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なぜ私は社会科教育について研究するのか?

はじめまして。ゆきと申します。

現在は大学院生として、社会科教育について日々学びを深めています。ただ、一般的な大学院とは異なり、プロフェッショナルな学校の先生を育成することを目的とする、「教職大学院」と呼ばれる機関で学んでいます。そこでは、教科教育、主に社会科教育の理論や実践の在り方に関する研究を行っています。今日は、なぜ私は社会科教育について研究しているのか、3つの想いを改めて整理してみようと思います。

1.社会科が好き(得意)だったから
 私は小学生の頃から社会科が好きでした。これといった理由は思い当たりませんが、学校の外へと足を運び、自分の住んでいる地域の人々(消防署や警察署、農家の方)と触れ合う経験や、自分の住んでいる地域の外(他県や日本全体のこと)について学ぶことがとても楽しいと感じていました。
 中学校・高校に入ると、小学生の頃に感じていた楽しさは感じなくなりつつありましたが、先生の授業はとても面白いと感じていましたし、何より、テストで高い得点をとることを楽しく感じていました。特に、高校での世界史の授業は非常に面白く、先生の話に耳を傾けつつ、教科書や資料集を読み漁ることが、趣味になっていました。

2.社会科の面白さを伝えたいと思うようになったから
 そのような小・中・高で感じた社会科の面白さを、今度は自分が子どもたちに伝えたいと感じ、教師を志すようになります。大学では、教員免許状の取得を目指し、社会科教育を中心に、教育の様々な分野についての学びを深めていきました。4年次には、小学校と高校での教育実習を行い、小学校の教員免許状と、中学校社会科の教員免許状を取得、さらには夏に行われた教員採用試験に無事合格することができました。晴れて、社会科の面白さを伝えることのできる権利を得たのです。

3.社会科教育についてもっと学びたいと感じたから
 そのような大学時代を過ごしたのですが、4年間での学びは必ずしも社会科教育を専門としたわけではありませんでした。専門は小学校教育なので、社会科だけではなく全ての教科の指導法について勉強しましたし、卒論は図画工作科教育について論じました。社会科教育だけに限らず、教育の様々な分野の知見を増やしたいと考えたからです。今振り返ると、この判断は決して間違いではありませんでした。しかしながら、教師を志すきっかけとなった、社会科の面白さを伝えるためには、さらなる勉学が必要と思うようになり、卒業後は大学院へと進学し、自分の好きな社会科教育について深く研究しようと考えたのです。

以上の3つの想いから、私は社会科教育について研究しようと考えたのでしょう。大学院で研究する動機としては幼く、未熟であると感じるかもしれません。しかしながら、2年という短い時間を無駄にしないためにも、この初心を忘れずに、今後も勉学と研究に励みたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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