用紙は白紙です。 こんな状況下でやることは、ただ1つ、「1点でも多くもぎ取ること」です。  残る設問は5つ。単純計算で1問につき8分で解答することになります。仮に答案構成に10分も使えば、1問につき6分しか使えません。答案構成に時間をかけることはできません。  そこで、「各設問はそれぞれ独立している」という記載に目をつけました

          R2 弁理士試験 論文試験 特実 問題Ⅰ 論点

          R2 弁理士試験 論文試験 特実 問題Ⅱ 論点

           前回は、論文試験の得点など、さわりのお話をしました。前回の記事はこちら。  さて、今回からは私が実際に記載した論点についてお話しします。  得点感と記載項目の対応について参考になれば幸いです。  あくまで、私が本番で記載した項目であって、正解や得点となる記載を保証するものではありません。くれぐれもご注意ください。  問題文と併せて読むと、臨場感があるかもしれません。  今回は、特許・実用新案についてです。  まず、私は問題Ⅰ、問題Ⅱを一通り確認後、問題Ⅱから解答をしまし

          R2 弁理士試験 論文試験 特実 問題Ⅱ 論点

          R2 弁理士試験 論文試験 「点数と記載量」

          こんにちは。ぬーみんです。令和2年度弁理士試験もようやく終わりました。かなり多くの代償を支払った結果、私も無事口述までたどり着くことができました。短答、論文、口述と、どれをとっても難易度が高く、さすが難関国家資格と言われるだけのことがありました。特に、論文試験は、相対評価である上、評価方法の詳細もわからないため、合格発表の日まで本当に不安でいっぱいでした。 そこで、今回は、私が受験した令和2年度弁理士試験の論文試験について、私の点数とともに論点を紹介します。今後受験される方

          R2 弁理士試験 論文試験 「点数と記載量」

          本気で弁理士試験に挑んで良かったこと

           私、ぬーみんと申します。今年(2020年)の4月に特許事務所に入所したてほやほやのど新人です。そんな私の略歴は、以下の通りです。 2019年9月:特許事務所の内定を取得、弁理士試験の勉強を開始。 2020年4月:特許事務所に入所(明細書作成を担当)。 2020年9月:短答式試験を受験(合格)。 2020年11月:論文式試験を受験(結果待ち)。  そんな私が知財系 もっと Advent Calendar 2020に選んだテーマは、こちら。  本気で弁理士試験に挑んで良かっ

          本気で弁理士試験に挑んで良かったこと