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詩です。
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#ポエム

詩:あまだれ

ねこみたいだね 手話さばきだけ しっている くびわのない迷よい子 といをつたう あまだれは …

柿沼オヘロ
4か月前
28

詩:口がいっぱいだ

某誌にて選外佳作を頂いた詩です。 たんこぶがいっぱいだ 毛穴ばっかり膨らんで 口がいっぱい…

柿沼オヘロ
5か月前
36

詩:うすみどりのとほうより

散る  目のうらの 星つぶみたいに    うすみどりの 影   それは ぼくの  まうらから…

柿沼オヘロ
5か月前
16

詩:イガラ岩

喉に貼り付くイガラ岩があり それは 瞳の膜にもぐるようでもあり 空に点描を打つようでもある …

柿沼オヘロ
7か月前
25

詩/ミディアムポエム:雨戸

初夏のはじまりの 冷んやりとした夕べに もう終わりかけたパンジーの フリースを羽織ってしま…

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詩/ミディアムポエム:蟲

雑草のひき痕が 小さな星々をつれてくる 蟲という字面が 白内障の魂をつれてくる 夢路のなか …

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詩/ミディアムポエム:茜

茜でまかなえた日の くもまっ下で カエンタケの毒はまだ もせずにいた ガス抜けライターは きのうも砂鉄だったことを 時報とともにお知らせします ポストの口々へ 定型分をねじこみ歩く 茜しひびの林道、葉ずれ きみもこうやって拐われたんだね 夕日が沈んだせぇので 結ばれない句点を おはじきにした

詩:てんせん

にくたいも れいこんも なんだろう点線みたいだから ボンドでごまかすように 絲にすることが…

柿沼オヘロ
7か月前
21

詩/ミディアムポエム:花曇り

花曇りの重ね塗りで 空の下地を忘れている 名付けられたことの安寧 上目だけの遊歩道 引力の死…

31

詩:よし よし

うどんこ病の おけしょうに身をひそめて かおをまっ白にした はだにの卵たちは 葉脈のなだら…

柿沼オヘロ
7か月前
31

詩:耳鳴り

わたしに耳鳴りを与え 静けさを奪い だれかが 静かの膨らみのなかで 窒息しかけていることだろ…

柿沼オヘロ
8か月前
20

詩:海竜

えらに勝手に入り込む 雨風いっぱい光もいっぱい 選り分けなんて やってられない わたくし海竜…

柿沼オヘロ
8か月前
19

詩:絵図にひそむように

あめつちのはじめのとき (天地初發之時…) 読んだこともない一節は だれの元からここへ来た…

柿沼オヘロ
8か月前
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詩:あめんぼ

あたまに大福が詰まっている 瞼を押し返すあたり みっちりしてて美味しそうだ ただ ここに作るのはいかがなものか はじめからやり直す義務ができている 涙腺をぬかるませ 青田んぼまでかえす頃 わたしの長靴で蛙がないている せわしない雨ん坊たちが 輪投げじまんの序列を決めている まつ毛が少しくすぐったい 砂糖がどこかで焦げている あずきを鍋に入れ忘れている 火消しでしたら 少しの涙で足りましょう ええ むろん駆けつけますとも この輪がうまく入るまで いましばらく