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【おもしろ外資】中国編 その18:弁護士交代と追加費用


~前回のあらすじ~
労働審判でメタタァと潰されたが、うなだれる前に労働紛争、裁判へと進むのであった。

グローバルCEOから担当弁護士を変えろと指令があった。今までの担当弁護士は中堅弁護士事務所所属で他案件でも奮闘してくれたので残念だが、本人も他案件に注力したい旨の意見を以前から聞いていたので、弁護士変更の運びとなった。

ただ、この弁護士変更は厄介なのだ。一番の理由はもう一度ヒアリングと調査をやり直すのだ。もちろん前任弁護士がまとめた資料、労働審判の状況など全ての資料を共有するのだが改めてヒアリングに時間を割き、そこから当たらな調査をすることになる。まぁ、たいてい大きな発見は無いのだが。

新しい弁護士団は有名な大手となった。もちろん弁護士費用は爆上がり。
ひと月平均で1000万円ぐらいかかったかなぁ。
とにかく時間単価が高い、プロの仕事に安かろう良かろうは無いのはわかるが、とにかく高い。

と、別件で追加費用が発生することになった。
フォレンジクスを行うというのだ。横領でもないのに何でそんなことやるんだ、追加の時間とお金が爆発するぞ、とグCEOに警告したが全く聞き入られずフォレンジクスの作業を始めることになった。

裁判は証拠と正直な意見が大事、左記がないと何をやっても勝てない。
弁護士は勝つために存在するので、正義のためにいるわけではない。
人権派弁護士もいるが、それはそれで扱いが面倒くさい。
最近は個人でも月額5000円程度で顧問弁護士が付けられる。
特に心配事・問題が無くても契約しておいて損はない。
問題が爆発したときに弁護士に依頼しても、たいていはタイミングを逸しているからだ、解決の。

次回:香港に出張 に続く


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