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Chromebookが気になる存在、GIGAスクール構想をきっかけに、Chromebookがデファクトになるのか?

教育市場でのChromeOS

児童・生徒へ1人1台PC・タブレットを貸与するGIGAスクール構想。文部科学省の資料では「米国の300ドルパソコンを念頭に、大量調達実現を含めて、5万円程度の価格帯」をモデル例とすることと示されています。

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アメリカの文教市場のタブレット・PCのシェアは6割が安価なChromeOSを搭載したChromebookです。このことからChromeOSも文部科学省のラインナップに載ったのでしょう。

しかし私個人としてChromeOSの採用には懐疑的でした。なぜならプログラミング教育の必修化、プログラミングをChromeOSでやるの?と思ったからです。無論、iOSでプログラミング教育やるの?も同義です。

ただ気になってプログラミング教育についてネットサーフィンをしていました。見ていくうちに、プログラミング教育といっても「学習指導要領に例示されている単元等で実施するもの」すなわち算数や理科の授業の中で行う教育と、それとは別に行う教育があるというのを知りました。

また同時にプログラミング教育に利用する推奨?教材なるものがあることも分かりました。

教材を見るとデバイス・OSに依存せずブラウザベースで動く教材も多数あることを知りました。ブラウザがあれば動くということは何もWindowsでなければならないというわけではなく、iOSはもちろん、安価なChromeOSも選択肢になってくると感じました。

ビジネスでのChromeOS

一方ビジネスの場でどうだろう?と考えた時に結論はNo!だと思っています。というのもビジネスに必要不可欠?なOfficeソフトを満足に使えない「可能性」があるからです(実際に使ったことが無いのでなんとも言えないのですが・・・)

Office365ではブラウザ版でOfficeソフトを利用できますが・・・やはりOfficeを利用するにはデスクトップ版アプリが不可欠だと思います。

しかしChromebook上でもAndroidで提供されているアプリをインストール、利用が可能です(恐らく互換性はあるのでしょう・・・)。しかしWindows上で動作するデスクトップ版アプリ同様のパフォーマンスを発揮するかは懐疑的です。

またAndroidで提供されるアプリ以外はブラウザ上でしか業務できない、これは少し不安です。Windowsユーザーがもし「Sモード」でデバイスを利用しなさい!と言われたらどうでしょう・・・

<Sモードとは>
Windows 10 (S モード) とは、使い慣れた Windows エクスペリエンスを提供しつつ、セキュリティとパフォーマンスに特化して合理化された Windows 10 のバージョンです。セキュリティを高めるために、Microsoft Store からのアプリのみが許可され、安全な閲覧のために Microsoft Edge が必要になります。

つまり、Microsoft Storeからインストールしたアプリから以外、アプリを利用できないモードです。

これらを鑑みると、いくら安価とはいえ、ChromeOSの採用は「No!」なのではないかなと推察しています。

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